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【ボードルア様QA】5/27神戸投資勉強会in東京メモ

5/27(土)神戸投資勉強会in東京開催しました!
東京での開催が10回目となりました、ご参加の皆さんいつもありがとうございます。
今回登壇いただいた企業のうち、ボードルア様のQAメモを下記に記載します。
ボードルアさんは1月に続き今年だけで2回目の登壇となりました。


◆Q. ITインフラストラクチャに特化しているとなぜ利益率高い?

◇A. 今まではITシステムが単純だったので、システム会社がアプリケーションに主軸を置きながらシステム全体を満遍なくやっていたが、複雑化・高度化している時代背景の中で、専門型ブティックというものが出てきた。DX専門、AI専門、データサイエンス専門等。当社もそれにあたり、ITインフラストラクチャの専門ブティック。競争優位性が高まることによって利益率が高くなる。

◆Q. 今期営業利益率について

◇A. このまま順調にいけば上がっていくが、2027年以降(中計以降)の準備のために採用を増やしたりするので、いっても20%。純粋に採用も増やさず、何もしなければ増える。

◆Q. ITインフラストラクチャ専門のプレーヤーはあんまりいない?

◇A. もう少し広く、クラウド専門等領域が重なっている会社は当然ある。ただしクラウドの中でもアプリケーションサイドであったり、販売メインであったりするので、完全に同じ領域のプレーヤーはあまりいない。

◆Q. 年率30%成長が可能な理由、市場が伸びているのか、他社を食っているのか

◇A. 従来型のインフラストラクチャが下がって、先端技術分野が伸びているのでITインフラストラクチャ市場自体は微増。
当社の競争優位性が高まっていることが理由。
従来のシステムが単純だったころは、満遍なくやっているシステム会社がチームを組成しようと思ったら、数社に声をかけて、数社が手を挙げてダンピングになっていた。技術が難しくなってきたので、10社声をかけてもやっと1人を集められる程度で連合軍になってしまい、利益が散ってしまう。
また、一般的なエンジニアはITインフラストラクチャ以外の経験年数も積んでいることが多いため、平均年齢が高いことが多い。
当社の場合はピュアにITインフラストラクチャのみをやってきているので、1社でチームを組成できるし、平均年齢も低い。
また、複数の技術の知識(クラウドとロードバランサーとSDN等)が必要になった時に、それぞれの人数が必要になるところを、当社のエンジニア一人でまかなえるので、人数も少なく済むというコストメリットも出る。
どこのシステム会社のHP見てもDX、AI、クラウドとは書いてあると思う、どこまで特化できるかになってきていて、特徴あるシステム会社が存在感がでて来ている。

◆Q.通信キャリアの案件はどのような業務内容か

◇A. 5Gのネットワークは基地局サイド/ITサイドに分かれる。当社は基地局サイドはやっていない、ITシステムの組み上げ部分を当社がやっている。
その他はクラウドサービス、セキュリティサービスなどのITインフラストラクチャ部分を担っている。

◆Q. 5G投資の終息は影響があるか

◇A. 基地局サイドの需要は一旦落ち着いているが、5Gを利用したITサービスは今後増えていく。当社のやっている領域は、通信キャリアのサービスに限らず全業種が対象のため、通信キャリア以外の顧客も増えてきている。ITインフラストラクチャをクラウド化する、ネットワーク仮想化を取り入れる等は、どの業界でも需要がある。

◆Q. セキュリティサービスとは、PCやスマートフォンに入れるセキュリティソフトのようなもの?

◇A. 端末にインストールするようなセキュリティソフトなどはやっていない。ネットワークレイヤーの中のセキュリティ部分。

◆Q. ハードをやっていないとは?

◇A. IT業界の会社は販社機能を持っているところが多いが、当社は販売はやっていない。販売をやっていると販売元からの影響を受けやすいと思われる。利益率が高い理由の一つではある。

◆Q. 専門人材・高度専門人材、一人当たりの売上が他社より多い?

◇A. プロジェクト単位で利益管理していて、またレベルも一人一人全く違うので、一人あたりの売上で考えていくのは難しい。専門人材といっても25歳なのでめちゃくちゃ高度ではないが、エンジニアと呼べるようになってくるのが3年生ぐらい。そのイメージで言うと専門人材・高度専門人材の合計人数が倍になったら、収益もおおよそ倍になる。
実際は先行投資人材・専門人材・高度専門人材でそれぞれ収益性が異なるので、全社員数に対して30%社員数が増えたら、30%売上が増えるわけではない。
IPO前から大量採用をし始めて、今後は大量採用した層が高度専門人材になっていくので、増加幅も増えていく。

◆Q. なぜ若い人の採用の方がいいのか?

◇A. キャリア採用はIT業界では難しい、アプリサイドならまだ転職市場にもいるが、ネットワークになると更に人数が少ない。
一般的なエンジニアは技術が散っていて、10年やっていてもネットワークの経験が4年だったりする、それであれば当社の4年生の方が若い。
専門人材はおおよそ3年生以上だが、専門人材レベルは採用できないから未経験から採用するので3年、文系と理系の差も半年ぐらいで埋められるので、文理も問わずで半年、合わせて3年半さかのぼって採用している。育成に時間がかかるが、キャリア採用するよりは確実で事業計画が立てやすい。

◆Q. 一つの顧客の中での横展開はある?

◇A. ある、クラウドサービスの案件からセキュリティサービスに展開していくなどある。

◆Q. 営業は多くは要らない?

◇A. 多くは要らないが、IPO直前位までは3人だったのが、今は10人で選別受注出来ている。半導体不足で機器納品が1週間遅れたとしても、1週間分の案件をすぐに持ってこれるぐらいには需要過多。需要過多なので、あとはそれを専門人材・高度専門人材の数を増やしながらどれぐらい処理できるか。

◆Q. 選別受注とは

◇A. よりエンタープライズ、より先端技術分野割合が多い案件の獲得。

◆Q. ストックとは

◇A. サービスの運用部分、サービスが継続している限り継続するものでSaaSのストックとは違う、収益の安定性をもたらしているもの程度。

◆Q. 安定している分野?

◇A. 電気ガス水道と同じ、ITにおけるインフラ部分なので景気の影響は受けにくい。

◆Q. 平均年収が低い?

◇A. 現在社員の半分ぐらいは1・2年生で、平均年齢が27歳ぐらいなので低く見えるかもしれない。また最初が特に低く、専門人材の途中から早く上がっていく給与モデル。

◆Q. 採用の仕方

◇A. キャリア採用はやっていないので全員未経験採用。人材紹介会社、ダイレクトリクルーティング、ナビ媒体、リファラル、インターンシップなど色々組み合わせながらやっている。あとはITの基礎の勉強会を大学生向けにやっていて、無料で資格取得の支援をしたりもしている。

◆Q. 採用する学生の層

◇A. どの層でも育成ができるので、極端な話どんな背景の方でも大丈夫だが、育成に時間がかかる。今は主に文系・理系問わず普通の四大卒から採用をしている。

◆Q. KPIは何か

◇A. 専門人材、高度専門人材の人数推移。あとはエンタープライズ比率と、先端技術分野の比率が上がれば競争優位性が高まる。

◆Q. 離職率はどのぐらいか。

◇A. 全体で10%ぐらい、その中でも1~2年生の離職が一番多く、高度専門人材の離職は少ない傾向。

多くのご質問ありがとうございました!!

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