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【レースレポート】第 35 回全⽇本⾃転⾞競技選⼿権⼤会 MTB XCO

ご無沙汰しております。副島達海です。

11月20日に行われた、第 35 回全⽇本⾃転⾞競技選⼿権⼤会MTB XCOに参戦してきました。
結果は…

男子U23クラス 優勝🥇
やりました✨良かった、良かった…
まだ自分でもよくわかっておらず、ふわふわとした気持ちですが今回のレースもサバイバルなレースとなり、FeedBackしていきます。

先ずは、少しの間レースレポートが書けておらず、申し訳なかったです。
ボキャブラリー貧民喋るの下手文字書くのも下手。いつもレースレポートをヨダレ垂らしながらめっちゃ効率悪く書いてたので、毎週レースになると書く暇がなくなってしまいました。
少なからずレポートを楽しみにして頂いている方々もおられますので、前よりは簡素なものになっていくかと思いますが、ぜひ見て頂けたらと思います。

ーRACE INFORMATIONー

大会名 第 35 回全⽇本⾃転⾞競技選⼿権⼤会 MTB  XCO

開催日 2022/11/20

場所 静岡県 伊豆市 自転車の国 サイクルスポーツセンター MTBコース

クラス 男子 U23

周回数 4周

出走時間 14時15分

天候 雨

路面状況 マッド

2020オリンピックで使用された世界基準で作られたコース。
国内では最高レベル。
走れるだけで自慢できるコース。


ーBIKE INFORMATIONー


BIKE/GIANT ANTHEM⁡ 2022⁡

TIRE/MAXXIS iKON 2.25
気圧1.15BAR



WHEEL/DT Swiss XRC1200スプライン29⁡ 30mm

タイヤは悩みに悩んだ結果、iKONの2.25、DT Swissの30mmワイドリムを使用。
この組み合わせがかなり良かった!

BRAKE PAD/Vesrah Pad


⁡SHOES/ LAKE MX332⁡


ー国内最高峰のコース、しかも雨…ー


3日前から会場入りし念入りに練習したものの、当日の天気予報は雨。
全日本の前哨戦として行われたJapan MTB Cup で皆と話していた、「これ雨降ったらやべーなー」が、現実になった。

桜ドロップ。 
ビビりながらも一応飛んでる

明らかにスリッピーになるロックセクション、それ以上にやばいと思われるふかふかな土のキャンバーゾーン。朝露だけでもスリップするような上りセクションでのガレた石。

どうなるかは当日にならないとわからないような状態だった。

ー当日ー


当日は曇りだったか、昼からポツポツと雨が振り始める
予想していたものの、どーなるんやこれ…ってなった。

雨は次第に強くなり、コースコンディションの悪化により周回数が5周から4周に変更、スタート時間も15分遅れた。

ースタートー


U23はエリート出走から5分後スタート。直ぐにエリートには追いつくと予想。
スタートは2列目。ホームストレートはとても長いため、トップで第1コーナーに入ることはコース状況がわからないし、まず先頭に出れないな、と思い落ち着いてスタートを切ることを選択。

第1コーナーは5、6番手で入るものの、先頭がスリップ。一気にイン側が詰まったためアウトから突っ込む。直ぐにドロップがあり、変なラインで突っ込んでしまうがどうにかパス。

わちゃわちゃ。 1人だけ変な方向行ってる。
てか、練習でスタートループ走ってなかったからそりゃそうなるわ。

天城越えエリアはなんとか走れたものの、森林セクションに入った途端に超スリッピーになり、走れるような状態じゃなかった。
想定内、想定内、と自分を落ち着かせて、無理なところは直ぐに降車して押す選択をする。そこで8位から4位ほどまで上げることができた。

最初に待ち受けるポイントは浄蓮の滝。AラインとBラインがあり、速くて難しいAライン、安全なのはBライン。リスクを選ぶか、安全を選ぶか。

前方にいた2人の選手がAラインに入ったを見てBラインを選択。
(てかAライン行ける気しなかった…)
Aラインに入った1人目の選手がミス。詰まってしまい2人目も止まっていた。
浄蓮の滝セクションで2人をパスし、2位に上がった。

トップとはあまり差がなかったので落ち着いて追いかける。
まだコースは序盤だったが5分先にスタートしたエリートライダーがチラホラと見えてきた。

photo by井上さん

桜ドロップの前でトップの選手をマーク。
とりあえず様子を見ようとしたが、桜ドロップ後のコーナーでエリートライダーが落車しており前が詰まる。
速攻降りて2人をパスし、トップに上がれた。

想定内、想定内。

photo by 井上さん

トップに出たものの、前にはエリートライダーがいて、積極的に声掛け。
皆さんちゃんと避けてくれる。自分が走るので精一杯なのに避けてもらうのが申し訳ないが、しっかりお礼を言いながらパスさせてもらった。 

タイヤはiKONを選択したが、ノブは高く、ロックセクションでは安定感するものの、細かいブロックなので濡れた路面での上りセクションではグリップ不足が感じられた。
ロックセクションは一瞬だし、もっとグリップ重視でアーデントレースを使用したほうが良かったかも。

2周目に入りトップとは40秒ほどの差があり、トラブルがないように落ち着いて走った。
しかし、グリップ不足で降車するこも多く、追いつかれるかもという不安はあったが、焦りはこのレースで一番の敵だと思い、マイペースで着実に走った。

枯山水エリア。 安全策で押して降りたが、2番手の選手は乗車で突破したらしく、一気に差が縮まった。


 
3周目、2位の選手が猛追して来て一気に追いつかれる。そしてパスされ2位。グリップの効くタイヤを履いており、ガンガン踏んで、ガンガン下りを攻めていた。
しかし、あまり差は広がらず、落ち着いて後ろに張りついた。
すると上りセクションで先頭の選手がスリップ、抜き返す。
少し差が開いたものの気は抜けず淡々と走っていると、登り返しのセクションで2番手の選手が落車、トラブルがあったようで復帰に時間がかかり、1分ほどの差が出来た。

3周目後半にはリアディレイラーに泥が詰まりシフトができないトラブルもあった。ピットで水をもらい、バイクを労る。

3周目での差が決定打となり、4周目はそのまま独走。
去年のジュニアクラスから2年連続での全日本優勝が出来た。

真っ黒すぎる

ーレースを終えてー

先ずは大きな怪我なくレースを終えれたのは本当に良かった。
トラブルも少しあったが、致命的な物はなく、怪我につながりかねない大きな落車も無かった。

コースと向き合い、落ち着いて走れた


枯山水のセクションはリスクを避け、フル降車で行ったものの、2位の選手は果敢にフル乗車を目指して、2周目で成功し、追いつかれた。しかし、3周目では大きく転倒して、逆にタイムロスになった様だった。

コースの半分くらいを押して走るレースとなり、みんながうまく走れず気持ちが落ち込む中、レース前から様々なコース状況を想定し、すべての出来事を想定内として捉え、落ち着いてこなせたのではないかと思う。

ちなみに、2年ほど前のシクロクロスの全日本でもコースの殆どを担いで走るレースがあった。あの時の記憶を思い出し、あの時よりマシだ、と思い走った。

もし晴れだったら…


しかし、あまり考えたくはないが逆にドライコンディションだったときの事を考えると勝てただろうか…なんて考えたりもした。
こんなコンディションだったから勝てた、そんなことは思いたくないが、フィジカル面ではまだまだ勝てないレベルだったのではないか、とも思った。

来年も優勝。

今年はU23クラス、1年目。
1年目で優勝できたのは良かったが、来年、再来年も勝てるように練習を続けていきたい。
それでこそ今回の優勝がまぐれでは無いと示せると思う。
気持ちを切り替えて、また練習に励みたい。


今回のレースもたくさんの応援、サポートによって走り切ることができました。
いつもお世話になっている皆様に優勝という形で恩返しができたのかなと思います。

MTBは一段落したものの、CXシーズンはこれからが本番です。
この流れに乗って、CXシーズンも走り切りますので、これからもよろしくお願いします。
本当にありがとうございました!

高野さん、素敵な写真ありがとうございます✨


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