2023年8月某日 報告したところ・・・
今日初めて同居することを親に伝えた。
今まで言ってなかったんですか?! ええまあ・・・離れて暮らしてるし・・・40代の娘が何しようが今更・・・とも思ったし・・・あと母親には精神的な波があるのでタイミングを計っていて、ここまで引っ張ってしまった。。
母は黙った後「良かったね」と言った。泣いていた。
母は私が7歳の時、今の私くらいの年齢で未亡人となった。
いまどきのシングルマザーという言い方はあまりなじまない。
その後は再婚せず私と弟を育ててきた。
弟は、割とうまく人生を渡っている(今のところ)。
しかし、母から見た私は、
自分とはまったく嗜好や価値観の異なる、育てにくい娘。
性格にかなり難あり(ちなみに母にも相当な難がある)。
大学までかなりのお金をかけたのに、仕事も住居もどんどん変えて全然落ち着かない。
私が誰かと生きていくなど無理だとあきらめていたのだろうな・・・
ちなみに我々が制度的な婚姻をするかは諸事情あってまだわからないのだがな・・・
などと私が(頭ごなしに反対されなかったのでほっとして)感慨に浸っていると
唐突に母親の自分語りが始まった。
要約すると、
41年間、母の娘をしてきたが、こんな話は初めて聞いた。
事実は小説より奇なり。
足元(家族)にこそ面白ネタが埋まっている。
ていうか、母は最終的に全てを自分語りにしていくところが、本当に私と似ている。
残念なのはもう父側からの話が聞けないことだ。
父側からの話も聞いてみたかった。
母はぜったいに「盛ってる」から。
まあ、波乱バンジョーな親のもとに生まれて、おもろいし、良かったかな~と思ったのであった。
もちろん私の家も(みなさまと同じように)子どもの頃から今に至るまで様々なことがあったわけだが、少なくともこういうことが話せる・聞ける関係性があることだけで、ありがたいことだと思った。
みなさんもぜひ、親の出会い、なれそめ、結婚に至るまでを、きいてみてください(笑)
「お見合い」だったとしても、そのお見合いでピンと来た(※死語)瞬間とかがあるのかもしれない。
お子さんにも「自由研究」として勧めたい。
親のなれそめは自分のルーツ。それを親から直接聞くのは、もちろん衝撃の事実もあるのかもしれないが、おおむね、いいことなんだと思います。