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2024.7 こういう夏もある。。。

7月半ばにコロナに感染し、カロナールのみで自己の免疫で治したのです。

その後、

どうも体調が戻らず・・・

そして先日

救急車に乗りました(汗)

いやー、救急車、意識がある状態で初めて乗りました…。
(一度乗ったことがあるがそのときは急性アル中だったため記憶なし←若い頃の話です…)

大阪市の救急隊の方々と、病院の救急外来の方々には感謝しかありません。
(ピーポーピーポーってサイレンが聞こえてきたときは本当に安心した)

職場の方々には本当に申し訳なく・・・
ご多忙の中わざわざ私のために付き添ってもらい(付き添いが必要なので)
本当に申し訳ない・・・。
無理して職場に行くと迷惑かけちゃいますね。
きりっと休む勇気も必要。(ただ、先週コロナで休んだため、申し訳なくて休みにくかった。。。非常勤はそのコマを一人で受け持っているので、突然休むととても大変なのです。。。)

でも、まあ、お互い様ですね! 
病気なんだからしょうがない、という開き直りも必要。

結論から言うと、CTもMRIも撮って、脳には全く異常なかったです!

じゃあなんであんな痛かったんや! 謎! 人体って不思議ですねえ。


▼経緯

そもそも朝起きたときから頭痛(片頭痛)があったのですが、
頭痛の処方薬を飲んで頑張って学校へ行き、4コマ授業。
しかし授業の途中から「あ、これヤバイかも…」となり、授業はなんとかやり切ったものの、終わったと同時にあまりの痛みで立ち上がれなくなり、職場の方々がめちゃくちゃ心配して救急車を呼んでくれました。

そもそも片頭痛も今年の春に発症(もともと頭痛持ちだったがこんなにひどい頭痛はなかった)。
中年になるといろいろあります! 
頭痛外来にもかかっているのですが、どうもコロナにかかってから頭痛が消えず。薬でごまかしていたのですが、その日は薬も効かずバクハツしてしまった感じです。。

しかし意識もあるし、頭痛以外にやばい兆候(手足のまひなど)もなかった俺は、緊急性それほどなしと判断されたようで(正しい)、比較的ゆったりした雰囲気の中で搬送されました。

不謹慎ですが、もともと医療ドラマ・小説が結構好きで、今はクドカンの「新宿野戦病院」を見ており、頭痛がひどい中でも冷静に観察する俺(←めっちゃ意識ある)。

3人も隊員の方が来てくれて、車いすに乗るとそれがストレッチャーに変形して運ばれる。すげえ。高機能。そのまま職場を出る。めっちゃ大げさで恥ずかしい…。しかし立って歩けないので仕方がない。。。

車内で、持病と飲んでいる薬をきかれ、免許証を確認(生年月日と住所を確認している)。
「ピーポーピーポー」とサイレンを鳴らしながら、受入病院まで走行。
あの「直進しまーす、ご協力ありがとうございまーす」ってやつも言ってるよ。本当に申し訳ない・・・・・・・・・・・。

▼受け入れ

例の「イチ、ニ、サン!」っていうやつやってもらえるかなーと思ったんですが、比較的元気なので(笑)、「自分で移動してください」となりました。。よっこらしょい。

救急外来って、ものすごい怪我の人や意識不明の人も来るところなので、私のような軽い症状で本当に申し訳なかった(でも本当に辛かったし、万が一脳の異常も心配だったので、とてもありがたい)。

とりあえず、ぱっと見て思ったのは(観察)、患者は老人が多い、そして働いている人は若い人が多い! 男性みんなマスクの上はイケメン! 髪型もお洒落(マスクするから髪型くらいしかお洒落するところがないのだろう) 。
女性も若い人から妙齢ベテランの方まで、笑顔と声掛けを絶やさず働かれていました(細かいことでもきちんとお礼を言うのが印象的でした)。

あとは看護師さんがとても優しくCTとMRIへ(寝たまま)運んでくれました。

▼憧れ?のMRI

そうそう、私、MRI初めてだったんですよね!!!!(興奮)
小説などでは「消火器がくっつく」ほどの磁力が発生すると聞いていたので、あらゆる金属(ヘアピンも)外すのも納得。タトゥーが入っていないかも聞かれます。

技師の方からも「狭いとこ大丈夫ですか? まあ、10分くらいなんで頑張ってくださーい」とゆるく送り出されました。
閉所恐怖症について聞かれるのですが、私の感想ですと、閉所というほど閉所ではない。完全に体全体が狭いところに入るわけではなく、私の場合は頭だけが(ディ●ニーの、スペースマウンテンみたいな空間に)入っていっただけなので、閉じ込められているという感覚はありませんでした。

放射線と同様痛みは全くありません。

で、トンネルの中でガンガン音が鳴る、という噂は聞いてたんですが、

宇宙人が攻めてきた

みたいな音がずーーーっと、かわるがわる、いろんな方向からしました。

ガガー! ピーピーピー! ガンガンガン!!!

え、こわ・・・ウケる・・・。

▼そして恐怖のお会計へ、これだけはみなさんにお願い!

私より10歳以上若そうな女性の先生が、目線・舌の動き、手足のチェックをしてくれて、結論からいうと脳は大丈夫!と教えてくれました。

CTは輪切りの映像が見られて、
MRIは脳の血管が3Dみたいな感じで見られました。
ほほうー。おもろ。

何もなくてよかった・・・(´-`)

病院に搬送されて休んでいたら、特に何も処置されなくても、激烈な痛みが収まってきたので(まだ痛みはあるが)、「お大事に~」とそのまま会計へ行く。

しかし!!!

その日、たまたま「保険証」も「マイナンバーカード(保険証紐づけ済)」も持っていなかった私は・・・

10割負担!!!!(THE実費)

ぎゃあああああああ!!!

救急車は無料だとしても医療費は・・・CT、MRIも撮ったので、
きれいめワンピース1着分くらいの値段しました・・・。

※手続きすれば(通常負担分を超えた部分は)返金されるそうです。

みなさんに伝えたい。

保険証は、常に携帯してください!!! 何があるかわかりません!


▼片頭痛その後

救急外来から自力で帰って来れたものの、
薬を飲んでいいかどうかがわからず、また痛みがぶり返し、
翌日も仕事を休むことになってしまい・・・。

這うように頭痛外来へ行って「注射」を打ってもらいました。

注射! 頭痛に注射!? と思いましたが(太ももに打つんだよ) 
これが効く! 
かと思いきや2時間くらいで効果切れる!

医者にいろいろ指示をもらって、薬を飲んだりし・・・

そして今に至る。

今日から夏休みなのが救いです(もともと勤務予定がなかったのでこれ以上休まなくてよい)。

ちなみに、コロナと頭痛で休んだ分は無給! 
なお、どれだけ働いていても有給はもらえない!(そういう契約!)

しかしそのサンクコストを考えても仕方がない。
元気になったらまた稼げばいい、よね。。。

▼georg氏

氏は、(文章は能弁ですが)普段は無口、正直、感謝の言葉などはことさらに言わないタイプの「日本男児」です。

でも今回、私がどれだけ体調が悪くても、もくもくと自分の生活を守り(具体的には自分でごはんが作れて食器も洗えて、自分のことは自分でする)「無理して家事しなくてよい、寝ていてよい」とお墨付きをくれました。

代わりに掃除してくれるとかではなく、「別に掃除しなくていいやん」という方向(笑) でもそれで結構精神的にラクになるんですよね。。
二人とも掃除が大のニガテなので「ちょっとくらい掃除しなくても死なへん」という理屈でやってます。

これらの痛み、救急外来、出費など、一人で耐えていたら不安と孤独で精神崩壊していたと思う。
人と暮らせる幸運、ありがたみを、改めて感じました。

▼病気になってやっとわかったこと

痛み、とは非常に主観的なもので、
もしかしたら私は痛みにかなり敏感なタイプなのかもしれません。
いやーでも、片頭痛の発作は、本当に本当に痛くて辛くて、何も考えられないのです。これは私にとっては、嘘ではないんです。

痛みを信じてもらえないかもしれない。それが一番怖かったです。

でもそれをそのまま「痛いんですね」と受け入れてくれて、
たぶん疲れている中、優しくずっと対応し続けてくださった
救急の方、病院の方に、改めて大いなる尊敬を抱きました。

もちろん病人に対応する訓練や、職業上の心得・慣れもあるのかもしれませんが、あんなに人に優しくできるってすごい。

当たり前のことだけど、改めて、医療人って素晴らしいと思いました。

痛みは人格(人としての最低限のモラル)を奪っていく。
余裕を奪っていきます。人に対して感謝や丁寧な言動ができなくなったり・・・。
でも他人から優しくしてもらうことで、それが戻ってくる、なんとか自分の人格をつなぎとめようとできるんだと思ったなあ。

たまたまかもしれませんが、救急外来の患者は高齢者ばかり、対応するスタッフは若者たち。
日本の高齢化社会を垣間見ました。

そしてこんな中、医療を志す若者がいてくれることがありがたい。
自分が余裕なかったら人に優しくなんてできない。
給料とお休みをたくさんあげてほしいと思いました。

今は薬で落ち着いています。
頭の痛みはずっとその辺にあるけど、あまり意識しすぎないようにして、安静に過ごそうと思います。

いつかは良くなるでしょう。

そんな夏休みの始まりでした。

みなさんもご自愛ください。
もし体調が悪くなったら、焦らず、自分の回復力を信じて、楽観的に過ごして、療養してください。

きりっと休む勇気!


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