京都サラブレッドクラブ2023年産募集馬検討

※備忘録を兼ねた個人的な見解の羅列です。
※馬体画像、歩様動画を確認後評価が大きく変化する可能性があります。


①アンティグラビティ2023

父:エスポワールシチー 母父:エンパイアメーカー
Northern Dancer S5 x D5 x D5
Hail to Reason S5 x S5
牡 鹿毛 3/23生
生産牧場 浜本牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・高橋義忠厩舎
総額1,320万円 1口あたり26,400円
体高153
胸囲171
管囲19.5
馬体重438

三代母のシルバーレーンからはブラックホーク、ピンクカメオ、カウアイレーンなど。
半姉レヴィテーションはダート1200mで2勝。
エスポワールシチーも短いダートで結果は出しているし相性は悪くなさそう。
エスポワールシチーの通算EI中央0.87地方2.53とまあまあな水準。
しかし父の産駒のうち母父ミスプロ系で結果を残している馬は4代目までにMr. Prospectorが入っていることが多いので、5代目は少し遠く、スピード面で足りるかどうか不安な印象はある。
またエスポワールシチー産駒の牡馬の活躍馬は500キロを超える雄大な馬体を持った馬が多いので、今後の成長は必須か。胸囲も少し薄い。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

②アーベントロート2023

父:アジアエクスプレス 母父:フジキセキ
牡 栗毛 5/17生
生産牧場 イワミ牧場
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 栗東・佐々木厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高157
胸囲183
管囲20.4
馬体重451

三代母のユメシバイからはユメノシルシ、ショウワモダンなど。
母のアーベントロートは小倉の芝1200mで2勝。
アジアエクスプレスは通算EI中央0.59地方1.22と中央では少し厳しい成績。
父、母父の組み合わせは中央ではアジアノジュンシン、地方ではニシケンボブ、トゥースパークルと結果を残している馬がいるが、それ以外はかなり不振気味。
しかし全兄オリエンタルキングは地方2勝で中央でも掲示板入りが出来ている。
母アーベントロートの産駒は馬格があるほど成績がいいので、遅生まれながらすでに450キロ超えの馬格があるのもいい。
成長を確認して出資を検討したい。

出資意欲:△(様子見)

③ギフトオブザラック2023

父:ビッグアーサー 母父:ディープインパクト
Kingmambo S3 x D3
Northern Dancer S5 x S5
牡 鹿毛 3/30生
生産牧場 久保 秀雄
育成 加藤ステーブル
預託予定 栗東・小椋厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高161
胸囲178
管囲20.5
馬体重472

二代母フェミニンガールは紫苑Sで2着に入り、秋華賞にも出走。
ビッグアーサーは通算EI中央0.56。産駒が短距離に偏っていることもあるがイメージよりも低い。
父、母父の組み合わせでは朝日杯6着のサトミノキラリがいる。
サトミノキラリはMr. ProspectorのS4x D4だが本馬はKingmamboのS3 x D3になっており、より切れ味がプラスされている可能性もありそう。
父母父、母母父にKingmamboが入っている馬には今年の愛ダービー馬Los Angelesもいる。
ただし体高が高いため、ビッグアーサー産駒ながら短距離に向かない馬体をしている可能性があり、その点からいったん様子見をしておきたい。

出資意欲:△(様子見)

④クルソラ2023

父:シルバーステート 母父:Candy Stripes
Lyphard S5 x D4
Hail to Reason S5 x S5
牡 黒鹿毛 5/21生
生産牧場 グランデファーム
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・橋口厩舎
総額2,310万円 1口あたり46,200円
体高156
胸囲173
管囲20.0
馬体重428

母はクルミナル、ピオネロ、セレシオンを産んだ名繁殖。
そんな母の産駒は父の適正が強く出ているようで、この馬は芝の中長距離がメインになりそう。
シルバーステートは通算EI中央0.69とOPで目立つ産駒はいる中でなかなか結果を残せていない。
またシルバーステート産駒は前で粘りこむ形を得意としている産駒が多く、切れ味のある末脚を武器にした母のこれまでの活躍産駒たちとは傾向が異なる印象を受ける。
クラシック出走の夢を買うならば選択肢として有りか。
遅生まれなのもあり現状の馬体重は仕方ない点もあるが、シルバーステート産駒の牡馬には馬格がほしいため、今後の成長は必須となりそう。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑤コテキタイ2023

父:アメリカンペイトリオット 母父:サウスヴィグラス
Northern Dancer S4 x D5
牡 鹿毛 2/24生
生産牧場 高橋ファーム
育成 トゥモローファーム
預託予定 栗東・浜田厩舎
総額1,650万円 1口あたり33,000円
体高159
胸囲180
管囲21.0
馬体重483

地方で活躍馬多数の祖母チアリーダーからしっかり繁殖能力を引き継いだ母コテキタイも活躍馬多数。
アメリカンペイトリオットの通算EI中央0.60地方0.69とどちらも厳しい成績。
母は父方にA.P. Indy、Storm Catとスピードと持続力に裏付けがある配合で成功が続いており、今回の配合ではDanzigにより母系が引き出されることでよりスピード一辺倒な産駒になっている可能性もある。
しかし、父がアメリカンペイトリオットに変わったことで半兄トラヴェリンバンドより一口1万円以上募集価格は落ちており、体高が高いのは気になるが馬格もしっかりあるため、母のアベレージの高さを考えると出資する価値は十分にあると思う。

出資意欲:〇(出資したい)

⑥サンタテレサ2023

父:シニスターミニスター 母父:ドリームジャーニー
牡 鹿毛 3/05生
生産牧場 高橋ファーム
育成 加藤ステーブル
預託予定 栗東・西村厩舎
総額2,970万円 1口あたり59,400円
体高157
胸囲179
管囲19.5
馬体重469

言わずと知れたフルムの全弟。
母の兄弟にはジュベルムーサやカテドラルもいる良血。
シニスターミニスターの通算EI中央1.10地方2.42と優秀。
フルムよりも生まれも早く、より早期からの大きな活躍も期待が出来そう。
結局ネックになるのは募集価格。フルムの約3倍。回収が期待できるか。
様子見している余裕もないかもしれないので、素直に手を引くのも一考。
フルムの全弟としてではなく、サンタテレサ2023としてしっかり見極めたい。
募集時測尺はフルムよりも良さそうで期待値は高い。

出資意欲:△(様子見)

⑦サンバパレード2023

父:ビッグアーサー 母父:アドマイヤマックス
ノーザンテースト S4 x D4
Northern Dancer S5 x S5 x D5
牡 鹿毛 2/09生
生産牧場 高橋ファーム
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・飯田厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高155
胸囲174
管囲19.0
馬体重434

京サラで広がるサンバホイッスルの牝系出身で初産駒。
地方ダートで活躍する馬が多いが、父がビッグアーサーであり、母父がアドマイヤマックスはダートでの活躍が多いがレガテアドールのように父によっては芝でも走れるので、本場も芝の短距離で期待してよさそう。
ビッグアーサーは通算EI中央0.56と低いが、ノーザンテーストS4 x D4持ちからはブーケファロス、カンチェンジュンガと活躍馬が出ている。
個人的に今年のビッグアーサー産駒では一番面白そう。
生まれが早い割に馬格がないが、ビックアーサー産駒はそこまで馬体重を求められていないため許容範囲内か。
預託厩舎は最近成績が奮っていないが、母を管理したノウハウに期待したい。

出資意欲:〇(出資したい)

⑧サンバホイッスル2023

父:カレンブラックヒル 母父:サウスヴィグラス
Northern Dancer S5 x D5
牡 青鹿毛 3/11生
生産牧場 木村牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・安達厩舎
総額1,320万円 1口あたり26,400円
体高157
胸囲180
管囲20.0
馬体重478

地方ダートで活躍馬を輩出するチャームカーニバル牝系。
カレンブラックヒルの通算EI中央0.73地方1.16と思ったより悪くはない。
ただし地方はオヌシナニモノ、スマイルミーシャあたりに引き上げられている可能性がある点には注意。
最も活躍が期待できるのはダート短距離のため牝系との相性もよさそうで、将来的には地方ダートの方が活躍を望めそう。
半兄バトゥーキ、半姉バイアーナと測尺はほぼ同じで、期待値も同じくらい持てそう。
しかし一口価格が1万円以上高く、父を考えるとさすがに割高に感じる。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑨シルバークレイン2023

父:イスラボニータ 母父:クロフネ
牡 青鹿毛 2/10生
生産牧場 浜本牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 美浦・相沢厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高152
胸囲172
管囲19.3
馬体重431

こちらもシルバーレーン牝系の出身で初産駒。
イスラボニータの通算EI中央0.75地方0.52であり社台出身ということを考えるとかなり厳しい成績も、最近では重賞で活躍する産駒もさらに目立ってきており、イメージと違い晩成傾向があったか。
父と母父の組み合わせでは、スマイルアップなど。
父は母父アメリカ血統と相性が良いが、Mr. Prospector系がなお良しなので、少し割引。
相沢厩舎所属はいいのだが、早生まれの牡馬にしては馬体重が少なく、胸囲も少し薄いのはいまいち惹かれない。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑩タツサファイヤ2023

父:ブラックタイド 母父:サクラバクシンオー
Northern Dancer S5 x D5 x D5
Sir Ivor S5 x D5
牡 鹿毛 4/28生
生産牧場 岡野牧場
育成 加藤ステーブル
預託予定 美浦・牧厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高156
胸囲175
管囲18.8
馬体重455

牝系から目立つ活躍馬はいないが、母は芝短距離で3勝。
ブラックタイドの通算EI中央0.94地方0.70。外れ値が存在していることを考えると低く感じる。
父、母父の組み合わせはキタサンブラック等いるが、母シュガーハートの活力による部分も多そうで、現状産駒が目立っていない母でそれほど大きく夢を見すぎるのもどうか。
しかし牧厩舎、ブラックタイド産駒はダート中距離の成績が悪くないことも考えると組み合わせとしては面白く、出資する価値は感じられる。
生まれが遅いことを考えると馬格に成長の余地はあるため、様子見して成長を見守りたい。

出資意欲:△(様子見)

⑪チャリシー2023

父:エポカドーロ 母父:ハービンジャー
サンデーサイレンス S4 x D3
Mr. Prospector S4 x D5
牡 鹿毛 3/31生
生産牧場 高橋ファーム
育成 高橋ファーム
預託予定 美浦・新開厩舎
総額770万円 1口あたり15,400円
体高159
胸囲177
管囲20.5
馬体重446

二代母ブリガドーンは京成杯、フローラSで3着に入り、オークスにも出走。母から目立った産駒は現状いない。
エポカドーロは出走した産駒が少ないが地方1勝で中央では3着1回。
まだ出走数が少なく評価はできないが、出走頭数の少なさはかなり気になる。
測尺は悪くなく価格も安価なので、成長が見込めれば一向の余地はあるか。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑫ティザチック2023

父:カリフォルニアクローム 母父:Tiznow
Mr. Prospector S5 x S4 x D5
Incantation S5 x D5
Seattle Slew S5 x D5
In Reality D5 x D5
Numbered Account S5 x S5
牡 鹿毛 5/12生
生産牧場 前谷牧場
育成 ラフメット
預託予定 美浦・中川厩舎
総額880万円 1口あたり17,600円
体高155
胸囲176
管囲19.0
馬体重424

三代母Jeanoから広がる牝系にはアメリカでの活躍馬が多数。
カリフォルニアクロームの通算EI中央0.29地方0.52。
日本輸入後もそこまで成績は奮っておらず。
母父Tiznowは母父として優秀な成績であるが、タイタンクイーンの産駒と父サンデー系やサウスヴィグラスとの組み合わせが活躍の大きな割合を占めている。
カリフォルニアクローム産駒を買うなら牝馬かつ母父サンデー系かサウスヴィグラスが妥当か。
測尺は姉よりも良いが、個人的にはあまり出資意欲は湧かない。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑬ビーウィッチド2023

父:ビッグアーサー 母父:ハービンジャー
Northern Dancer S5 x S5
牡 鹿毛 5/02生
生産牧場 高橋ファーム
育成 加藤ステーブル
預託予定 栗東・羽月厩舎
総額990万円 1口あたり19,800円
体高155
胸囲178
管囲19.2
馬体重464

三代母ウィッチフルシンキングの産駒はロフティーエイム、メーデイアがおり、一族としてはサングレーザー、ディクテオンなども輩出。
ビッグアーサーは通算EI中央0.56。
父と欧州血統の組み合わせは目立った産駒がおらず、一番手は母父ノヴェリストのカンチェンジュンガだが、ノーザンテーストS4 x D4持ち。
母系は悪くはなく、測尺は直近の兄姉に比べて良いが、血統的な魅力が薄いと感じてしまう。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑭プレシャスガール2023

父:イスラボニータ 母父:Speightstown
Mr. Prospector S5 x D4 x D5
牡 栗毛 3/30生
生産牧場 上野 正恵
育成 加藤ステーブル
預託予定 栗東・高橋康之厩舎
総額1,210万円 1口あたり24,200円
体高152
胸囲171
管囲18.0
馬体重445

三代母VertigineuxはZenyattaを輩出した名牝。
二代母プレシャライジングはノーザンファームに繋養されている。
そんな名牝系出身で京サラの前身で高額募集されていた母の初年度産駒。
母含めプレシャライジングの産駒は結果を残せていないが、牝系を考えると期待値は十分。
イスラボニータの通算EIは中央0.75地方0.52。
短距離からマイルを走るには産駒のスピードが足りていない印象があるので、Speightstownとの配合は面白い。母父Mr. Prospector系との組み合わせはバトルクライ、プルパレイなどがいる。
ただし測尺の数字はいまいち。それ故の募集価格か。
おそらくすぐに売り切れることもないと思うので、いったん成長過程を見ておきたいが、出資したい意欲は高い。

出資意欲:〇(出資したい)

⑮ホウオウサファイア2023

父:パイロ 母父:サウスヴィグラス
Mr. Prospector S4 x D5
Northern Dancer D5 x D5
牡 栗毛 3/30生
生産牧場 山田 政宏
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・新規開業厩舎
総額1,485万円 1口あたり29,700円
体高151
胸囲173
管囲19.7
馬体重451

牝系に目立った活躍馬はいないが、枝葉を脈々と広げている一族。
母はサウスヴィグラスにアサティスの組み合わせにパイロを配合とダート色満載。父と母父の組み合わせでの活躍馬としては新馬戦でジュタロウに勝っているロワドゥサーブルがいる。
パイロの通算EIは中央0.87地方2.19。
母も大井の短距離で活躍していたので、正直地方の方が活躍は望めそうではあるが、中央でも馬体が伴えば活躍できる余地はあると思う。
価格は少し高めなので、いったん成長を様子見をしたい。

出資意欲:△(様子見)

⑯レディナデシコ2023

父:ディスクリートキャット 母父:ワイルドラッシュ
牡 黒鹿毛 3/23生
生産牧場 株式会社さとう
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・小栗厩舎
総額1,320万円 1口あたり26,400円
体高151
胸囲172
管囲19.0
馬体重441

二代母サッカーマムからはレディルージュ、リラコサージュ、ロードゴラッソなど。
母レディナデシコからは地方での活躍馬が多数。
ディスクリートキャットの通算EIは中央0.78地方0.95。
父、母父の組み合わせは中央で2頭中2頭勝利しており、3勝クラスで活躍中のアロットドリームがいる注目の組み合わせ。
母の産駒は中央で勝ててはいないが馬券内にも何度も入っているため、期待値は十分ある。
ただし胸囲が薄いのは気になるので、その点からいったん様子見しておきたい。

出資意欲:△(様子見)

⑰ワンメイク2023

父:ヴァンゴッホ 母父:フジキセキ
牡 鹿毛 5/25生
生産牧場 浦河育成牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 美浦・辻厩舎
総額1,100万円 1口あたり22,000円
体高157
胸囲175
管囲19.8
馬体重456

牝系からは大きく目立つ活躍の産駒はなし。
父ヴァンゴッホは初年度産駒でキャロットでも2頭募集がされているが価格も安価でそこまでの期待は感じられない。
父は欧州の芝は走れているが、American Pharoahは日本ではダート向きだし、そこにSadler's Wellsが入ると日本では重すぎる印象。
母父フジキセキと父Mr. Prospector系は好相性のニックスだが、キングカメハメハ、フォーティナイナーとの組み合わせが基本。
エンパイアメーカーとも結果を残しているが、四代父となると遠すぎるか。
芝ダートどっちつかずな感じになりそうな予感がする。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑱アンティフリーズ2023

父:ニューイヤーズデイ 母父:タップダンスシチー
Northern Dancer S5 x D4
Halo S5 x D5
牝 黒鹿毛 3/08生
生産牧場 前谷牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・新規開業厩舎
総額1,320万円 1口あたり26,400円
体高153
胸囲171
管囲19.5
馬体重412

こちらも三代母のシルバーレーン。
母は芝で3勝し秋華賞にも出走。
ニューイヤーズデイの通算EIは中央0.40地方0.96といまいちだが、ダート適正が見えてきて使い方が変わってきている印象がある。
母父タップダンスシチーはほとんど走っていないが、ダート中距離ならまだやれる感じなので、ニューイヤーズデイとの組み合わせは悪くなく感じる。
しかし馬格がなく、体高から短距離向きな可能性もあり、何とも微妙な印象を受ける。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

⑲ヴァーチュスター2023

父:アメリカンペイトリオット 母父:シンボリクリスエス
Gold Meridian S5 x D4
Tri Argo S5 x D4
Northern Dancer S4 x D5
Hail to Reason D5 x D5
牝 鹿毛 3/20生
生産牧場 岡野牧場
育成 吉澤ステーブル
預託予定 栗東・中尾厩舎
総額990万円 1口あたり19,800円
体高155
胸囲172
管囲18.9
馬体重437

三代母シンコウエルメスの牝系からはディーマジェスティ、タワーオブロンドンなどが輩出されており、二代母エルノヴァエリザベス女王杯3着など芝中長距離の重賞で活躍。
アメリカンペイトリオットの通算EI中央0.60地方0.69といまいちだが、父と母父の組み合わせは地方でそれなりに結果を残せている。
アメリカンペイトリオット産駒は母父サンデー系と相性がいいが、母母父にサンデーサイレンスがいるパターンでもブレスレスリーなどがいる。
芝中距離に適正が出る可能性もあり、価格も安価で悪くない。
測尺は物足りないが芝適正を求める場合は馬体重がありすぎてもよくないので、許容範囲内か。胸囲が薄いのは気になるが出資はしたいと思っている。

出資意欲:〇(出資したい)

⑳エナジーピエトラ2023

父:モズアスコット 母父:サウスヴィグラス
Miswaki S5 x S4
Mr. Prospector S5 x D5
牝 栗毛 2/13生
生産牧場 宮内牧場
育成 宮内牧場
預託予定 栗東・笹田厩舎
総額880万円 1口あたり17,600円
体高150
胸囲180
管囲20.5
馬体重452

牝系からは大きく目立つ活躍の産駒はなしだが、エナジーグランなどを輩出。
モズアスコットは中央4勝地方11勝と良好な滑り出し。
母父Mr. Prospector系の組み合わせはモズナナスターが勝利を挙げている。
父サウスヴィグラス、母父サクラバクシンオーのスピード配合の母にStorm Cat入りの父Sadler's Wells系との配合は非常に面白いと個人的に感じている。
新馬戦で高い持続力を見せたリリーフィールドのようにダートで高いスピードを発揮できればかなりの活躍を望めそう。
測尺も個人的にはかなり理想的な数値であるように感じ、価格もすごく安価に思えるので、複数口いくことも検討したい。

出資意欲:◎(出資する)

㉑クラリティーエス2023

父:スズカコーズウェイ 母父:シンボリクリスエス
Seattle Slew S4 x D5
Roberto S5 x D4
Northern Dancer S5 x D5
牝 青鹿毛 3/20生
生産牧場 イワミ牧場
育成 ラフメット
預託予定 美浦・伊坂厩舎
総額550万円 1口あたり11,000円
体高158
胸囲176
管囲19.0
馬体重436

三代母ブリリアントカットからは重賞活躍馬が多数輩出。
二代母以降は今のところ目立った活躍の産駒はなし。
スズカコーズウェイの通算EI中央1.00地方1.77と産駒の出走数は少ないが想像よりも高い。
父、母父の組み合わせではスズカコーズマンボなどいるが、母父ロベルト系は配合としては少し落ちる。
体高が少し高めなのでダート中距離で期待ができそうなのは血統的にも良い。
価格も安価なので、出資する価値は十分感じる。

出資意欲:〇(出資したい)

㉒シェリトリンド2023

父:ビッグアーサー 母父:ステイゴールド
ノーザンテースト S4 x D5
Northern Dancer S5 x S5
牝 鹿毛 4/23生
生産牧場 村上 進治
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 美浦・古賀厩舎
総額770万円 1口あたり15,400円
体高152
胸囲173
管囲19.0
馬体重393

二代母ラクカラチャはG1ナンソープSの勝ち馬。
ビッグアーサーは通算EI中央0.56。
父、母父の組み合わせはクリノマジンがいる。
これまではバゴとの配合が続いていたが、同じナスルーラ系でよりスピードを補完することを意識した配合のようで面白い。
ただ母父ステイゴールドのIEは中央0.44であり、牝馬はさらに奮っておらず、個人的にも母父ステイゴールドの牝馬はあまり積極的に出資したいとは思っていない。
馬体重もさすがに小さく、馬格はそこまで求められないビックアーサー産駒といえどさすがに小さいかなという印象。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

㉓ツバキエンジェル2023

父:イスラボニータ 母父:フォーティナイナーズサン
Mr. Prospector S5 x D5
牝 鹿毛 3/03生
生産牧場 グランデファーム
育成 グランデファーム
預託予定 栗東・吉田厩舎
総額825万円 1口あたり16,500円
体高155
胸囲175
管囲19.7
馬体重439

新馬戦から活躍中のグランカメリアの全妹。
グランカメリアのコメントにあるとおり練られた配合で、それを1歳下でも同配合でしてきたあたりグランデファームさんとしても手応えがあったのではないか。
イスラボニータ産駒と好相性の母父アメリカ血統のMr. Prospector系であり、期待値は十分かつ牝馬のためが兄より安価なため、とりあえず出資は検討しておきたいところ。
測尺は全兄よりかなり劣っているが牝馬であれば許容できる範囲であり、むしろ芝での切れ味があるタイプである可能性もある。
成長とグランデファームさんのコメントをチェックしておきたいが、出資意欲は十分持てる。

出資意欲:〇(出資したい)

㉔トゥルーアート2023

父:カリフォルニアクローム 母父:ダイワメジャー
Northern Dancer S5 x D5 x D5
Mr. Prospector S5 x S4
Hail to Reason D5 x D5
Numbered Account S5 x S5
牝 栗毛 5/05生
生産牧場 高橋ファーム
育成 高橋ファーム
預託予定 美浦・上原博之厩舎
総額440万円 1口あたり8,800円
体高153
胸囲163
管囲19.7
馬体重380

二代母イグジビットワンはGⅢ二勝でメートルダールを輩出。
母トゥルーアートはキャロット募集馬で1勝。
近親にはパラレルヴィジョンとなかなかの良血。
カリフォルニアクロームの通算EI中央0.29地方0.52。
父と母父の組み合わせでは芝中距離を走っているエルフストラックがおり、母父サンデー系ならばまだ大丈夫。
しかし遅生まれとはいえ、この測尺では厳しいように感じる。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

㉕ハナズルナピエナ2023

父:カレンブラックヒル 母父:アドマイヤムーン
サンデーサイレンス S3 x D4
Hail to Reason S5 x D5
Northern Dancer S5 x D5
牝 黒鹿毛 3/20生
生産牧場 白瀬 盛雄
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 栗東・宮本厩舎
総額550万円 1口あたり11,000円
体高151
胸囲176
管囲19.3
馬体重451

二代母ウインディーパレードからは地方で二桁勝利の馬が複数。
母の産駒は活躍具合がいまいち。
カレンブラックヒルの通算EI中央0.73地方1.16。
カレンブラックヒル産駒は地方の方が活躍している分もあるのか、サンデークロス持ちが不振。
安価ではあるが母の活力が物足りない部分もあり、手は出しにくいと感じるところ。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

㉖ビターココア2023

父:タイセイレジェンド 母父:トーセンホマレボシ
Mr. Prospector S4 x D4
ノーザンテースト S5 x D4
牝 栗毛 4/29生
生産牧場 村上 進治
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 栗東・羽月厩舎
総額660万円 1口あたり13,200円
体高157
胸囲182
管囲20.0
馬体重438

三代母ストームザミントの牝系からはエーデルワイス賞勝ち馬オノユウ、JBC2歳優駿勝ち馬ゴライコウ、札幌2歳勝ち馬セットアップと早い時期の活躍が目立つ牝系。
二代母ローズドサハラからは地方勝ち馬が多数。
タイセイレジェンドの通算EI中央0.39地方2.26と地方で優秀も、出走頭数が少ない中でスピーディキックが外れ値として存在する分か。
測尺は悪くなく、馬体重は遅生まれのため更なる成長が見込めそう。
母父トーセンホマレボシは出走頭数がまだ少ないとはいえかなり絶望的な数字でありその点はとても不安であるが、安価であり、当たれば早い時期から活躍を期待できそうなので、様子見しておきたい。

出資意欲:△(様子見)

㉗メルティングポット2023

父:カレンブラックヒル 母父:ハードスパン
Northern Dancer S5 x D4
牝 黒鹿毛 5/02生
生産牧場 高橋ファーム
育成 高橋ファーム
預託予定 美浦・新規開業厩舎
総額550万円 1口あたり11,000円
体高159
胸囲177
管囲19.8
馬体重420

牝系から目立つ産駒はおらず。
カレンブラックヒルの通算EI中央0.73地方1.16。
母父ダンジク系との組み合わせはオヌシナニモノ、アサヒ、ジュンウィンダムなどがおり好ニックス。
芝でも活躍の余地はありそうな配合である。
安価であり測尺も悪くなく、遅生まれのため馬体重も更なる成長を見込めそうなため、いったん様子見をしておきたい。

出資意欲:△(様子見)

㉘スターリーオレンジ2023

父:タイセイレジェンド 母父:サウスヴィグラス
フォーティナイナー D4 x D4
牡 栗毛 4/22生
生産牧場 岡野牧場
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 高知・工藤真司厩舎
総額660万円 1口あたり13,200円
体高156
胸囲178
管囲20.1
馬体重452

母からは地方活躍馬が多数。
タイセイレジェンドの通算EI地方2.26。
外れ値もあるが地方では活躍の余地があり、母父サウスヴィグラスのIEも地方1.56。
父と母父の産駒は存在しないので、その点も未知数ではあるが、地方での活躍に期待できる血統である。
さらに厩舎は高知のトップ厩舎であり、測尺も悪くないため、ぜひ複数口出資することも検討したい存在。

出資意欲:◎(出資する)

㉙タイムリメンバード2023

父:ベストウォーリア 母父:プリサイスエンド
Mr. Prospector S5 x S5 x D5
牡 栗毛 4/27生
生産牧場 ラッキー牧場
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 兵庫・柏原誠路厩舎
総額825万円 1口あたり16,500円
体高156
胸囲177
管囲19.6
馬体重467

三代母リーガルウェイズから広がる牝系には地方での活躍馬が多数。
ベストウォーリアの通算EI地方0.79。
母父は米国血統との相性が比較的よさそうで母父プリサイスエンドの通算IE地方1.24と悪くない。
ただし父、母父の組み合わせは3頭いるが成績が今のところいまいち。
そんな中で募集価格が地方馬最高というのは割高に感じる。
出資意欲は個人的にあまり湧かない。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

㉚ノワールフレグラン2023

父:フィレンツェファイア 母父:トーセンホマレボシ
Northern Dancer S5 x D5
Mr. Prospector S5 x D5
牡 青鹿毛 4/01生
生産牧場 村上 進治
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 名古屋・角田輝也厩舎
総額770万円 1口あたり15,400円
体高151
胸囲173
管囲20.5
馬体重416

二代母トロピカルブラッサムはGⅠ3着馬で産駒に浦和記念勝ち馬のピイラニハイウェイなど。
母はノーザンファーム生産のグリーンファーム募集馬で中央1勝。
父、母ともに初年度産駒。
三代父であるSpeightstownの産駒にはモズスーパーフレア、マテラスカイ、リエノテソーロなどがおり、フィレンツェファイア産駒も地方で通用する下地はありそう。
名古屋のリーディングトレーナー預託というのも期待値が上がる。
ただ母父トーセンホマレボシは割と絶望的な成績のため、ひとまず様子見しておきたい。

出資意欲:△(様子見)

㉛ピクニックランチ2023

父:エポカドーロ 母父:キングズベスト
サンデーサイレンス S4 x D3
Mr. Prospector S4 x D4
Shirley Heights S5 x D5
牡 鹿毛 4/30生
生産牧場 村上 進治
育成 MAXトレーニングファーム
預託予定 兵庫・柏原誠路厩舎
総額660万円 1口あたり13,200円
体高153
胸囲175
管囲20.0
馬体重406

三代母アトールは伊オークス馬で、その牝系には トーセンキャプテンなど活躍馬多数。
母も社台出身と牝系の裏付けはすごい。
エポカドーロは今年が初年度産駒だが、現時点までの出走頭数の少なさは気になるところ。
母父キングズベストの通算IE地方0.46で地方より中央芝の方が期待できる血統。
牝系は悪くないので、芝を走らせることを意識した配合のほうがよいのではないかと思ってしまう部分はある。

出資意欲:✕(おそらく出資はしない)

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