お料理四季彩 1月

<古称>
正月 睦月 祝月 初月 端月 太郎月 初春月 初見月 年初月 早綠月 正陽月 元月 嘉月 泰月


<野菜>

青首大根 京人参 堀川牛蒡 蓮根 海老芋 里芋 八頭 捏芋 大和芋 慈姑 冬菇椎茸 蕪 小蕪 なづ菜 芥子菜 小松菜

壬生菜 春菊 嫁菜 鶯菜 菠薐草 分葱 浅葱 京葱 大葉百合根 独活 早蕨 芹 三つ葉 萵苣薹 蕗の薹 芽甘草 菜の花

草石蚕 蜜柑 林檎 干し柿 金柑 三宝柑 凸柑 橙 柚子 苺 メロン


<魚鳥>

伊勢海老 車海老 甘海老 真鯛 甘鯛 真魚鰹(鯧) 糸縒鯛 金目鯛 平目 鰤 鯔 鮭 河豚 鱈 鰆 海鼠 鮟鱇 公魚 落鱸 菱蟹 松葉蟹(越前蟹・ずわい蟹)むつ 鮪 梶木鮪 真鰈 鮗 飯蛸 墨烏賊 白魚 鯉 鮒 鰉 帆立貝 蛤 赤貝 鳥貝 蜆 唐墨 鱈子 筋子 雀 鴨 兎 猪


<菓子>

勅題果 珠光餅 寒紅梅 若菜餅 此花 花弁餅 若菜金団 咲分

捻梅 赤福 常盤饅頭 旭餅 寒月 笑顏 丹頂

結び熨斗 残月 州浜 柳結 千代結 寿煎餅

越の雪 結松風 雪輪 長生殿


<茶花>

衝羽根 水仙 岩鏡 福寿草 寒牡丹 早梅 雲童梅 素心臘梅 猫柳 枝垂れ柳 宅助 白寒菊 土佐みずき

<一般季語>

元日 元日 元朝 四方拝 初日 初日の出 初詣 七福神 ・恵比寿 ・大黒 ・布袋 ・毘沙門天 ・福禄寿 ・寿老人 ・弁財天 一般参賀 三河万歳 十日戒 宝船 初空 初明かり 三が日 松の内 門松 注連飾り 鏡餅 鏡開き 蔵開き お節料理 お重 ・ーの重 ・二の重 ・三の重 ・与の重 数の子 田作り 祝着 雜煮 屠蘇 若水 人日 七草 七草粥 小豆粥 歯固め どんど焼き 左義長 年酒 初湯 初夢 ー富士二鷹三茄子 初曆 初芝居 羽子板 衝羽板 羽根突き 独楽 凧揚げ お年玉 獅子舞 猿回し 双六 福笑い 歌留多 百人一首 歌会始め 勅題 初荷 初市 初商い 初売出し 御用始め 仕事始め 新年会 年始 年始回り 年賀状 初便り 福引 破魔矢 蓮菜 俎板始め 若菜摘み 出始め式 成人式 書初め 結い始め 初釜 夜咄 鶴亀松竹梅 寒入り 大寒

<歳時記>

歳籠り...中国の風習の影響で大晦日の百八の除夜の鐘を撞き、歳を取らないよう一晩寝 ないで氏神(産土様)などの神社に参籠すること。

初詣...本来はえほうまいり(えハウまみり)年のはじめに恵方(歳徳神の来る方向)にあたる社寺に参詣して、その年の福徳を祈ること。恵 方詣。《季 新年陰陽道

正月、節供など年中行事の行なわれる日。節日(せちび)。物日(ものび)。 2節(せち)の日に作るごちそうや、お供えの餅。また、それをふるまうこと。節供(せちく)。
おせちりょうり:レウリ)(御節料理) 御節のうち特に正月のものをいう。煮物、栗金団、数の子、ごまめ、伊達巻などを、ふつう重箱につめて出す。
江戸時代の食積みという三方に米、餅、勝栗、橙、干柿、熨斗鮑、昆 布などの縁起物を盛って来客と共に食する習慣から鏡餅の習慣と重なり床飾り「蓬莱飾」 となり別に調理した昆布、黒豆、数の子、田作り等の縁起物が重詰めのおせちとなった。
一の重 祝着二の重 ロ取り又は謄 三の重 焼き物 与の重煮染め
春の七草(ななくさ): 正月七日に摘んで、七草がゆに入れる七種の若菜。芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、藁蓑(はこべ)、仏座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蕭薔(すずしろ)の称。
『参考』秋の七草
鏡開き...古来より朝廷で行われて来た歯固めの儀式(餅を食べて、歯の根を固めて健康の 増進を図る)が武家の時代に「御具足御鏡開き」として正月の床飾りの具足に供える鏡餅 (具足餅)に変化したもの。現在では十一日に行われる。縁起をかついで切るとは言わず 開くとした。この餅を雑煮か汁粉にして食べて一年の無病息災を願う。 商家では同じ日に新年に初めて蔵を開き、鏡餅と酒肴を食し商売繁盛を祝う。
小正月...十五日は旧暦の正月で小豆粥を食べる。映亡しをし、その年の豊凶を占っていた。農家では木の枝を折って、小鮮や繭玉をつけて餅花を作り豊作を祈願した。
二十日正月...西日本では骨正月ともいい、正月の終わりの節目である。 正月に備えた年着がこの時期には骨ばかりが残っているからと言われている。 鯛の骨と大根を煮て神に供える土地もある。

とそ【屠蘇)「とそさん(屠蘇散)」の略。 屠蘇散を浸した酒、みりん。正月に飲む。また、単に、年頭に飲む酒。《季・新年》中国伝来の風習で延命長寿の薬種といわれる。屠蘇袋に肉桂、山椒、白蒼(そうじさいしん桔梗、防風、細辛、乾姜などを調合し、酒に浸して造る。江戸時代まで。

雉酒・・・現在宮中では雉子(雄の抱き見を塩焼きして熱燗をかけたもの)が用いられる。

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