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ほくろのある顔(私は気に入ってるの)

こんにちは、ゆこゆこです!
最近、日本でも美容整形に対する許容が広がってきていると感じます。CMも多い気がしますよね。ゆこゆこの親戚も美容整形のクリニックで働いているのですが、連日大盛況だそうです。うちの母も、ヒアルロン酸だか美白だか、素人が聞いてもよく分からない成分を注射してもらう約束をしていました(笑)

ゆこゆこ自身は美容整形に今のところあまり興味はないのですが、5年ほど前に医療脇脱毛のため、美容整形のクリニックにレーザー照射をしていたことがありました。(結婚が決まり、ウエディングドレス着用のため、清水の舞台から飛び降りたのです・・・)
初回の問診の時だけ、院長先生が対応してくれたのですが、(そのあとの施術は看護師さん)その際の出来事が印象的でした。

ゆこゆこは永久脱毛には医療機関でしっかりレーザーを受けるほうがいい、との情報を仕入れた結果、たまたま選んだのが「美容整形外科」で、満を持して(勇気を出して)通うことにしました。
初回の問診で、院長先生にレーザー施術の説明をしっかりしてもらったのですが、脇の状態は特にみられませんでした。(恥ずかしいからよかった・・・)その代わり、じっとゆこゆこの顔を見てこう言ったのです。

「顔のほくろ、取っとく?」

え・・・・?

ゆこゆこの顔には、イラストのような(似てませんが)ほくろが色んなところに点在しています。そっか、私の顔って美容業界の方から見ると、”手入れしてない””修正したほうがいい”顔なんだな、と少しショックを受けました。
というのも、隣に立っている看護師さんは色白で、お肌つるつるで、しみもほくろもない綺麗なお顔だったのです。(後から聞くと、いろいろな施術を受けているそう)

ただ、ゆこゆこ自身は、ほくろをコンプレックスとして悩んでいたことは一度もなく、むしろチャームポイントだと思っていました。(今も思っています!)
なので院長先生には、「あ、大丈夫です^ω^」とあっさり断りました。先生は「そぉ~?安くできるんだけどな~」などとブツブツ仰っていましたが(笑)二度と会うことはありませんでした。

ゆこゆこは、おめでたい性格なので(笑)ほくろもチャームポイント、しみは嫌だけど、化粧でどうにかなるし、唯一スッピンを見る(被害者)夫くんも別に何とも思っていないようだし、まぁ、いっか。くらいに思っています。
でも、学生時代の友人の中には、街を歩くとナンパされるくらい可愛いのに、美肌は女の武器でしょ、だから顔のシミ取ってるの、数平方センチで1万円するんだけど、と笑っている子がいました。20代半ばで、生活費だけでカツカツなのに、就業後にバイトを掛け持ちして費用を捻出していました。

最終的には本人が施術によってハッピーになるなら、見た目のこともさることながら、心の平安のためにいいのだと思います。

でも、やっぱりなぁ~細い方が可愛い、色白のほうが可愛い、etc.は自分も価値観的には理解できるのですが、行き過ぎる価値観になりがちなのが問題なのかな、と思います。運動や栄養バランスを気を付けて、健康的に適正体重をキープするのはいいけれど、とにかく細い方がいい、とブレーキが効かなくなるのは危険なように。確かにしみも加齢の象徴ではあり、私的にもない方がいいんですが、あれって1回レーザーして消しても、またできるので、私の友人のように止められなくなる危険もあるんですよね。それは脅迫観念のようになるかもしれず、怖いことと思います。

美容整形をしたい人が悪いとは思いません。美しくなる努力は誰にも否定されるものではないからです。でも、画一的な美しさ、の基準などないし、個性的な美、も間違いなく存在します。

外国人(欧米は特にそうでしょうか)は、よく女性を褒めてくれますよね。だからなのか彼女たちの多くは、自信に満ち堂々としていて、実際美しいです。私も留学中、男女問わずよく褒めてもらいました(低い鼻が可愛い、一重の目がアーモンドみたいでいい、日焼けした肌が最高にセクシー・・・)が、日本にいたときは、嫌だな~と思っていたことばかりだったので、驚きました。
※白人の方の大きく高い鼻は、時としていじわるに見えるそう。低い鼻は赤ちゃんと同じで悪意がなく可愛く見えるんですって。日本人の中で大きい目や二重まぶたは、向こうでは平均的なことなので、それだけでは特徴にならないようです。白人の方は小麦色の肌に憧れているので、ファンデーションが自分の肌よりワントーン暗かったのは、日本と真逆で面白かったです。

彼女たちの言い方で、私が好きなのが

「気に入っているの」


です。自分の持ち物や、自分の容姿にもよく使っていました。

髪を赤く染めた子に、「かっこいいね!」と褒めたら、「でしょ?気に入ってるの」
ってな感じです。

結局、気に入る=I like it.と言えるには、”自分”が好きになるしかないのかもしれません。そのためには周囲からの1対1の肯定(私はあなたのことを可愛いと思う、私は好き、あなたに似合うと思うetc.)が不可欠です。無暗に容姿の部分で△△なのは綺麗じゃない、逆に○○の方が美しいといった一般的な価値観を流布するのは、結構ダメージとして蓄積していくのではないかと思います。

国や時代によって、美しさの基準は本当にバラバラなので、ほかの世界の価値観を知る(体験する)のは、自分を好きになるうえで効果的かもしれないなぁとも思います。少なくとも、今の私はこう言えます。

「低い鼻も、一重まぶたも、色黒の肌も、ほくろのある顔も、気に入ってるよ!」


ここまで読んでくださり、ありがとうございました(^^)/



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