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ひとつの夢

今日は「空気階段の踊り場」をBGMに、昨年叶った夢を記そうと思います。

昨年の1月、慣れない長い正月休みに飽きた後の更なる三連休、あまりに暇だった私はラジオクラウドで新たなお気に入りを探していた。

ん?これは有吉さんのお饅頭が貰えるネタ番組で、優勝したクローゼットのコントの人たちでは?

最新のオープニングでは、zozoの前澤元社長がTwitterにて夢を叶えるお年玉企画をしていたことに対して、トークをしていた。そこで、かたまりさんが「みっともない」と言い出した。ネットという場所に惑わされているだけで、広場で100万円を高いところからばら撒かれるのをたかりに行くようなものだと。もぐらさんが大きく手を振って、飛び跳ねてる絵が浮かんだ。その感覚が面白いと思った。(2019.01.11 【本編】)

そこから、歯がないナベくんやら、カレーを食べてほしいやら、将棋部の思い出やら、聴けば聴くほど面白くて、ラジオクラウドで過去の放送も遡った。

ふたりのどうしようもなくも、愛らしい生き様がたった30分のラジオでこんなにも表現できるなんてすごい。直近の面白エピソードだけで勝負できるのもかっこいいけど、全てを注ぎ込んでくれる分、空気階段への愛着は止まらなくなった。


季節は変わり、昨年の夏。地方都市である我が故郷に、空気階段がいらっしゃるではないか。仕事終わりに行きました。初めて生で見たコントはテレビとは違う面白さがあり、第一線で活躍しているコント師はすごいな、と感動した。

興奮冷めやらぬ出口付近、なんともぐらさんがお見送りしてくれたのだ!

も「ありがとうございます、ありがとうございます〜」
私「ラ、ラジオ毎週聴いてます(挙動不審)」
も「お!ありがとうっ!」

当時、番組で流行っていたアニキ感!(もぐらさんが結構年上っぽい人でも、リスナーに出くわした時に、アニキ面するっていうやつ)を頂いた。

これが本当に嬉しかった。

上手いこと感想を言ったり、握手してもらったり、そんな器用なことは勿論できないし、アニキ感の返事もなんて言ったかも覚えていないけど。


嬉しかったんだよ。


関西の20代前半じゃないんだから、出待ちなんてこれからもする気はない。でも、地方都市に住み続ける私は、昔から好きなラジオの語り手に出くわし「ラジオ聴いてますっ」って小さい声で言うのが夢だった。ハガキも出してないくせにアイドルのラジオから電話が掛かってくる妄想もしたし、春日さんのフリートークのオチが「リトルトゥースです」が続いたときは、私もいつでも言えるように心の準備をした。

一方で、そんな夢みたいな日は来ないということも、どこかで分かっていた。

「そんな夢みたいな日」が来たのはもぐらさんが好意でお客さんをお見送りしてくれたから。ありがとうございます。

もぐらさんは事情があって、奥様と別居中です。早く一緒に住める日が来たら良いけれど、このままでもいいのに、とも思う。

それは、一緒に暮らすお母さんや妹のみぃちゃんや甥っ子姪っ子とのお話が好きなのもあるけど、奥様のご実家が私の住む場所と一緒なのです。昨年2回もライブに行けたのはそういった事情もあるのではないかな、と。

まぁラジオがこのまま続けば何でもいいや。マイナビラフターナイトから離れても変わらない放送で嬉しい。これからも楽しみにしてます。

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