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9年間

自分は、植木屋さんに勤めて16年。
白山麓ナーセリーに勤めて9年が経ち、この度ナーセリーを退社いたします。その9年間の話を少ししようかなと。

前の造園会社で7年経験して白山麓ナーセリーに入社した時の事は過去記事を読んでもらうとして、

https://note.com/yucchi0502/n/n3c5b45938958

​ここでは退社の経緯みたいなものを綴りたいなと。
理由みたいなのはいくつかあってですね、、
大きく分けて、植木屋の技術以外の経験を経て思うところ、間口を広げたい、天気が良ければ休日まで植木屋のアルバイト。

前提として、これは就職をしてから変わらない考えなのですが、
お施主さんの豊かな暮らしの為に一役買いたい 
ということは昔から変わらずの想いとして綴りたいなと。

・植木屋の技術以外の経験を経て思うところ

ありがたいことにナーセリーでは、一年いちねん新しい事をやってみよう!という代表の考え方があり新たな取り組みを続けられる環境が出来ていて、そこで SNSを使った周知活動・イベント出店・異業種へのアンテナ張り・面白い考えの同業者に会いに行く・苔テラリウムのワークショップ・苔生産などや、庭造りの打ち合わせから作庭まで任せてもらったり、経営の部分の話したりと。
ここで思ったことは、生存戦略として自分が造園をやらなくてもいいなと。
自分が作りたい庭がある訳でもなく、とびぬけた技術や考えを持っているわけではないので、その他大勢の一部になるよりは
唯一無二のゾーンで働きたいな。という思考になりました。

・間口を広げたい

目的と手段の話になりますが、自分の目的はお施主さんの豊かな暮らしの為に一役買いたいです。手段としては造園で緑(植物)を使い、癒しや役割を持たせ豊かさに導く。というものです。
ここで言う間口とは、手段のところの窓口を意味します。もう少し噛み砕いて説明すると。今までは、手段の ”造園” ではまず緑への関心や家を建てる・家を直すといったきっかけがあり、造園家に話が来ます。
平たく言うとお客さんからコチラ側に話を持ってくるような狭い窓口のイメージです。
次に自分が勤める仕事場は、建築設計、家具・アパレル・雑貨の販売、飲食、ブックカフェといった衣食住の提案をするzuiunという会社です。
これからは、 ”衣食住の提案” が手段になり人類が生活する上で必要な土台の上で老若男女にコチラ側からお客さんに緑のアプローチが出来る広い窓口になるなと考えました。この広い窓口が機能して造園に関わる方々に少しでも貢献出来たらいいなと思っているところです。

・天気が良ければ休日まで植木屋のアルバイト

お察しの通りですが、造園会社に勤め、親戚・知り合い・友達などのお庭のお手入れを頼まれることは珍しくありません。年間通して数件、休日をアルバイトをして過ごす。年々アルバイトの件数が増えていくことはあります。それに比例して自分たちは年をとり体力が落ちていきます。技術力が上がるのでそこは、比例で測れないところかもしれないですね。
勤めで年々、アルバイト件数が増えていくとこなせる件数は決まっているのでやり方は色々あるでしょうが、自分は良い状況には向かないなと思います。
自分の場合は、自宅の庭は疎かになり、家族の時間も削ってきたなと、今は反省しています。

大きく分けてこういった理由があって生存戦略として、
そしてお施主さんの豊かな暮らしの為に。をもっと精度をあげて提供できるように新たなステージへの選択をしました。

今まで体験してこなかった事の経験値を上げさせてくれたり、頭を働かすことの思考力を身につけさせてくれたこと、対等な関係性でいたくれたこと。
多くのものを得られた9年間でした。

白山麓ナーセリー 代表 タカフミさんには感謝です。
ずーっと2人で飽きずにやってこれたのは、タカフミさんが自分の成長スピードに寄り添ってくれていたからだと感じています。

最後に。自分にとっては、控えめに言って最高の会社でした!

ありがとうございました!


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