Banana moon(2018.V.I.P version)

「夜、散歩に出ると、何やら人々が、
集まってざわめいて空を指差していた。
その方向を見上げるとお月さまがありました。

ふんわりと、ぽっかりと、何ともいい三日月・・・。
みて御覧、あれはバナナだよ
言われてみれば今日は満月の夜。
ボクは空に飛んでゆき、バナナにハナシを聞きに行く事にした。」

うつろう窓の春のゆめ　偶然開くペイジには
記憶のつぼみ開かせる　バナナの月が浮かんでた

「北極星に引っ掛けられたバナナに、
その理由を聞いてみたら、
満月に太るのを忘れた月が、青い顔して
銭湯の煙突にはまったまま出られない・・って泣いてた
だからボク助けてあげたんだ」

ゆくあてもなくボクたちは　わけもわからず　さまよって
ボクがひとりで泣いてたら　君はやさしく　うたってた
会いたい時はココロから　きもちはきっと　届くから
やさしいキモチ忘れない　バナナの月に誓うから