ビショップで勝つためのお話(シャドウバースエボルブ)
はじめましての人ははじめまして。先日の記事をお目通しいただきました方には二度目まして。
慣れない投稿につき、読みづらい点等はご容赦ください。折角の執筆ですので有料記事にはしてありますが、無料で全て読んでいただけます。
今回は、ビショップで勝つために必要な事前知識をお伝えいたします。細かいカードの使い方や強さはここではあまり触れません。
ビショップに興味がある、あるいは始めたい方向けに記事を書いているつもりですので、ターゲット層にはカグヤが強い。あるいはカグヤが弱いと言っても、プレイしてないと理解は難しいと思うので、大きな意味がないのです。一方で、概念や基礎理論といったビショップの根幹部分について、少しでも理解していただけたらと思います。そうすれば、少なくとも、ビショップのリストを見て、要不要の判断ができるのではないでしょうか。
ビショップは本当に強いのか
参加者の多い大きなイベントでもビショップを使って勝ち進む方がそれなりにいらっしゃいます。素晴らしいことです。その反面、参加者に占めるビショップ使いの割合って少ないと思いませんか?
ビショップには強さとは別に敬遠される理由がいくつかあります。
ビショップはなぜ避けられるのか
最初に謝っておきますが、これだけビショップについてああだこうだと言っておきながら、もし64+の規模の決勝ラウンドありの勝たなければならないイベントが週末にあるとしたら、私はおそらくアグロに寄せきったディスカードドラゴンを握ります。それはさておき、
まず第一に時間がかかる(と思われている)ことが大きいと思います。しかし、時間がかかることを自身で克服することは容易です。というか、自分のターンはノータイムで動かなければなりません。相手からハンドが透けます。相手がクイック対応してこなければ、プレイに関する非開示情報は一切ありません。プラン通り動きましょう。そうするだけで時間問題は自分の部分では解決します。(自分のターンにノータイムで動くことの重要性の話はまた次回以降に)
第二に難しいことです。第一と被るようで被らないのですが、自分のターンにノータイムで動くことは、デッキと環境と相手を知っている必要があります。それは簡単ではありません。さらにこれを難しくしているのは、相手のデッキが最適化されていない結果、予想しないなにかが飛んでくることがあり、それがプランを崩すことがあります。アグロナイトメアからバハムートが飛んできたら卒倒してしまいます。これは、対戦相手自身の情報がある程度必要になるということでもあります。
第三に勝てない。いや、勝てるんですが勝てないんです。これについて次に詳しく書いていきましょう。本題の一つです。
ビショップの敵
ビショップはおおよそすべてのクラス、すべてのデッキに勝つことが出来ますが、すべてのクラス、すべてのデッキに負けます。気でも狂ったのかーと思うかもしれませんが、全ては現実を理解するところから始まります。
ビショップが有利を取れる相手
封じられし熾天使によって超越ウィッチに有利が取れるかという永遠の議題があります。私の現時点での答えはノーです。7tにフレイムデストロイヤー3体に超越2回というわかりやすい負け筋がありますが、そんなのはどうでもよくて、超越ウィッチにそもそも6tに熾天使を置かせてもらえない。熾天使が最速設置できる時点で、相手が事故を起こしてるか相手が超越ウィッチを使ってビショップと戦うことに慣れてないのでしょう。
つまり、超越ウィッチに勝てるとしたら相手が使いこなせていないという理由でしかありません。一方で、事故を起こしたり使い込みが浅い超越ウィッチにはビショップはまあまあ勝てますし、勝ち越せます。
結局、相手の理解度がすべてで、ビショップはどのスタイルで戦ったとしても、相手のミスを永遠に咎め続けるデッキなので相手がノーミスでドローが滞らなければ、付け入る場所がなくて勝てないことが多いです。
つまり、ビショップは格下狩り性能が高いクラスだと言えます。
ビショップが不利なもうひとつの理由
ビショップはどのスタイルでも、序盤中盤後半いつでも相手のアクションへのリアクションで構成されます。その際に、相手のアクションのミスを咎めてゲームのアドバンテージを稼ぎます。
つまり、噛み合わないと勝てない!
私がディスカードドラゴンを握ると言いましたが、先程の条件の大型イベントでビショップを握ることができるようになる条件が一つあります。それは、三本勝負になることです。
一本勝負は運の要素が大きすぎて、結局の所、最も安定したデッキを持ち込むことが最も勝利に近づくこととなります。対戦相手がすべて格下であるならビショップでも良いですが、大型イベントの後半の対戦相手の多くは間違いなく強者でノーミスで回してくると思ったほうが良い。ので、噛合次第で負けるビショップは一本勝負には向かないのです。
ビショップの最大の敵は制限時間ではなく一本勝負であることです。
ビショップで勝つために必要なこと
イベントの予選ラウンドが三本勝負になるのは、今の流行からは難しそうですし、制限時間を伸ばすことも出来ません。次元の超越やフォルテを禁止することもできませんが、できることをやっていきましょう。
ビショップで勝つために重要なことをこれから伝えてまいります。細かなカードの使い方やテクニックももちろん大事ですが、デッキリストの些末な違いは大勢には影響を与えません。重要なのは、立ち回りです。立ち回りの芯がしっかりしているならば、その立ち回りができればいいので実際に使うカードはどれでも良いのです。
テミスの審判というカード
そこで、唯一無二のカードであるテミスの審判について書いておきます。まず、これがとても弱いカードであることは知っておいてください。それでも、デッキに最低2枚、おそらく多くのデッキで3枚必要になるカードです。それは、現状これが唯一無二で代わりの効かないカードだからです。
最も気をつけて頂きたいことは、テミスの審判は撃たないことです。撃ったテミスの審判が一番弱く、テミスの審判が一番強いのは手札にあるときです。テミスの審判を撃たずに処理できる盤面は必ずテミスの審判を撃たずに処理します。テミスの審判を撃って良いのは、撃たなければ死あるのみの盤面と、手札に2枚あって次のターンもテミスの審判を撃つとき、そして、封じられし熾天使設置済みのときです。
多くのプレイヤーが言及してますが、テミスの審判を撃つと場がからっぽになって、相手からフォロワーを場に出せる点つまるところ、完全にフリーターンを与えてしまうこと、これがテミスの審判の最大の弱点です。だから、撃たなければフリーターンを与えないので撃たないテミスが一番強いのです。
テミスの審判をなぜ使うのか
じゃあ、デッキから抜けばいいと思うかもしれないし、それを実践されている方もおられるようですが、テミスの審判の弱さはフリーターンを与えることなので相手のフリーターンの行動がわかっていて返しに何事もなく対処できるときはテミスの審判が一番強いアクションになります。先にも述べたとおり、ビショップは相手のミスアクションを咎めることで成立してますので、相手のフリーターンで相手がミスすればボーナスタイムです。ミスなく正着手をぶつけられてもそれを解決すれば良いわけです。
つまり、自分の次のターンの盤面が予測できていることが重要になります。次のターンの盤面すなわち相手の行動の予測、それを可能にするのは相手のハンドの予測です。
相手がアグロナイトメアでマリガンせずにキープしたのに後手1t目にアクションが無い場合、2t目以降のアクションは非常に強いはずです。これは誰でも予測できます。だから、絶対にフォロワーを横にして出してはいけません。
このような予測を毎ターン、先2ターンまで予測することが望ましいです。そうすれば、いつテミスの審判を撃つべきかが見えてくるはずです。
残念!テミスの審判を撃つターンはありません!
予測してみると、テミスの審判を能動的に撃ちたいターンはびっくりするぐらいありません。
テミスの審判弱すぎて困ってません?
テミスの審判の弱いところは、いつでも撃たされるカードであって撃つカードではないのですよね、とほほ。そんな中でも数少ない攻撃的なテミスの審判の使い方ですが、それは連発モードです。
ビショップはジャンヌ・ダルクやカグヤ、そしてテミスの審判を擁しており全体除去が比較的得意です。そんな相手に、複数カードを大量展開する相手は追い詰められているか、ビショップを知らないプレイヤーだけです。しかし、プレイヤーの気が緩むシーンがあります。それがテミスの審判を撃たれた直後です。ここぞという感じで展開してくるかもしれません。狂乱して御旗乙姫なんかされた日には・・・そういうのにテミスの審判を当てていきます。
ほとんどのクラスで大量展開できるカードは限られています。彼らはそれをビショップ相手にいつぶつけるかを常に悩んでいます。それをこちらがスキを見せることで解決します。実直に2枚目を警戒するなら永遠に警戒してもらえばいいだけです。
テミスの審判の強いところ
では、長くなったテミス論議の最後にテミスの審判の強いところを。これは5t6tに撃つカードではないのです。これは9t以降のカードです。テミスの審判を撃ったターンは必ずもう1アクションするか破邪の光を構えます。
このゲームは負けるときはほぼ必ずフォロワーに顔面を殴られてHPがゼロになります。直接火力で死ぬ際のそれまでに顔面を殴られてるはずです。死因は常に顔面強打です。
後半の相手のフォロワーはどれも強力です。テミスの審判はイージス以外のすべてのフォロワーへの解答となります。テミスの審判を耐えるフォロワーはいません。それが全てです。
テミスの審判はどのような盤面でもひっくり返せますが、未来の盤面は動かせません。走ってくるフォルテには無力です。しかし、走り終わったフォルテを盤面から消すことはできます。きっちり、相手のハンドを読み切ってライフを守って使えばテミスの審判は決して使えないカードではないのです。
あと、イージス建てた次のターンにぶっ放すと気持ち良いです。
封じられし熾天使というカード
これについて簡単に触っておきます。イージスの強さは説明するまでも無いですし、わかりやすいものだと思いますので割愛するとして、封じられし熾天使というカードの強さと弱さをビショップというクラスともに説明していきます。
このカードはマッチアップで価値が大きく変わるカードです。超越ウィッチやコントロール相手に有効で、アグロ相手には宜しくない。よく、ロイヤルに対しても強いと言われますが、それについては個人的には懐疑的です。
このカードはビショップというクラスを体現するかのように、ビショップという存在と同じようなものを感じます。
同じクラス、例えば超越ウィッチに対しても、有効である相手とそうでない相手がいます。前者は6tに設置させてくれる優しい相手。後者は6tに設置させてくれない厳しい相手。ただでさえ間に合うかどうかの瀬戸際なのに1t遅らせられたら負けたも同然。しかし6tに置ければ、まあ勝ったでしょう。ロイヤルの対しても、置かせてもらえますかね。置かせてくれれば、耐えてるだけで勝てるんですけども。
対戦相手が、ビショップへの理解が低いほどにビショップは強く、相手の理解が深くなってくるとビショップは勝てなくなっていきます。どのクラスでもその傾向はありますが、ビショップは非常にその傾向が強い。ビショップはランプドラゴンに有利だとされることもありますが、強靭なランプドラゴンマスターには、生半可なビショップでは太刀打ちできません。そういうものです。
ビショップは使い手のビショップへの理解度が問われます。封じられし熾天使もまた同じ。設置させてくれる優しい相手でも、持ってくるモノを間違えたらドカンです。そして、その持ってくるモノはその状況で異なってくるのがまた難しい問題です。
どうして情報を取捨選択しなければならないのか
最後の話ですが、私がノートを書こうと思ったのは、ビショップの可能性を知ってもらうためです。私は、カグヤが好きなのでこれを抜くことは考えていません。しかし、カグヤ無しの某リストを見たときに、これが現環境のビショップ完成形に限りなく近いと感じました。
では、世の中のすべてのビショップがカグヤ無しのガン待ちビショップで良いのでしょうか。
それは停滞。そこでビショップというクラスは終わってしまいます。
情報はたくさんあったほうが良いのです。しかし、一方で、価値のない情報もたくさんあります。それをビショップ使いは自分の頭で判断して取捨選択しなければならない。そのために、強い弱いという次元ではなくビショップというクラスはどんなクラスなのかというところを記事にしたいなと思い至ったわけです。
それでは、ここから後の有料部分には何も書いてないので記事を読んでいただいて、フラペチーノ代でも奢ってやろうって気分になりましたら応援ください。
短い駄文ではありましたが、最後までお目通しいただきましてありがとうございます。ビショップたのしいよ!
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