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Dark Urban Boysgroup 2作連続リリース! CREMATION[FIRE SIDE]&CREMATION[URN SIDE]

どうも皆さん、YU-TOです。

2021年も約半分が過ぎ去り、「どうせあっという間に過ぎると思ってたけどやっぱりだな」という妙な納得感と共に迎える5月。

去年の終わりくらいから着手し、順調に制作が進んでたと思いきやグダグダ期に突入したりと紆余曲折(?)だったDark Urban Boysgroupの最初で最後の作品『CREMATION』ですが、ようやく情報解禁する事が出来ました!。

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本来はフルアルバム扱いでリリースする予定だった『CREMATION』ですが、諸々の事情から"FIRE SIDE""URN SIDE"と銘打った2作品に分けてリリースする運びとなりました。

"FIRE SIDE"は6月に、"URN SIDE"は8月に各ストリーミングサイトにて配信予定です!。

いやーーーーー、長かった。マジで。

考えてみれば結果半年くらいで作り終えた訳だからそこまで長く掛かった訳じゃないかもしれないけど、気持ちとしては相当長く感じましたね。

というかDark Urban Boysgroupというバンドを世に出したのが最初の緊急事態宣言真っ只中の1年前だったから、そこからって考えたらやっぱり結構時間がかかってしまったのかなって思います。

今回リリースする『CREMATION』、さっきも書いた通り本当はフルアルバムとしてリリースする予定だったんですけど、制作が9割くらい終わっている最終段階で2作品に分けることにしたんですよ。

"Dark Urban BoysgroupにはGaryuとTatsuという2人のボーカリストがいる"という事はこれまでも何度かお伝えしてきていますが、"FIRE SIDE"はGaryu VoでのDark Urban Boysgroup、"URN SIDE"はTatsu VoでのDark Urban Boysgroupという割り振りになっています。

このようなリリースの形になったのには理由がありまして、、。

もうね、何度も口を酸っぱくして言わせてもらいますよ。

今の今まで何回も言ってきてますが、日本の全国民にこの事実が伝わるまで自分はこれを言い続けます(半分ウソ 笑)。

Garyu VoのDark Urban BoysgroupとTatsu VoのDark Urban Boysgroupは"全くの別バンド"と言って良いくらい音楽性が違います。

「いや、名前もロゴも一緒やんけwww」とお思いでしょう。

「ややこしっ!面倒くさ過ぎて草!」とお思いでしょう。

はい、全く持ってその通りです。

その全ての原因は、"世界で1番面倒臭い双子"を自負するわたくしYU-TOとギタリストTAKUMAの菅野兄弟にあります。

そうなってしまった発端は以前投稿したこちらの記事でも触れているのですが、、

もうTAKUMAの「GaryuとのバンドもDark Urban Boysgroupで良くね?」というクソ適当な提案に「まあ良いんじゃない?。」というクソ適当な返答をしてしまった結果の"クソ適当×クソ適当=面倒な事になる"という当たり前な方程式が生んだ末路ですよ、これが(笑)。

でも、最初の段階ではそういう全く個性が違う2つの音楽性が混在する作品でも良いかなとは思ってたんです。

この作品以降、Dark Urban Boysgroupをやる予定は今の段階では無いし、「どうせ最後だ!」みたいな感じで、ざっくばらんでカオスな出来栄えになったとしてもそれはそれでありかなと思いつつ制作を進めていたのですが、、。

いざ制作が最終段階になり、曲順を決める為にアルバムを最後まで通して聴いてみたところで、もうスーパー強烈な違和感が自分の中で芽生えてきてしまいまして(笑)。

「えっ何これ?。ROADRUNNERのコンピレーションアルバム?」みたいな感覚というか(笑)。

もう"1つの作品を聴いている"という感じが全然しなかったんですよね。

それで、「これじゃやっぱダメだ」と。

自分の中で完全に忘れかけていたアーティスティックな感覚が蘇ってきたというか、ちょっとそこは投げやりになってしまってはいかんなという思いが沸き上って来たんですよね。

これじゃ聴き手にとってはただのまとまりの無い作品で、Garyuの良さもTatsuの良さも全く伝わってこない。

だから、制作が完パケする直前になってしまったけれどGaryuとTatsuで作品を2つに分ける事にしたんです。

こんな事、配信リリースが主流の現代だからこそ可能なわけで、一昔前のCDリリースが主流の時代だったら絶対に不可能だったと思う。

CDだと1作品作るのに結構な予算と手間が掛かるし、マスターが完成した時点でそんな事言い出しても完全な手遅れ。

「融通が利く良い時代になったな」とは思う。

しかし、個人レベルで自由にリリースが出来る時代だからこそ、最初の段階でしっかりと作品に対するビジョンとか締め切りみたいな事を固めておかないとダメだなと今回は痛感しました。

アーティスト側が「まあ、いつでもリリース出来るし」みたいになってしまうと、何やかんや理由を付けて制作を引っ張ってしまい、いつまで経っても結局リリースが出来ないという迷子になりやすい時代なのかもなと。

「また何か自分の作品をリリースする際は気をつけておかないとだな」と、良い勉強になりました。

"CREMATION"というのは"火葬"という意味です。

fire sideジャケ

Garyu Voの"FIRE SIDE"は読んで字の如く、火葬に向けてDark Urban Boysgroupに火を付けるという段階。

ここで着火して燃え盛り、終わりに向かって進んで行くというコンセプトがあります。

やはり"火"という事でイメージカラーは赤。

なのでこちらの『CREMATION』は、通称『赤盤』と呼んで頂ければ幸いです(笑)。

Garyu VoでのDark Urban Boysgroupの音楽性は、自分の中では"めちゃくちゃ激しいHIPHOP"って感じ。

一応分かりやすいように"ラップメタル"って形容していたりするけど、Garyuにメタルのルーツは無いし、"メタル"って呼ぶほどテクニカルではないし、"ハードコア"って呼ぶほど極悪でもない(笑)。

もちろん、メタルとかハードコアの要素も入っているけど、自分は"バンドの音楽性は歌ってる人の音楽性に左右される"っていう考えを持っていて。

極端な話、バックの演奏がポップスでも歌っている人のルーツがメタルだったらその音楽はメタルになると思うし、その逆も然り。

メタルシンガーがポップスを歌えばその曲はメタルになるし、メタルを知らないアイドルがメタルを歌ってもそれは"激しいアイドルソング"っていうだけで、メタルではない。

もちろん例外的なのも沢山あるけど、基本的に自分はそう思う。

だから、歌ってるGaryuのルーツがHIPHOPである以上は、Garyu VoのDark Urban BoysgroupってHIPHOPなんだと思ってる。

理解してもらえる感覚かどうかは分からないですけどね(笑)。

そして、Tatsu Voの"URN SIDE"のイメージカラーは白。

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"URN"は"骨壷"という意味。

"FIRE SIDE"で燃やして骨にし、"URN SIDE"で骨壷に納めて完了という火葬の一連の流れをこの2作品で表現しています。

骨って白いし、骨壷もやっぱり白い物が多い気がするから、こちらの『CREMATION』は通称『白盤』と呼んで頂ければ幸いです(笑)。

ここで歌ってるTatsuにも、メタルのルーツはない。

こっちもバックの演奏はかなりエクストリームな事をやっていたりするのだけど、歌ってるTatsuにそういうルーツは無いから、2012年の段階から自分たちの音楽を"J-POP"と形容して活動していきたいって思っていた。

"世界で1番激しいJ-POP"が音楽性のテーマで、『N.W.O.J.P.M』ってアルバムタイトルを付けようって当時は考えてたんですよ。

これは"New Wave Of British Heavy Metal"、通称N.W.O.B.H.Mのオマージュで、"New Wave Of Japanese Pop Music"っていう意味。

「ちょっと何言ってるか分からないです」って思うかもしれませんが(笑)、曲を聴いてもらえれば、この"N.W.O.J.P.M"の意味が分かると思います。

多分、、、(笑)。

リリースの順番こそこちらが後ですが、Dark Urban Boysgroupのルーツはこっちの『白盤』にある。

レコーディングされたのは約9年前の2012年。

その頃にDark Urban Boysgroupのボーカルを務めていたのが、Tatsuという当時20歳そこそこの若者だった訳です。

2012の終わりから2013年2月くらいまでの期間でレコーディングは行われ、演奏、ボーカル共に録り終わってはいたのだけど、自分とギターのTAKUMAの大喧嘩が発端となりバンドの話は一気に破談。

レコーディングされた音源は長い冬眠期間に入り、やっと今年になってその全貌を世間に発表できる機会が巡ってきたわけですけど、、。

それまでの間、Tatsuとはずっと連絡が取れていませんでした。

連絡先も消えてしまっていたし、唯一繋がっていたFacebookの更新もTatsuは2013年頃から一切していなかったから、メッセンジャーを送ったところで無視されるのがオチだろうと諦めていたんです。

「多分、地元に帰って就職でもしてるんだろうな。」とも思っていましたしね。

しかし、スズメの涙程かもしれないけど収益の分配の事とかも話しておかなくてはならないと思ったし、やっぱり録った歌声を世間に発表する事は本人にキチンと伝えておくべきかなと。

そこを怠って後々トラブルになるのも嫌だったし、自分がTatsuの立場だったらやはり「一筆くらいは何か伝えてもらいたいよな」とは感じてもいたので。

そんな事をTakumaと話し合い、ダメ元でメッセンジャーを通してTatsuに連絡してみたところ、、。

意外とあっさり連絡が繋がってしまった(笑)。

しかも、何とまだ東京都内に在住だという。

「おいおいマジかよ!?」って拍子抜けも良いところ(笑)。やってみるもんですね(笑)。

色々と近況報告をしつつ、リリースの承諾も得ることが出来たので、超久しぶりに後日サシで飲みに行くことになって。

久しぶりに会うTatsuは、9年前に出会った時よりはヤンチャな感じが無くなっていたけど、あまり変わってないようにも思えた。

仕事の事、今の生活の事、出会った頃の事とか色々話したけど、やはりもう本格的に歌はやってないみたいで。

カラオケや友達のミュージシャンに頼まれて歌乗せをする事はたまにあったけど、Tatsu自身はもう音楽をやりたいという気持ちは一切無いとのこと。

正直、Tatsuに少しでもやる気があるのだったら、自分は2012年の時と同じメンバーでDark Urban Boysgroupをやりたいって思っていた。

それは別に「もう1回高みを目指す!」とかそういう意識の高い気持ちでは全然なくて。

もう趣味でも良いから2012年の制作の時に感じたような興奮を味わいながら、周りの評価とかはとりあえず置いといて、"曲を作って世間に発表する"っていう事だけをただやっていたいだけというか。

そのくらい、2012年の制作って自分にとって楽しい経験だったんですよね。

でも、Tatsuにやる気がないのだったらあの2012年の制作で味わった興奮ってもう絶対に戻ってこない。

あの興奮って、やっぱりTatsuが付けてくるメロディに引っ張られて生まれていたものだったから。

そのTatsuのやる気がないってことはもうイコールで"やる意味がない"って事になってしまうし、「だったら良いや」ってすんなり自分も諦めがついた。

ただ1つすごく嬉しかったのが、Tatsu自身もあの時の制作で、自分と同じような興奮を味わっていたという事。

「あの時のレコーディング、人生で初めての経験だったけど本当にストレス無くやれて、本当に楽しかったですね」

その言葉が聞けただけでも、またTatsuと会えてよかったなと。

少なくとも、あの当時はメンバー全員が同じ方向を向いて制作を進める事が出来ていたんだなと実感する事出来て、何だか妙に安心してしまった(笑)。

そういう事って簡単なようで全然簡単じゃないから。

あと、偶然なのか世間のトレンドなのか、何とTatsuが自分と同じサウナー(※サウナ好き)になっていた事も判明(笑)。

「今度メンバー全員で行こうぜ!」という流れになって、千葉の成田方面にある"大和の湯"という隠れた名施設に、2012年当時のDark Uraban Boysgroupメンバー全員で行ってきましたよ。

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行きの車の中では、本当に色々な事を話しましたね。

やっぱりそこでもTatsuは「もう音楽をやる気は無い」という事を話しており、「ああ、もう本当にこの作品をリリースしたらこのバンドは終わるんだな」と再実感しました。

少し寂しい気もするけど、それはそれで仕方がない。

「Dark Urban Boysgroupは自分にとっての"後悔"」という事を以前記事で書いたんですけど、本当にそうなんです。

「あの時、今の自分くらい色々な事が出来たらどうなってたんだろう?」

とか

「あの時、Takumaと喧嘩してなかったらどうなってたんだろう?」

とか考えても仕方ない事ばかり考えてしまう。

あの興奮は、多分もう2度と戻ってこない。

"1つの物事をやり続ける"って、良い事でもあるけど凄く残酷な事でもあると思う。

2012年当時の自分に、負けてるところなんか何1つ無い。

ドラミング、知識、音楽以外のやれる事、肉体、行動力、全てにおいて今の自分の方が優ってる。

ただ、それは自分がドラムを、音楽をずっとやり続けてきたからだ。

それはもしかしたら"自分だけが"とも言えるのかもしれない。

あの当時周りにいたミュージシャンで、今でもバンド活動をしている人って本当に少ない。

でも、それに対して「こんなにも長く続けられて俺ってスゲェだろ!」とも思えなくて。

自分だってあの後、1度音楽から離れた生活を送っていた事もあったし(まあ10ヶ月程度だけど 笑)、自分の実力というよりは、自分を呼んでくれたり、サポートしてくれる人達のおかげでここまで続けられてきたという部分がめちゃくちゃ大きいから。

何か、結局自分は"あの時感じた興奮"に囚われてしまっているだけだったのかもしれないとも思う。

「あれをもう1回やりたい!。出来る!。」って自分では思っていても、それは1人では出来ない事で、あの時周りにいた人達はそうは思っていない事だってある。

だから、あの時の興奮って「何としてでもあの時に掴んどくべきだったんだよ。」って当時の自分に言ってやりたい。

「またいつでも出来る!」とか「また取り戻せる!」って思っても遅いんだよって。

周りはお前ほど、あの興奮に対してポジティブじゃねーんだって。

だから、この音を燃やして骨壷にしまって、次に行く。

それだけです。

ひとまずは『CREMATION[FIRE SIDE]』通称"赤盤"で着火して、自分の"後悔"を燃やし切りたいと思います。

強力な作品に仕上がっているので、期待して待っていて欲しいです。

また後日、アルバムの全曲解説や、これから続々と公開される予定のMUSIC VIDEOの話しなども書いていこうと考えているので、引き続きチェックの方よろしくお願いします!。

ではまた!。



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