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ちょっとしたV字回復の経営 #3 中小企業診断士

部下マネジメント経験ほぼゼロ
ちなみにこれまでにスタッフ部門時代にマネジメントした部下の数は最大で2人。課長又は部長としてやりながらも自分が手を動かすことが多く、部下には都度指示を出して目に見える範囲で仕事を進める、そんな仕事の仕方しかしたことがなかった。それが今回の異動でマネジメントする人数が一気に40人を超える規模になった。

部下の指導もしたことが無い、他人の成長を考えたことなどもほとんどなかった。何より人と向き合うよりも自分一人で考えて仕事を進めることを得意としていた私に果たしてできるのか、不安だらけだった。

中小企業診断士
これまでスタッフ部門にいる中で、数字責任のない心地よさを感じていたが、同時に器用で便利なだけにとどまりたくないという気持ちもあった。当時の先輩からは「器用貧乏になるなよ」なんて言葉をよく聞いた。

そんな中でスキルを高めるために中小企業診断士を取得した。MBA程の難易度はないが試験範囲は幅広く経営全般を理解する資格で経営コンサルに資格が必要といわれればこれになるだろう、なんていわれている。何回か失敗してようやく合格できた。試験範囲には人材マネジメントに関わる「組織論」も含まれ、マネジメント経験がないという不安がありながら事業責任者を前向きに引き受けることができた理由の一つにはこの資格があったと感じる。

経営コンサルは無責任?
経営コンサルは無責任であると言われることがある。「口は出すが経営責任は無い」「机上論のみで現場を知らない」とかいう否定の言葉がついてくる。私は経営コンサルのように客観的に物事を見て課題を見つける存在はどんな規模の会社にも必要だと感じている。中で事業に従事している人には見えないところが見える、そういう観点は必要だ。

しかし、無責任という意見も理解できる。とにかく経営を改善していくためには現場で泥にまみれていくことも必要で、今回は成功しようが失敗しようがいい経験になる、「経営の理屈はある程度理解した、あとは実践だ」という気持ちになっていた。

まとめ
・資格取得は知識以上に自信に繋がることがビジネスに活きてくる
・現場経験を無駄にしないで取り組む、失敗しても得られるものはある

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