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初心者のための海外映画祭の応募の心構え

僕が受ける海外の映画祭に関する質問で多いのが、

「どんな映画祭に応募したらいいですか?」

「どうやって応募したらいいんですか?」

という事です。

が、まずその前にお伝えしたい事は、

「応募作業はとにかく面倒」

という事です。

人によっては、「最初の登録さえ頑張ればあとは楽だよ」と言っている人もいるみたいですが、

その「最初の登録」が面倒なんです。

もちろん、日本の映画祭への応募のようにプリントアウトした紙に手書きで書いていく訳ではなく、ひたすらエントリーサイトに自分の映画の情報を入力していくのですが、もちろん全部英語です。

監督、キャスト、スタッフ、全員の名前もローマ字入力です。
これ意外と面倒です。

役職なんて、元々入力してあるものを選べばいい訳ではなく、それも自分で入力します。

例えば、現場で録音した人、整音した人、効果音を付けた人、それぞれの表記が日本語でも全部違うように、英語でも全部違います。

一つ一つ調べて入力していきます。

僕は、いくつか英語のエンドロールを参考にしましたが、ちょいちょい表記が違ったりするものもあるんです。

「なんやねん!<(`Д´)>」と何度なった事か。

さらに、自分の映画に関わってくれた人が多ければ多いほど、入力作業も多くなりますが、改めて「これだけの人に助けられたんだな」という感謝の気持ちを思い出しつつ頑張りましょう。

詳しくは後々説明するとして、ここで全部を説明するのは省きますが、まだ他にも、監督略歴、英語タイトル、あらすじ、短いあらすじ、なんてのもあります。

頑張りましょう!

全部、英語です!

僕は、インディペンデントの監督で、自分で映画祭へのエントリーをしていかなければならない方へ向けてこれを書いています。

付け加えて言うならば、英語に慣れていない方限定です。

英語が堪能だったり、プロデューサー的立場の人に作業を任せられる方は本当に羨ましい。

話が逸れましたが、あなたがやるしかないんです。

最初にこれを説明して何人か諦めていった方もいるので、この先の知識を得る前に、まずこの事をお伝えできればと思いました。

くじけそうになったら、スタッフ、キャストと共に喜び合う事を思い描きながら頑張ってください。

そして、「何がなんでもやるんだ」と決意のできた方は、次も読んでもらえたら幸いです。

ゆるゆると続きます。



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