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iPhone3Gから見るiPhoneの変化

iPhone3G。今や人気を誇るスマートフォン「iPhone」の2代目であり、日本で最初に発売されたiPhoneです。
当初はソフトバンクのみで取り扱われ、発売日にはアップルストアに長蛇の行列。テレビなどのメディアも注目した名機でもあります。

そのiPhone3Gの新品状態のものが、2017年12月に突如、秋葉原で販売されました。
無事に入手できたので、iPhone3Gをチェックし、この10年でiPhoneがどのように進化の歴史をしてきたのか見てみましょう。

iPhone3Gのデザイン

iPhone3Gのデザインで最初に目に入るのはディスプレイではないでしょうか。ディスプレイは3.5インチで、iPhone5の4インチまで同じサイズです。昨今のスマートフォンと比べると画面サイズが小さいと感じてしまいますが、当時の携帯電話のディスプレイサイズが3インチ前後だったことを考えると大画面を搭載していたことがわかります。

背面は丸みを帯びたデザインを採用しています。光沢がありますが、プラスチックで作られており、iPhone4で両面ガラス、iPhone5で背面アルミを採用したことを考えると、チープさが醸し出てしまいますが、光沢のある塗装で高級感を漂わせています。

iPhone3Gのインターフェイス

iPhoneユーザーならお馴染みのホーム画面。今と同じでアプリのアイコンがならんだ画面は当時から変わらないものです。
唯一の変化としては、ホーム画面の背面を飾る壁紙の存在です。ホーム画面に壁紙が設定できるようになったのは、iPhone4の登場とともにリリースされたiOS4。それ以前のiPhoneOS3(iOSはiOS4の登場までiPhoneOSと呼ばれていた)にはホーム画面に壁紙の存在がありませんでした。
また、iPhone3Gは性能上の問題から、iOS4にアップグレードをしてもホーム画面に壁紙がありません。後継機モデルであるiPhone3GSからホーム画面に壁紙が設定できるようになったのです。
そのため、iPhone3GをiOS4にアップグレードしてもホーム画面の背景が真っ黒な状態だったりします。

設定画面は今のiPhoneと比べると設定できる項目が少ないです。

iPhone3Gのカメラ

iPhone3Gのカメラは200万画素。当時のフィーチャーフォンでも500万画素前後のカメラを搭載していたので特にトップクラスのカメラを搭載していたわけではありません。

オートフォーカスやフォトライトなど今のiPhoneには当たり前に搭載されているカメラ機能も搭載されておらず、きれいな写真を撮影するものというよりは、メモ用の撮影やSNSに投稿する簡単なカメラ機能です。

当時のスマートフォンとしては高い完成度のiPhone3G

2008年当時のスマートフォンは、WindowsMobileが主流であり、Windowsとの高い連動性からビジネスマン中心に普及していました。一般人が手にするにはハードルが高く、スマートフォンを使う理由がなかったのです。

そこで登場したiPhone3Gは、一般人が手に出しやすいスマートフォンとして話題となり、ビジネスにも遊びにも使える高い完成度を誇っていました。
その証拠に、昨今のiPhoneと比べると性能差や機能差はありますが、ベースとなる部分は この時点で完成されており、今のiPhoneでも当時のiPhoneと変わらない操作性があります。

新しいiPhoneを追うのもいいですが、たまには過去のiPhoneを思い出してもいいのではないでしょうか。


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