Six Invitational 2022に向けて競技シーンを振り返ろう(2019年編)
みなさんこんにちは。
APACリーグと世界大会を主に観戦するにわかPLファンボ、yu-saです。
明日から待ちに待ったSix Invitational 2022始まりますね。
今日はSix Invitational 2022の開催に向けて胸が高鳴りすぎたyu-saが、シージの競技シーンを見始めたSix Invitational 2019からの3年間で起きた出来事を振り返っていこうと思います。
私が見てきたものがメインになりますので、主に日本リーグや世界大会を中心にまとめたいと思います。
あんなこともあったなぁ、と振り返っていただくもよし。新規の方に向けてこういう歴史があったんだよと紹介するもよし。少しでもSix Invitational 2022、そしてシージの競技シーンの盛り上がりに貢献できたら嬉しいです。
なお、このまとめは完全なるyu-saの主観でまとめていきます。あの大事な出来事が入ってない!Parabellumの躍進は!?などの意見がもしあれば気が向いたら追加しますので教えてください。
明日修論発表あるんだけどなぁ…。まぁいっか。
2020年編、2021年編はこちらから
まずは私が競技シーンを見始めたきっかけを話しておきましょう。私は友人に誘われRainbow six siegeというゲームを2018年12月31日にブックオフで購入し、2019年1月1日に初めて起動しました。
しかし、始めて1ヶ月はシージ特有の訳わからん殺しをひたすらされるだけ、フレンドがオペレーターやマップ名称を教えてくれるも何を言っているのかわからない状態がひたすら続いていました。
YouTubeにある兄者弟者さんのシージの動画を1ヶ月で全部見ましたが、それでもわけわからないのにはあまり変わりがありませんでした。
そんなある日の夜、YouTubeのあなたへのおすすめにあるライブ配信が上がってきました。
それがこの配信。
日本の野良連合というチームがFNATICというチーム相手にVillaというマップで5-1のスコアで圧勝している瞬間でした。
そう、私が初めてシージの競技シーンを見た瞬間。それは日本のFPSの歴史が塗り替えられた瞬間だったのです。
ここから私はシージの競技シーン観戦という沼にどっぷり浸かっていくのでした。
前置きが長くなりました。
それでは2019年に起きた出来事からまとめていきましょう。
『2月 Six Invitational 2019で野良連合が大活躍』
当時日本一位であった野良連合というチームが、毎年開催されるシージの1番大きな大会、Six Invitationalで大活躍します。
当時は今以上にAPAC(アジア環太平洋周辺地域)は最弱の地域と呼ばれ、グループ予選突破すら難しいと考えられていました。
そんな中見事にグループ予選突破、当時最強格の一つであったTeam Empire相手に大健闘をするなど世界中を沸かせ、ベスト4という見事な戦績を残しました。
当時のメンバーはWokka(現CRストリーマー)、Merieux(元GUTS Gaming)、Papilia(現LAG Gaming)、Ramu(現戦国ゲーミング)、Reycyil(現戦国ゲーミング)。
今でも活躍している選手ばかりですね。
なお、このInvitationalの後Wokka選手のストリーマー転向が発表されました。
これには世界中の野良連合ファン、Wokkaファンが悲しみに溢れました。
『3月 帰国後の野良連合、苦戦』
さて、世界大会で大活躍した野良連合。
帰国後も暴れ回ると思いきや、日本のプロリーグseason9でCyclops Athlete Gaming(以下CAG)に2-7,2-7となかなかなスコア差で負けてしまいます。
Wokkaがいないとダメなのか、野良連合終わったなと相変わらずコメント欄では言いたい放題。こればっかりはどのタイトルのどのチームでも変わりませんね。
結果的に1位でシーズンを終えることはできたものの、不安が残る結果となりました。
『4月 APACファイナルで野良連合が活躍』
当時はAPACリーグは今よりさらに特殊でした。
韓国、日本、東南アジア、そしてオーストラリア地域の4地域からプロリーグの上位2チームを集め、APAC最強を決めようという大会が行われていました。
この大会で上位2チームに入るとその次の世界大会に無条件で出場できるため、結構大事な大会です。
日本からは野良連合とCAGが出場。CAGは初戦で敗れてしまいましたが野良連合が2位に滑り込み、次の世界大会でも日本チームが見れることにひとまず安心した記憶があります。
『5月 野良連合、世界大会での健闘虚しく初戦敗退』
APACファイナルの結果を受け、野良連合、そしてFNATICが5月にミラノで行われたPro League Season9 Finalsに出場しました。
ところがどんな巡り合わせか、初戦はFNATIC。Six Invitational 2019も、そしてAPACファイナルでもぶつかったばっかり。APAC同士で潰し合う形になってしまいました。
そして野良連合はFNATICに0-2で敗れてしまいます。
Six Invitational 2019後、期待が高かった分目も当てられないようなコメントが多々見られたように記憶しています。
『7月 CAG、Six Majorの出場権をもぎ取る』
さて、これまで主に野良連合ばかりの話をしてきました。
しかし、日本チームは野良連合だけではありません。この頃から活躍してきたのが現在も大活躍中のCAGです。
Six MajorというInvitational並みに大きな大会にAPAC予選を見事勝ち抜き、史上初めて日本チームが2チーム世界大会に出場する大会となりました。
当時のCAGのメンバーはShokei(現父ノ背中)、Anitun、SuzuC、Gatorada、BlackRayとほぼほぼ現在のメンバーと変わっていないことも大きな特徴ですね。
『8月 日本チーム、儚く散る』
CAGと野良連合が出場することになったSix Major Raleigh。
ファンの期待も非常に高く、前回のインビのベスト4を超えてくれるんじゃないかと胸を高鳴らせていました。
しかし。
世界の壁は分厚いものでした。
野良連合、CAG共に一勝もすることなく世界の舞台を去ることになってしまいました。
野良連合はMerieux選手が発熱により強制的に病院送り、コーチのKizokuさんが出場した中なぜか1マップ取ったりもしましたが、残念ながら勝利することはできませんでした。
CAGも大会前に『今のG2は怖くない』と発言したことが1-7、3-7でコテンパにやられたことでコメント欄が煽りで埋め尽くされる状況に。コメント欄は見るものじゃありませんね。ひどいもんでした。これ以降私はTwitchで大会を見るようにしました。
確かこの大会の終盤で、11月のプロリーグSeason10ファイナルが日本で行われることが発表されました。
野良連合、CAGがAPAC代表として出る可能性も全然あり得る状況だったこと、そしてあのG2やLiquidたちが日本に来るかもしれないということに大盛り上がりでしたね。
そう、この時はまだ悲劇が起こるなんて誰も想像していなかったのです。
『9月 Pro League Season10 終幕』
Pro League Season10の各地域での戦いが終了、日本リーグの結果は1位CAG、2位野良連合という結果に終わりました。GUTS GamingやFAV Gamingも後少しで最終日まで結果がわからない状況だったと記憶しています。
また、今でも人気なストリーマーKenkiさん率いる父ノ背中は全シーズン3位と好成績を収めていたにもかかわらず1勝1分12敗、8位という結果に。
Challenger League降格が確定してしまいました。
また、降格が決まった段階でAppleさん、Kakitareさんの選手引退も発表。
Appleキッズ、Kakitareキッズだったyu-saは悲しみに溺れましたとさ。
『10月 常滑の悲劇』
CAGと野良連合が常滑への出場権を賭けてAPACファイナルへ出場。
うまく勝ち進めば常滑で8チーム中2チームが日本チームという夢のような舞台も可能な状況でした。
野良連合の初戦はCloud9、CAGの相手はTrippy。
共に韓国チームであり、Cloud9は現在SandBox Gamingとチームを変えて大活躍中。EnvyTaylor選手やSweetblack(現Static)選手は当時から在籍していました。また、現Talonのh3dy選手や現DWG KIAのCATsang選手も在籍。また、Trippyには現SBXGのSyAiL選手もいたりとなかなか豪華なメンツですね。
野良連合、CAG共に勝利しベスト4進出。
あと1勝すれば常滑への切符を手にすることができました。
準決勝の相手は野良連合はAerowolf(現Invictos Gaming)。当時AerowolfはAPACの門番と呼ばれ世界大家に出場するために勝たねばならない相手くらいに思われていました。
ところがどっこい。Aerowolf、めちゃくちゃ強かった。
なんと野良連合相手に2マップで3ラウンドしかとられず、AerowolfはこのAPAC予選を一位で通過します。
野良連合はあと1勝で世界というところで世界大会への出場の夢を断たれてしまいました。
当時はRamu選手が一時的に選手としての活動を休止、代わりに入ったMaavi選手(現EVA:e)の暴れっぷりもなかなかなものでした。
また、CAGの相手はWildcard Gaming。1マップ目の銀行では優位にラウンドを重ね6-3とマップ獲得まであと1ラウンドと迫ります。
しかし、ここで悲劇が。
3:20:30~
マップスコア6-3。4VS2の人数有利。残り時間10秒とCAG圧倒的有利と思われたその時。
全プレイヤーの画面がスタックし、このラウンドは無効となってしまいます。
あとわずか10秒。どんなプレイヤーでもあの状況を巻き返すのは相当厳しい、ほぼ勝ちの状態から仕切り直しの状態に。
CAGはここで一気に流れを失いました。このあと5ラウンド連続でスコアを取られ、そのまま2マップ目も失い敗退してしまいます。
当時、Maestroのイービルアイを使うとスタックするという説もありました。勝利が見えていた分、日本で初めての世界大会に日本チームがいないという状況はまさに『常滑の悲劇』。
日本チーム2チーム出場どころか0チームとなってしまい、マジでめちゃくちゃ悲しかったです。
『11月 常滑、めっちゃ盛り上がるやん』
日本チームのいない中日本で行われた世界大会。
さらに注目するべき点は絶対王者G2、そしてライバルTeam Empireが出場していないという点でした。
新たな世界王者が生まれることが確約された中での開催。
日本チームいなくてどうなの、と思いきやめちゃくちゃ盛り上がりました。
Giants Gaming(現Rogue)VS Aerowolf(現Invictos Gaming)の海岸線でのわずか10秒ちょっとの高速カバーはめちゃくちゃ話題になりましたね。
9:59:45~
AerowolfはAPAC史上最高記録タイに並ぶ世界ベスト4に。
これ以降、APACの強豪チームとして今現在に至るまで多くの活躍を続けています。
新王者はEU1位のNAVI。Challenger League上がりからそのまま世界王者まで上り詰めたこととなりました。
『11月 年齢詐称事件』
さて、ここで一つ大きな事件が。
世界大会後、日本リーグの出場枠をかけて争うChallenger Leagueという大会であるチームに大きな問題が発生したのです。
そのチームとはKLIEN。
SCRAZの日本用チーム的な立ち位置でそもそもグレーだったのですがそこは公式からのOKももらえたようです。
問題が起きたのはMeltster○という選手。Challenger League出場のための予選にKLIENのメンバーとして出場していたのですが、彼は16歳なのではないかという噂が界隈で広まりました。
実は今も変わっていませんが、シージの競技シーンは18歳にならないと出れません。17歳だろうと#17rdyつけようと、予選時点で18歳になっていないと出場できない決まりになっています。
Meltster○という選手は身分証をPhotoshopで偽装し出場。Challenger League本戦には出場していなかったものの、父ノ背中がChallenger Leagueに出ていたこと、圧倒的な強さだ噂されていたKLIENだからこそ注目度が高く、大きな問題となってしまいました。
当時のKLIENにはAyagator選手(現CAG)、A1kyan選手(現戦国ゲーミング)、takeruchi選手(現父ノ背中ストリーマー)、AVI選手(給付金不正受け取り疑惑当事者)、Y4コーチ(現EVA:e)など今でも活躍中の選手ばかりでした。
結果、KLIEN自体に公式な処罰が下されることはなかったものの、Challenger League後半には選手が足りず出場できず不戦敗。プロリーグ出場は叶いませんでした。
また、Meltster○は2年間の大会出場停止処分に。いやそれ意味ねぇから!!18歳なるまで待つだけだから!!現在はGameWithのチームでAPEXやってるみたいですね。あれから2年経ってるし一応シージの大会も出ようと思えば出れる感じでしょう。
結局Challenger Leagueを突破したのは現在キャスターのKemicalさんやREJECTのNoTimeGG選手のいたUSG、そして現在FAV Gamingで大活躍中のNo.2選手がいた匠フェスティバルLBXの2チームでした。
2019年はここまで!
次は2020年をまとめていきたいと思います。できたら今夜中に2020年を、明日の午前中に2021年をまとめたいと思います。それでは、また後ほど。
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