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Six Invitational 2022に向けて競技シーンを振り返ろう(2021年編)


さて、競技シーンを振り返ろう完結編。

2019年編、2020年編はこちらから


2021年を振り返っていこうと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。


『1月 Six Invitational 2021予選でCAG暴れる』

さて、フォーマットが変わってから初めてのSix Invitational。

世界的な新型コロナウイルスの蔓延もあり、2020年のインビテーショナル以来世界大会が行えていない中、少しずつ日常が戻りSix Invitational 2021は無事開催するとのこと。

これにはPLファン歓喜です。

フォーマットの変更を受け、参加チームは20チームに拡大。

グローバルポイントという通年でポイントを獲得した上位16チームと、各地域の予選を勝ち上がった4チームがSix Invitational 2021に出場できるという形式でした。

APACからはCloud9とGiants Gaming(元Aerowolf、現Invictos Gaming)がポイントレースから出場を勝ち取るも、日本チームは予選を勝ち抜かねばならない状況でした。

さて、予選で暴れていたのが新星の如く現れたCrest Gaming Lst。

日本予選で強豪チームを倒して勝ち上がり、手強いXavier相手に負けてしまったものの3rdマップまでもつれるなど大健闘しました。

公式配信が何故か見当たらなかったのでハイライトを置いておきます。


さて、決勝戦は我らがCAG vs Xavier。

1マップ目カフェで1-7で敗れ暗雲立ち込める中、2マップ目はオレゴンで8-7とギリギリの勝利。勢いに乗り庭である領事館でAnitun選手の1VS3クラッチもあり7-3で勝利。

見事Six Invitational2021への切符を掴み取りました。

Xavierは非常にサウンドバグの多いチームでした。本当にバグが起きているのであればリホストできるのですが、バグの証拠を提出する義務がないこと、Xavierに不利な状況に陥るたびにサウンドバグの申請があったため「タクティカルサウンドバグ」、「ザビザビしてきた」という言葉が流行りましたね。


『2月 新型コロナウイルスの感染爆発によるインビの延期、RJLの開催決定』

さて、無事開催できると思われたSix Invitational 2021。

コロナが再度感染爆発が起きてしまい、5月に延期になってしまいました。

中止じゃなくてよかった…。


そしてもう一つ大きなニュースが。

それは、3月から日本の国内リーグが復活するとの発表。

8チーム総当たりを2回繰り返す、半年にわたる長期リーグでした。

これにはシージファンはスポンサーであるdocomo様に泣いて感謝をしました。


ただ、ここでまたもや一悶着。

RJLに参加できる8チームの選考基準が曖昧出会ったことが選手から不満が噴出。

興行として人気なチームを招待するのは自然ですが、競技としては不平等でありその線引きが曖昧だったことが問題だったと思います。

また、野良連合の移籍先であるLAG Gamingも要件を満たしておらず参加できず。

トップリーグに参加権を持っていたはずの選手たちは、突然一からやり直しという事態になってしまったのです。


『2月 野良連合、Kizoku氏の影。そして謎の男山本ジャム』

さて、当のAPAC NORTHの出場権を主張していた野良連合。

突如2月の後半に運営から野良連合の出場権を剥奪するとの発表が。

なんでも、シージに関わるなという勧告を例の件以降出していたにもかかわらず、野良連合のチームの運営にKizoku氏の名前が登録されていたんだとか。

野良連合側は事実と異なると主張。

さらに、今後の野良連合の運営は写真家である山本ジャム氏が担うとの発表も。

いや誰だよ。

写真家にしてはTwitterの投稿がKizoku氏の写真1件のみ、Kizoku氏本人説まで出ていましたね。

結局、出場権は剥奪されAPAC NORTHには韓国の別チームが招待されることになりました。


『2月 APAC NORTH再編』

さて、実はAPAC NORTHの再編が発表されたのもこの頃。

12チーム、スイスドロー方式というのが非常に混乱を呼んだため、APAC SOUTHを拡大し、APAC NORTH共に8チームずつに編成し直す発表がありました。

これにより日本チームはGUTS,FAV,CAGの3チームが参加。Electrify(現Dire Wolves)やGiants Gaming(現Invictos Gaming)はSOUTHへの移動となりました。


『3月 Pengu 引退』

これまでレジェンドとして世界のシージを引っ張り続けたpenguが引退を発表しました。

Six Invitationalの延期を受け、モチベーションの維持が難しくなったことが理由だそうです。

一年前のインビで負けた後、好きにチームを組んでやり直して、それでもダメだったら引退することを考えていたんだとか。

CTZNやVirtueといった地域を超えて有力選手を集めたものの、全盛期ほどの圧倒的な強さを見せることはできませんでした。


『3月 X-MOMENT(RJL)開幕』

さて、日本リーグ復活とのことで期待が高まるなか始まったRJL。

結果は期待以上の盛り上がりを見せてくれました。

豪華なスタジオ、豪華なムービー、そして番狂わせの熱い試合。

スピードスターNORTHEPTIONが強豪GUTS Gamingを破るなど波乱の展開もあり非常に面白い滑り出しとなりました。


『5月 Six Invitational 2021開幕。CAGは大健闘虚しくグループステージ突破ならず』

延期となっていたSix Invitational 2021。

無事5月にパリで開催されました。

グループステージはなんと10チームの総当たりBO1。

これまでなかったフォーマットであり、CAGが世界のチームと9回も戦うのを見れるということで非常に盛り上がりましたね。

特に盛り上がったのがVS Liquid, team oNe, team Empire,そしてBDSあたり。

世界1位に輝いたこともあるLiquid相手に領事館で圧勝、ブラジル上位のteam oNeをオレゴンで圧勝するなど、CAGの可能性を感じる本当に良い戦いでした。


また、グループ突破に向けてはどうしてもあと一勝が欲しかったCAG。

倒さなければいけない相手は好調のteam Empire、そしてEU一位で優勝候補筆頭のteam BDS。

厳しい戦いになると思われたCAGでしたが、カフェでは前目の防衛を見せどちらも一時的にリードを広げる展開となりました。

残念ながらどちらも7-8とあと1ラウンドというところで負けてしまいましたが、今でも記憶に残る非常に良い戦いでした。

優勝はNinjas in Pyjamas。

ベスト3をLATAMチームが占めるという、LATAMの時代の訪れを告げるインビテーショナルとなりました。

『5月 GUTS GamingのキャプテンCrazyPapiyon氏引退』

GUTS Gamingの創立に携わり、ずっと日本の競技シーン最前線で戦ってきたCrazyPapiyon選手が引退を発表しました。

2021年シーズンになってから不調気味で、チームから一時的な選手交代を相談されたとき、また再度復帰するまでのモチベーションが湧かなかったそうです。

その後はキャスターとして現在までシージをアツく盛り上げてくれていますね。


『8月 Six Mexico Major、CAGあと一歩でグループ予選突破を逃す』

8月には2021年2度目の世界大会がありました。

この大会ではCAGも暴れ回ります。NAの強豪Soniqsをものともせず退け、team oNe相手にオレゴンでも完封。

ついに久々に日本チームが予選突破するかに思えました。

しかし、ここでもあと一歩足らず。

team oNeがグループ1位のBDSに勝ったことでCAGはteam oNeとの直接対決で3ラウンド以上取る必要が出てきました。

team oNeはCAG相手に徹底したピーク待ち、終始上手をとり完封。

史上初のタイブレイクマッチで山荘を行うも圧勝。

そのままの勢いで優勝するまでに。

LATAMの時代はいつまで続くのか。

CAG、次こそはという気持ちで本当に悔しかったですね。


『10月 CAG、RJC2021でUSGにBO3で2年半ぶりに敗れる』

昨年も大盛況だったRainbow six Japan Championship 2021。

2021年もさらに進化を遂げて帰ってきました。

特にコロナ禍以降なかなかできていなかったオフラインでの開催だったことが非常に盛り上がった要因の一つでした。

今年はCreepy Nutsのライブもありokayamaさんがファンボになる出来事も。


また、この大会は新世代の台頭を思わせてくれる大会となりました。

CAGを破り優勝したUSGを筆頭に、戦国ゲーミングを破ったBLUE BEES、FAV Gamingを破った魚群、GUTS Gamingを破ったZeptoなど今後に注目の若手チームが数多く活躍しました。

また、MeLton🌵選手も公式大会でついに結果を残し、来年の活躍にも期待です。

CAGは日本チーム相手にBO3で2年半ぶりに敗北を喫することとなりました。

逆に対日本チームに2年半BO3で無敗なことが衝撃ですね。


『11月 KiXSTARの訃報』

海外キャスターで1番のシージの顔、元プレイヤーでもあったKiXSTARが突然亡くなりました。

彼のもう一つの趣味である車の運転中の事故だったそうです。

きっと次のインビも空から見てくれていることでしょう。


『11月 野良連合オーナーあきどっぐ氏、裏垢発覚』

野良連合の給与未払い問題を拡散した滝沢ガレソ氏による2度目のシージ界への爆弾投下。

妻子持ちにもかかわらずTwitterで裏垢を持っており、「バチボコ巨漢」というキャッチコピーで活動していたことが話題に。

奥様の離婚ではなく関係修復を目指すという方向性により事態は収束したものの、バチボコ巨漢というワードの語呂の良さといじりやすさからシージ界の一時的なホットワードに。


『11月 DWG KIAが久々のAPAC勢世界ベスト4に』

11月のSwedenで行われた世界大会。

日本チームは残念ながら出場できませんでしたが、同じAPACのチームであるDWGが世界ベスト4にまで上り詰めました。

さらに、優勝したFaZeに3rdマップオレゴン7-7、最終ラウンド1VS1に迫る、本当にあと一歩の戦いでした。

またもや優勝したのはLATAM地域。

果たして、このLATAM旋風はいつまで巻き起こるのでしょう。


最後に

後半疲れたので失速しちゃいましたが、楽しんでいただけたでしょうか。

さて、DWG KIA、そしてCAG。さらにSandBox Gaming、Elevate。

史上最強のAPAC勢が挑戦するSix Invitational 2022が今夜から始まります。

推しのチームを応援するもよし。とりあえず強いチームを応援するもよし。

yu-saと共にCAGを応援するもよし。

自分なりの楽しみ方で、Six Invitational 2022を楽しんでいきましょう!!

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