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母を送り出すために

9月下旬、待機中だったグループホームから連絡があり、あっという間に母の入所が決まりました。

私の中にはさみしいとか後ろめたいとか、そういう感情はもうなくて、今はただ、母の新しい暮らしが少しでも明るくて心地よいものであればいいな、という気持ちだけです。

これからお世話になるグループホームは、少し大きめの家のような温かな場所。ショートステイでお世話になっていた職員さんもいらっしゃるので安心です。…と、安心なのは私だけで、たぶん母はいつものように家に帰りたがったり、せん妄が出たり、と気持ちがざわざわしたまま暮らすことになるのだろうと思います。不安な気持ちが少しでも楽になるように、「これがあれば気持ちよく暮らせるかな?」「これ、好きだったから持たせてあげよう」と思うのですが、母本人は、もう何が好きで、何があれば心地よいかの判断もつかなくなっている状態です。だから、私のやっていることは意味がないかもしれない…でも、最後になるだろう母のための荷造りに、意味は求めないでおこうと決めました。

私が持たせたいかどうかではなく、
母が心地よいと感じるか?だけを考えること。

母が出発するまで、あと1日。
母の心が楽になることだけを想像しながら、残りの準備も進めよう。。

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