見出し画像

介護に覚悟

「ほらね、覚悟が出来ていないのにやろうとするから。
覚悟がない人は、しんどくなった時にすぐ投げ出すよね」

父の退院後、本当に色々なことが重なり、「もう世話するの無理…」と言ってしまった私に、実妹が言ったひと言です。

「私は数年先まで、絶対に2人の世話はしない!」と言い放ち、私が骨折しても、起立性調節障害になっても、突発性難聴が治らなくても、ただの1日も両親の世話を変わってくれないあなたに、どうしてそんなことを言われるのかな…

「世話するのがしんどいのは、お姉ちゃんが決めたやり方のせいだよ。そんなやり方していたら、身体壊すだろうなって思ってた。でも自分が決めた通りにやりたいだろうと思って、こっちは冷や冷やしながら見守っているんだよ。それなのに、今さら、しんどいって…もっと緩く世話できないお姉ちゃんの性格のせいだよね?」

え…?
私の頭が悪いのかな?言われていることが全く理解できませんでした。

周りのプロの手を借りてはいるけれど、今の父の介護認定では、家族が手伝わないと足らないところもたくさんあります。だから、これ以上、緩い世話なんてできないよ…

介護に覚悟ってどういうことなのかな?
介護って、覚悟が決まるまで待っていてくれるものではないよ…
覚悟なんて出来ていないのに、急に始まってしまうんだよ…
その先は、とにかく「やろう!」と決めて、前へ進んでいくしかないと思っているのだけれど…私は間違っているのかな?

妹がさらに私に何かを言い始め、同席していた妹の旦那さんと子どもが「そうだ、そうだ」とうなづき、父が妹の言葉に同意し…私のココロが欠けてしまいました。

そしてこんなことを言われても、覚悟なんてなくても、両親のことは私がやるしかない…ココロが欠けたまま世話をしている今、とてもしんどいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?