占いごっこ

今日の日記なのか、昨日の日記なのか、もう分からない時間になってしまった。
日記というのは、予め書いておくことができないので難しい。
と、言いつつ、いつもその日起こったことなんて、ほとんど書いていないのだけど。

昨日、ふと、「似非占い師になりたい・・・・・・」と呟いたら、同居人がキッチンからやってきて、「あの、私、悩みがあるんですけど・・・」と言って向かいに座ってくれた。
何も内容を考えていなかったので、その場でネットで調べたことを読み上げたら、棒読みだったみたいで、演技指導が入った。

やってみて分かったこととしては、私の場合、なんか優しくて色々なものが見えていている感じの、○○の母みたいなキャラクターより、一刀両断ズバズバ系の方が向いているということ。
「昔、こんなことがあって・・・・・・」
「忘れな」
の瞬間が、一番笑ってもらえた。
いや、占い師って笑いを取る人じゃないのだけど、私が目指しているのは似非占い師なので、いや、目指しているのかも分からないのだけど、とにかく面白ければ良いのだ。
親切な同居人には、こんな私に付き合ってくれてありがとう・・・・・・、と伝えたい。

何でこんなことになったかというと、私は最近占いにハマっていて、というか、より正確にいうと占い師にハマっていて、よくお悩み相談ラジオ?を聴いているからだ。
占い師の方それぞれの、独特の世界観というか、話し方が好きで、私も独特の世界観で、何かを分かっているように喋りたくなった。
上っ面も上っ面すぎて、怒られそうだけれど。
でも、毎日毎日人の悩みと向き合っている方のお話は、やっぱり面白いと思う。
だって、悩みって簡単に人に言わないのに、その簡単に言えないことばかりを毎日聴いておられるわけではないですか。
それに、そもそも人の悩み自体が興味深い。
そういう悩みがあるんだなぁって。

私はとにかく優柔不断で、もうなるべく全部他人に決めてもらいたいので、一時期全部占い通りに生活していたことがある。
「掃除に良い日◎」らしいから掃除するか。
「今日は出掛けてみると良いでしょう」らしいから、仕方ない、出掛けるか(基本的にはどこにも出掛けたくない)。
といった具合に。
そうしたら本当に良くなったかどうかは、気にしていなかったので分からない。
とにかく、自分の行動を考えなくて良くて楽だった。
しかし、いちいち占いを見るのが面倒になってやめてしまった。
そう、以前も書いたが、私は生き方が雑なのである。

私を占ったら「根がいい加減で、飽きっぽい」って出てくるでしょうか。
「根がいい加減」って、聴いていてよく出てくる言葉なのだけれど、「根が」ってわざわざ付けるところが、やっぱりテクニカルだなぁと思う。
あるとないとではイメージも受取り方も全然違う。
似非占い師への道は遠い。
いや、目指してるわけではないのだけど・・・・・・。


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