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Photography Journal #5 | 望遠レンズ

ふと思いついて望遠レンズを持ち出し朝の散歩してきました。

広角レンズ・標準レンズを買ってからなかなか使う機会が少なかった望遠レンズ。
重くて持ち運びづらいけれどやっぱり良さがありますね。

欲しい部分をそのまま切り取れるところがいい。

自転車を5分ほど漕いで多摩川に到着。思ったより暑くなく風も吹いていて心地よかった。

着いてから最初に撮った一枚。ひょっこり覗いている三角ブロックの頭がかわいい。

少し歩くと電車の鉄橋が見える位置に。水面に映る鉄橋が美しく、この場所で20分ほど滞在。

水面はとても穏やかで空や橋が鮮やかに映っていた。白と青のコントラストが綺麗でお気に入り。
側面も白で美しかったけどそこの反射もよかった。こちら側は水が少し揺れていたのでのんびり落ち着くタイミングを見計らってパシャリ。

最初は水面に映る橋や空の写真ばかり撮っていたけど橋そのものも印象的ということに途中から気づいた。落ち着いた気分でなければ見逃していただろうな。

ぼーっと空を眺めていたら水のゆらめきで反射した光が橋底を照らしているのに気づく。今日いちばん嬉しく撮れた一枚。

特にこの3枚目の写真に関しては望遠レンズだからこそ良い一枚になった。水面まで映してしまうとそちらの魅力に目がもっていかれてこの反射に気づかなかったはず。

この調子で撮っていると電車がやってきた。朝の時間帯の割にはあまり本数は多くないんだなと感じた。

東京側から電車が。いつもは中にいる車両を外から見るのも面白い。
京王線のピンクのラインがアクセントになって、先ほどの写真とは異なる印象を与える。
鉄橋の柱。特に水面が穏やかな瞬間を狙って、まるで一本のつながった柱のように見せた。左側の影が日差しの強さを物語っているところも好き。
ホイールの影がくっきりと地面に映っていて、一旦バッグに入れたカメラを撮りだしてパシャリ。この写真以来、影にもさらに注目するようになった。

こんな暑い時期には自転車はとても便利。同じ太陽の下でも心地よい風に当たっているのとそうでないのとだと天と地の差になる。

少し離れたところから電車と鉄橋をパシャリ。相模原線の黄緑と河岸の緑たちが統一感を出している気がする。
プロペラの音が存在を教えてくれる。普段のレンズだと撮らないものも望遠ならこの通り。
サイクリングロードから信号が見えたので望遠側でパシャリ。夏ぽっさが出ている気がするんだけどなんでだろう?

自転車をもう少し漕いでいると流石に暑くなってきて、そのままゆったり帰りました。

改めて望遠レンズの良さをさらに知れた良い機会でした。

全く同じ景色でも異なる視点・切り取り方があると与える印象ががらっと変わる。
こうした経験があるとレンズ選びで迷った際に「このレンズにはこのレンズにしかない良さがある」ということを教えてくれる。

また望遠レンズを持って出かけてみようと思います。

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