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心に描いていた風景

私のくらしと
あなたのくらしが重なることで
地域のくらしが豊かになる
そんな想いを込めて
万場町のくらし

(2021.4.1 モグラーより転載)

4月はじめの日 🌸
新潟の海の方から、海ゴミ活動をしてるSDGsな旅人達が 鮭川村のある人を訪ねて山形県・最上郡に来ました。

その仲間から『のくらし、寄ってみたらいいよ』と教えてもらって来た、という彼女達が席についた頃、地域のおばぁちゃんが『一つ頼みがあるんだけど』とやってきました。

『つまみ細工。このブローチ貰って欲しいのよ。』
聞けば、このおばぁちゃんの友人が趣味で沢山作っていて、10個、いや20個、、、山ほど貰うとのこと。そのおばぁちゃんにとっては、“創ること”そのものが楽しくて、貰ってくれる人がいると幸せなんだ、そうな。
そんな話を聞いた旅人たち。

彼女達の目には、最上の暮らしの中で豊かな時間と共に丁寧に作られた そのつまみ細工のブローチが 輝いてみえたようです。

『あ、よかったら私一つ貰いたいです』
『あら嬉しい!、、ありがとう!!そして、あなた達が食べているケーキ美味しそうね』
『よかったら、一緒に食べませんか?』

気がついたら、同じテーブルに座って、楽しそうに話をしていました。


くぢら餅の話や昔の学校や暮らしの話、いろんな地域の話をおばぁちゃんが話してくれて、旅人たちも最上のくらしの魅力をいっぱい吸収していました。


最後には、おばぁちゃんが、『あら、ここに来てよかったわぁ♬ 若い人たちと話してとっても楽しかったわ〜』と旅人たちも『いろんなお話が聞けて、たのしかったです!ブローチ、友人にも持って帰りますね!』と



コロナ禍のこのご時世だと、なんとなく微妙な内容なのかもしれないけど、、、
(県外旅行者✖️高齢者)


のくらしが思い描いていた光景があって
地域のくらしが
旅人のくらしを彩り

旅人達が
地域のくらしを彩り

どちらにとっても豊かな時間が流れていました。


ー嗚呼、そうそう、私たち。
 こういう時間を創りたくて
 この場所を作ったんだよなぁ
と思った瞬間でした。

最上地域のこの日々流れる日常は
すでに
誰かにとって、宝のような時間なんです。


心に描いていた風景がそこにあって
風景さえも、思い描けば
生み出すことができるんです。


まちにあった空き家を店舗へ
空き家や空き地に手をかけることも
風景を変える作業の一つ

空き家や空き地が、町の風景として
暮らしを置いざりにしている
そんな象徴になるのではなく

遊び心がみえたり、わくわくする
暮らしを中心とした働きのモチーフになる方へ

今日も今日とても
雛人形を綺麗に飾りつけたり、掃除をしたり
店舗の観葉植物に手をかけるのでした。


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