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元ファッションバカ通信

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元ファッションバカがファッションその他について書くコーナー。写真と本編は大体関係ありません!
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#yuisaintlaurentdiary

限局性激痛とDries Van Noten

今すぐできることと言ったら書くこと(寝そべりながら)だけだ。何かを出力するのってものすごくエネルギーをつかう。 写真はアートの中でも最も好きな表現技法の一つだった。 原美術館Sophie Calleの「限局性激痛」にギリギリ半分間に合う。Dries Van Noten主催の展示をみにいったら、2階にまだあった。 Sophie Calleの失恋の痛みと、色々な人の喪失にまつわるサッドストーリーを交互に、写真と刺繍された日本語で表現されたもの。 すごくドロドロで人間み溢

My Karl is Your Karl

みんな、Karl様のことをもっと好きになると思うから見てほしい。Karl様の部屋、私の部屋に似ている。出かける前、指輪を一つずつ選んでつけるシーンが大好き。これを見て、指輪をつけすぎても良い。と納得して、今に至る。 厳しいけど一貫してる人だった。 趣味の良し悪しは置いておいて、この歳でこんなに新しいことに挑戦し続けるって、こんなに毎回、ショーをショーとして楽しませてくれるなんて、本当に最高だなっていつも思ってた。 一度だけParisのColetteに週3で通ってた頃に、

We Margiela and I McQueen

2010年前後に立て続けに去った(私の)スーパースターのドキュメンタリーが立て続けに公開される2019年。 Martin Margielaは引退以降、去年から活動が活発になってきていて、去年ParisのGallieraで公開されていたMartinもキュレーションに関わったという展示はとても素晴らしくて、ワクワクして、永遠にそこにいられそうだった。 書く気になったらまたいつか書こうと思うけど、今をときめいていたVetementsへの影響もそこかしこにみられたり、自分の中では

パンクスは太らない

Comme des Garçonのショーのレヴューで知ったVOWWSというバンドの音楽を聴いてる。 みてるだけで苦しい動画というかイメージ。 最新のアルバムがリリースされた2018年はもう去年なんですね。Soft Balletを彷彿とさせつつMarilyn Mansonとか聴いてたんだろうな子どもの時。Linkin Parkとか。知らないけど。 スマパンの元ツアーベーシストで元HOLE(Kurt Cobainnの嫁Courtney Loveのバンド)のベーシストMe

Virgil AblohはMarcel Duchampに首ったけ

今を時めくVirgil Ablohのハーバード大学での講義の書籍が和訳されるとのことで、講義自体は2年くらい前なんだけど、以前流し見した講義をもう一度ちゃんと見直した。暇だったから。 やっぱ頭良いんだなー。考えてることは、アーティストっぽいんだけど、商売が好きなんだな。ビジネスセンスがすごい。村上隆と仲良しなのなんかすごくわかる。 見てない人は、英字幕つけるとわかりすいから、”PERSONAL DESIGN LANGUAGE”のスライドの説明のくだりと、最後の学生との質疑

これからの「ファッション」の話をしよう live in Slane Castle2019

忘れないうちに今の気持ちを書くぞ。今日、スンドゥブを食べながら、らしくないメンバーでファッションの話を120秒くらいすることがあって、帰り道にファッションについて考えたりした。たぶん、今後もうそのような機会もないだろうから思い出したを書いておこうと思った。 最初に断っておくけど、ここに書いてることは、私自身が肌感覚で感じていることだけで、何年の出来事とか、時系列とか、事実関係については一切確認してないし、それについては別にどうでもいいと思っている。 「ファッションとアパレ