FL StudioというDAWを日本語で使う

※ダラダラ自分語りしているので、結論だけ見たい人は一番下にスクロール推奨

どんなソフトで音楽してた?

コンピュータで音楽に触れているみなさま、一番最初に触った作曲ツールは何か覚えていますか?
ゆういちろうはMS-DOSで動くMMLからMIDIへのコンバータ「SPICE」や、YAMAHAのWindows3.1で動く「音楽ツクール」だったと記憶しています。

そのあとの変遷は色々あります。
「懐かしい!」とか「今も使ってる!」とか言う人もきっといるはず。
見る人が見れば気付かれるかと思いますが、Windows派ですw

レコンポーザ、Singer Song Writer、Cakewalk、XG Works、Cherry、SOL/SOL2、SoundEngine Free、Audacity、Cubase

FL Studio

一連のソフトウェアはシーケンスソフト、コンポーズツール、DTMツールなど一般名称が右往左往して、今は「DAW」と呼ばれるように落ち着いたのかなと思います。
変遷は色々あって、ゆういちろうは10年ほど前から、ほぼ「FL Studio」一本になりました。

「FL Studio」の一番良いのは、そこそこお手頃価格な上に、「買い切り」=LifetimeFreeUpdatesなところ。
DAWはそこそこ高いのに、メジャーバージョンが上がればちょいちょいお金取られることが多いと思っています。
中学生、高校生の頃のお小遣いやバイト代で、パソコンやこれらのソフトを揃えるとアッという間にすっからかんです。
だってこれ以外にもMIDIキーボードとかハード音源(どうにかこうにか中古でMU128とかSC-88Pro、Proteus2000なんかも持ってた)も必要だったんですから。
あの頃の、「作曲ツール=お金がかかる」が今でも心のトゲになってるわけですね。

今メインでお金がかかるのは「VSTi=ソフト音源」にシフトしたなぁって思います。
ツールよりも音源にお金がかかっている感覚は、なんていうか腑に落ちるって気がするんです。

FL Studioっておススメ?

実はFL Studioを完全におススメできるのかと言われれば、そうではないですw
しんどい部分を列挙すると…
インターフェースが英語(か中国語)しかない、使い勝手が他のDAWと比べてとっても独特、ウィンドウの構成がなんだか懐かしいMDIチック、MIDIシーケンサー部分がちょっと貧弱、EDMみたいなループミュージックには向いているけど、そうでない作曲で苦労する(あげればキリがないけど、コードやテンポ、拍子の取り扱いが貧弱/クセがある)。

そう、使い始めてから慣れるのにすんごく気合が必要です。
それでも、買い切りとかモバイル版の存在とかの魅力に取りつかれて、すごく気合入れて使い込んできたおかげで、今ではとんでもなく重要な相棒です。
我こそはというドMな方にこそ使っていただきたいDAWかと思います。

脱線:MMLについて

「コンピューターで音楽を取り扱う」のゆういちろう的歴史の一番初めは、N-88 BASICってプログラミング言語に搭載されていた簡易MMLだったと思います。
MMLって何?って言われると、「テキストで表現した楽譜」ってところでしょうか。
例えば「きらきら星」の4小節分を例で示すと以下のようになります。

ccgg aag2 ffee ddc2 /* ←ドドソソ ララソー ファファミミ レレドー って書いてある */

この頃のクセが残っていて、今でもパッと思いついたメロディーはMMLでスマホのメモ帳に書き留めて置いたりということをします。
今では、MMLを打ち込むと、MIDIやMP3に変換してくれるWebサービス(※)があったりと、便利な時代になりました。
MIDIにすると後でFL Studioに流し込むのもラクラクなわけです。
(※)MMLを変換してくれるサイト
https://music-school.mjapa.jp/mml_to_midi_converter.html

FL Studioの日本語化を手伝ってほしいの

ここから本題です。
FL Studioのいつからのバージョンだったか、「Language」の設定項目が増えて、「おっ!日本語も使えるようになーるー!?」って期待していたんですが…中国語(zh)が追加されたものの、日本語はそんな気配がありません。
FL Studioのインストールフォルダに中国語のmoファイルがあったので、日本語(ja)のフォルダを作って試しにいくつか翻訳してみたら、ちゃんとアプリに反映されていました。
慣れちゃったので英語のままでも使えるっちゃ使えるんですが、日本語にするとやっぱり頭にスッと入ってくるし、新しい日本人のユーザーも敷居が下がるんじゃないかなって思います。
ただ、翻訳対象がとても多い上に、どう訳したものか迷うもの、訳したけどスペース的にはみ出しちゃうから工夫しないといけないものなど、ちょっと一人でやるには限界があります。
githubにpo/moを置きますので、誰か手伝ってプリーズ_(-ω-`_)⌒)_
ゆういちろうは翻訳ツールは「Poedit」を使っています。
https://github.com/yu1row/FL_Studio_i18n.git

注意点としては、「直訳だと逆に使いづらくなるので意訳を意識したい」、「翻訳してもアプリで表示するとはみ出しちゃうから、その時は言い換えや半角カナ文字にするなど調整をする」、ここを気にしてもらえたら嬉しいなあって思います。


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