質問が続かないのは、意識すべきことが抜けているから(質問例付き)

子どもと話をしている時、次に何を質問したらいいかわからないというご相談をよく受けます。

予想外の答えが返ってくるとあたふたしてしまう。
どのように返していいのか分からなくなってしまう。

そこで今回は、僕が問いを行うときに大切にしていることを話します。


問いは、登山と同じ

問いは、登山と同じです。ゴールを目指して登っていく。ただし、1つのルートから行くのではなくて、その時その時の状況において、いろいろ迂回をしていく。

次の質問が出ないときの原因は大きく2つあります。

1つは、そもそもゴールが明確ではないこと。

どこに登るか決まってないので、何を聞けばいいのか分からなくなってしまうのです。迷子のような感じですね。

2つ目は、1つのルートのみで考えていること。

事前にこうやって聞こうと思っていても、子どもから想定外の答えが出てくることが少なくありません。

1つのルートだけで考えていると、想定外のことが起こった時、立ち止まってしまいます。

行き止まりに出会った時、立ち往生してしまう感じですね。


なのでまずは、子どもに何か聞くときは、できるだけ目当てを決めておく。どうしたいのか。何が聞きたいのか。といった、目的や目標を決めましょう。

もちろん、すべての会話でそれをするとしんどくなるので、ちょっとじっくり聞きたいなぁと思っているときは、そのように事前準備していきましょう。

源泉をたどる

前提を理解した上で、どうすれば次々に質問が思い浮かぶようになるのでしょうか。

なぜ、子どもから想定外の答えが返ってきたときに、すぐに質問が思い浮かぶのか?

それは、僕が常に「源泉」をたどっているからです。

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