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なるほど、DXとIT化を混同してはいけないのね、という話

このところ、自分をUpdateすべくDX関係のサイトを読んだり書籍を読んだりしております。

DX、かなり大きな概念ですね。

なので、なんというのでしょうか、文脈によってDXの意味を広げたり狭めたりして使っているようなのでなかなか「これがDXだ!」というものをきちんと整理しきれていません。

今時点ではっきりしているのは、

DXとIT化は明確に違う

ということですね。

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DXは、あくまでデジタル技術を活用することで、製品・サービスやビジネスモデル、企業文化・風土に変革をおこすもので、「目的」だと思っています。

IT化は、ITのツールを活用して、既存のプロセス等を効率化するための変化で、これは「手段」だと思っています。

DXを実現するためにITツールを活用することはあると思いますが、導入そのものが目的ではないのですね。

うーん、これ、「世の中DXがはやっているからうちも乗り遅れないようにDXだ!」

ってやっていたら、間違いなく失敗しますね、これ。

IT化は、まだプロセスを効率化できるという意味で目に見える効果があるんですよね。

たとえば電話によるコミュニケーションがメールやチャットに変わった、会議室での会議がZoomやWebExによるネット会議に変わったなどです。

これによって、たとえば通話料削減や、電話設備のコスト削減、相手の時間を奪うといった行為の低減による業務効率化などですね。

DXは、そもそもトップ層が

「なにをしたいのか、どんな変革をもたらしたいのか」

を明確にしておかないと、ただツールを入れて終わりになりそうな気がします。

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例えばDXの成功事例で見られるのはSalesForceをはじめとしたCRM導入による顧客管理の見直しです。

これまで各営業担当が個別の担当DBとノウハウをもって営業活動していた情報を全社共有することによって、分析・販売戦略をたてるといったものですね。

確かに会社全体での変革ですからトップ層が意思決定し、明確なビジョンをもって取り組まないと成功しないでしょうね。

仕事のやり方や意識は変わったでしょうし、DXという定義にあてはまるんだろうなと思います。

だからといって、

「世の中のトレンドにあわせてうちもSalesForceを導入だ!」

となってしまっては、そもそもなぜSalesForceを導入する必要があるんだ、という肝心な魂がこもっていないので成功するわけがないのですね。

コミュニケーションツールについても「目的」があっての「手段」です。

世の中にはいろんなコラボレーションツールがありますね。

Microsoft Teams、Kintone、Slack、Google Workspace、Cisco WebEx、Confluence、Zoom、Jira、etc....

これらも、導入することが目的となるのではなく、何をしたいかが最初にあり、そのためには何を使えば実現するか、という順番ですすまないといけないのですね。

勉強になりました。

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それではまた!










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