Last Stage Day's ~私をかなえてくれた2人。山とケ。~PART2 届かなくても思い届く花束

2020年3月29日。ツイッターもラジオもいろんなつながりを持ち始めたFMサルースの番組「山とケのSlow Stage」が幕を下ろしました。この思いを今日はいくつか分割して載せますが。今回は初めてnoteから書き込みます。

ブログ5回更新しなかったら誕生日プレゼントなし。こんな経験もした山口さん。更新疎かになることを踏まえ、こっそりmixiから慣らしSNSを始めた自分。今回は初めて画像も入れられると聞きnoteを使って書き込んでみます。

今回のテーマは渡す予定だった花束。
これまで、当時の三宅裕司氏主宰の劇団スーパーエキセントリックシアターとのタイアップで放送していた番組Lime Right(現在のgeeupsprout)で出演していた「部屋と僕と弟の話」をベースに、花屋の店員を演じていた沼尻里美さんの考えをベースにこれまで卒業した際に、様々な花店でいろんな思いを元にイメージを膨らませ、お渡しをしてきました。

そのうえで、そのFMサルースの入口を作ってくれた2人なだけに
ここに来ての予想だにしなかった結末。

直接お渡しできなかったのが無念ですが悩み悩んだ末。

記載したことで、傷をつける場合もあるかと思います。
そうなってしまった場合は大変申し訳なく思いますが
いろんな覚悟を踏まえたうえで気持ちだけでも伝えたいとして      今回は写真で掲載をさせていただきます。

●今回のテーマ:7年分の集大成
~山とケのSlowStage×geeupsprout(7割)×TRAIN-TRAIN(3割)~

2人がいて2人が入口で、ここまで7年も走り続けられた想いがあり、
その感謝を込めてお願いしました。

画像1

・狙い:サルースと田野畑と岩手への思い

元々は岩手県の田野畑(たのはた)村という震災で壊滅的な状況になった
三陸鉄道(風で再び壊滅的な状況に陥ったものの3/20に運転再開)からの沿線を走る場所から発生前から音楽祭を自ら企画し、その企画ユニットとして東京近郊で活動。
特に、三陸鉄道運転再開に当たっては、ケーナさんの父親が阪神大震災で被災した神戸の活動を通じてボランティア団体を立ち上げ、そことオーバーラップして展開した「応援メッセージ付き横断幕」を各駅分用意するために主体的に動き6年前の全通式典で贈呈するなどの活動をしています。

・制作する花屋も直球、sproutからのレールと岩手

そんな中で1年半前。geeupsproutを通じて知り初めて知った「ミス成蹊」。
東京都武蔵野市は吉祥寺にある成蹊大学へ初めて訪れ(実は自分にとって吉祥寺は山とケの関連で少し因縁があり…)
たまたま配布されていたリーフレットを通じて知った花店        「吉祥寺の花屋 F(エフ) - Flower's room F」に依頼。

ハート型に加え、文字や画像もプリントしてくれるサービスなどがあります。そこから後に、完全な「ストライクボール」として山とケのフィナーレを迎えるならここに制作を依頼したいという思いがありました。

2018年に訪れた際に成蹊大学の学祭「欅祭」でお会いした
弦間彩華(げんま・あやか)さん。
FMサルースのgeeupsproutで鍛えたのち、
現在はTBS系のIBC岩手放送のアナウンサーとして、活動されています。
※映像見ましたが、先月・花巻市内で行われた
『第62回わんこそば全日本大会』のエキシビジョンマッチ
「テレビアナウンサー対抗の部」でアナウンサー対抗の部にて
 3分間で90杯で優勝。渾身のガッツポーズが印象的でした。

震災前から岩手を見つめた山とケ、
そして去年から岩手を見つめる弦間さんの思いを融合し
2人がいたからサルースもカルチャーもいろんな裾野を広めてくれた感謝の思いを込めてこちらに依頼させていただきました。

悩んだ構想、写真いっぱいと「バッケ」の思いを込めた感謝の言葉

花の依頼も共通にするか、バラでいくか悩みました。
結局2パターン。

東北の言葉で「ふきのとう」を意味する2人のアルバム「バッケ」。
その収録曲1曲1曲の歌詞をつなげて感謝の思いをつづった花束を1束制作。

画像2

花がわかりづらくなるため…詳細を書きます。メドレー花束。
1.悲しみはそっと近づき 忘れないで
2.離れてゆくことを決めた背中は
3.何かを思い出すようにみつめた
4.いつまでも無邪気じゃいられない
5.もっとシンプルに
6.強引な喜びを背負いながら
7.憂鬱な時間誘い僕らの声を滲ませ
8.沢山の出会いと別れを繰り返し
9.明日はどちらにも訪れる
10.そうだ手をつないで歩こう

このベースは強引ですがTRAIN-TRAINの考え方を取り入れました。
東急東横線渋谷駅(横浜方面)の発車メロディをプロデュースした向谷実さん。大の鉄道党として知られている中で、本格的に発車メロディをきっかけとなったのが関西の私鉄京阪電車の発車メロディ。
列車種別に応じて上り下りのコンセプトに各駅異なるメロディで発車を知られるだけでなく、コンセプトごとに順につなげて聞くと1曲になるという前代未聞で画期的な趣向も凝らしていたことが評価され、この考え方は京阪電車のほか関東でも東京メトロ東西線で取り入れています。

一つ一つバッケの収録曲の歌詞をつなげて、
一つのストーリーを作れたらと考えた花束を。

もう一つは、実は一部のファンの方にDMで募ったサプライズとして、
リスナーからのメッセージと岩手や足利渡良瀬橋、たまプラなどお世話になった場所の写真も組み合わた花束の準備をなんとかして進めていました。
※DMにてメッセージをいただいた、足利のしんちゃん、シンジさん、ささくにさんには本当に貴重な時間をお借りしてありがとうございました。
しかし、このような結果になったことは社会情勢上仕方がないこととはいえ胸が張り裂けるぐらい心からことが足りないぐらいの気持ちでいっぱいです。本当に申し訳ございませんでした。

画像3

結果が結果だけにその現地で渡せず、運命とは言え…覚悟もきめてたとはいえ…。こんな残酷を受け止められず。せめて気持ちだけでもと考えこちらで記載させていただきました。

それでも3/29は3/29です。山とケがたまプラを旅立ったのです。
もう今後はここまでコンスタントに会うことはありません。はっきり言います。これまでの最高の体験を作れたこと、サルースが間にいたこと。たくさんの思い出ができたことこれは変えることのない不変の事実です。

自分の新たなステージへと飛ぶ日なんだと思い、
たくさんの経験をもって明日から歩みます。

本当に感謝しかないです。
2人やサルースからは「ごめんね」はいりません!ありがとう!

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