Platform Engineering Kaigi 2024にほんの少し参加したりスライドみたりした

はじめに

Platform Engineering Kaigi 2024に参加しました(オンライン)
本業が忙しくオンライン参加でもほとんど聴講できなかったのは残念です。あとで見返すことも考慮し、超簡易参加レポート兼メモを残しておく

1. 参加したきっかけ

1-1. Platform Engineering Meetupに参加していた

興味本位で Platform Engineering Meetup #3 に参加しました。その時Platform Engineeringというのが何なのか知った。

1-2. Platform Engineeringに興味があった

Platform Engineering Meetup #3 に初めて参加した時、「開発者が開発に集中できる環境の醸成」、「共通基盤による車輪の再開発防止」、「DevOpsの浸透と実践と改善」にとても興味を持ちました。

自分自身も開発の経験を経て「もっと開発環境が整備して開発者が楽しく開発に集中できるには…」、「BizDev連携のハードルを下げるためには…」、「Devの中でも固有ドメインを相手にする機会が多いアプリケーションエンジニアと固有なものを取り扱い機会が少ないインフラエンジニアの境界線をなくすにはどうしたら良いのか…」を考え自分なりに実践してきた。

Platform Engineeringという考え方と実務での経験から「もっとPlatform Engineeringについて詳しくなりたい」、「実践して組織をもっと改善したい」と考えるようになった。

1-3. チームトポロジーを体現したいと考えていた

Platform Engineering Meetupでよく紹介される本です
この本ではソフトウェア開発とチームの関係について紹介されてます。本の内容紹介は今回割愛しますので興味がある方は読んでみてください。
自分はチームトポロジーをエンジニアとして体現するにはPlatform Engineeringを知ることと実践することが大事だと自分は考えている。

  1. 自分の引き出しを増やしたい

  2. 社内に持ち帰って社内の開発環境向上を促したい

という目的で参加を決めました

※「Platform Engineeringを実践している会社を認知したい(今後注目していきたい)」という裏目的もありました笑

2. 聞いたセッション

スライドが公開されてます(2024/07/10)

3. 開催後にみたスライド

明日から始める持続可能なドキュメンテーション戦略(CADDi様)

Platform Engineering と SRE の門(スリーシェイク様)

いつPlatform Engineeringを始めるべきか?〜レバテックのケーススタディ〜(レバテック様)

※他にもたくさんありますのでぜひ調べてみてください。公式サイトから登壇者の確認をし、Xで調べれば登壇資料を見ることは可能かと思います

4. 感想

4-1. 開発者のための開発

Platformという言葉を聞くと「基盤を作るのか?」と考えてIaCやインフラばかりに目が行きますが、ドキュメント改善もPlatform Engineeringの一部なのかと驚いた。

開発者が開発する対象に集中できるようにする環境の構築と改善を行うのがPlatform Engineeringだ。
自分は開発者向けのドキュメント改善やオンボーディングの改善に力を入れたり社内啓蒙してきた経験があるので「自分もPlatform Engineeringの入り口に立てていたのかもしれない」と振り返る。

技術基盤の開発はまだ経験ができていなかったり知識が足りないので今後力を入れていきます。ひとまず仕事で使うAWSサービスの理解を深める。

4-2. 作って終わりではなく、改善を続けること

「作って終わりではない。むしろ作ってからが本番」というのは面白い。作りきることだけ考えるのではなく作った後の運用面や保守面も考慮するというのはソフトウェア開発っぽい。

ちなみに自論ですが、「作ったら面倒見なきゃいけなくなります。作った瞬間から負債への道がスタート」だ。

4-3. 開発することだけでなく営業的な動きも大事

Platform Engineeringは開発者のための開発です。ですので、開発者に使ってもらってなんぼです。開発者が欲しがるものを作らないといけない。「Platform EngineeringがPlatform Engineerチームの独りよがり」になってしまうアンチパターンをよく聞く。

使ってもらえるツールを提供できるように「日々開発チームへのヒアリング」、「使ってもらってフィードバックを得て改善する」、「開発者の困りごとを仮説たてて検証していく姿勢」が求められる。

個人的に「Platform Engineeringってエンジニアに対してエンジニアが営業を行うみたいだな」と考えている。普段の開発とはまた違ったコミュニケーション能力が必要です。ITエンジニアの新しい価値提供の形みたいでより興味が湧きました。

5. 今後に向けて

5-1. とにもかくにもプロダクト開発の経験を増やす

開発者の開発をするには自分自身の経験を増やさないといけない。プロダクトのいろんなフェーズで開発を経験したいし、領域も増やしたい。まずは「Webアプリケーション開発(フロント、サーバー)を一通り経験する」、「新規でコードを書くだけでなく既存コードを読み解き、改修を続ける」を目指す

5-2. もっとクラウドサービスの強みを理解する

クラウドサービスをもっと使いこなしたい。
仕事で使っている関係でAWS認定資格はCLF(クラウドプラクティショナー)とSAA(ソリューションアーキテクト -アソシエイト)を所持している。

「資格を取れば良い」というわけではないですがもっとクラウドサービスを活用する引き出しを増やす目的で資格取得にまた挑戦したい。DVA or SOAですかね

5-3. 課題解決の経験と周りを巻き込む経験を増やす

ただ開発するだけでなく課題の発見することが大事。また、相手の要望を引き出す力も大事
実装力や技術の引き出しだけでなくその力を活かせる環境を自分で作り出すソフトスキルを身につけていく。

  1. 広い視野を持ち周辺環境の課題発見と提案を行う

  2. 漫然と開発するのではなく「なんのための開発なのか」を意識する

  3. 「仮説を立てて行動、振り返りののち次の行動へ繋げる」を続ける

上記を普段の業務に取り入れる

6.終わり

Platform Engineeringは組織課題や組織文化の醸成にエンジニアが関わっていけるような気がする
改めて自分がPlatform Engineeringに対して抱いた気持ちを大事にして日々の業務に臨む。また、引き続きMeetupの参加と情報収集を怠らない

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