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ヒッチコック映画術

初めて一人で映画館に行ったのは
多分11か12歳の時だったと思う

ハリーポッターの、
あれは多分賢者の石
だった気がする
一作目ね







子供なんで
まあハリーポッターみたいなモンでも
心を躍らせて観れましたね

一作目てのは何でもそうですが、
夢がある

続けてくうちに
色んな理由でどんどん難しくなってくる
因果ですな




だから
映画も結構だったんですが

それ以上に
道中でワクワクしていたような
記憶があります





初めて一人でバスに乗る
30分から乗るってぇと

古河

っていう
まあ地元だと割りかし栄えてる街に着く



そこに
光映会館
てぇ乙な映画館がありました

他の地方映画館同様
もう随分と前に閉館しましたけどね

漢字、合ってるか微妙だな




初めて家族と映画館に行ったのも
ここだったと思う

ゴジラの何作目かで、
むっさ、ゴジラ怖かったの覚えてます

あの独特な鳴き声?あるじゃないですか
あれマッジで怖かった
泣いてたんじゃないだろうか






地域密着
てか地元の人しか知らないようなとこで、
スクリーンはふたっつだけ



番頭、いや受付のおばちゃんから
チケットを買い、
入り口横の寂れた売店で
塩味のポップコーンとメロンソーダを買った


ウッキウキの満面の笑みで
スキップしながら、
指定されたスクリーンに向かう絵が見えますね






帰宅は夕方だったか

無事に帰って来た僕を見て、
今は亡き母と
やんちゃ気味な兄が



「オイ一人で行って来たんだって?
スッゲーじゃん」



かなんか言って
褒めてくれました

そういうの、
むっさ覚えてる









思えばあれが
僕の一人旅の
原初体験だったんだろうなあ
















てぇのを
ヒッチコックの本読んでたら
想い出した






あゝ
俺の人生は

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