【刀剣乱舞無双】02：こんのすけ

■発売前だからこそできる妄想予想（と挨拶）

思ったんですけど、『刀剣乱舞無双』って「主なき本丸」じゃないですか。

原案である『刀剣乱舞-ONLINE-』の刀剣男士たちは、歴史や伝承といった「人の想い」を基に己を象り、そうしたもののままならさから傷つき苦しんでる刀ばかりです。で、苦しみを抱えつつも当代の主を得たことで少なくとも“今”を生きるための強さを得る。そういう「物語」だと解釈してるんですけど。

要たる主を得られていない無双本丸の刀剣男士はぐちゃぐちゃな想いを昇華する術を持たず、きっと『刀剣乱舞無双』というゲーム自体の役割もそうした男士の在り様を描ききることで、未就任/引退した審神者の中から「私が主になってあげなくちゃ（使命感）」と本丸を得る/戻る人を出すことであり、現職審神者には「私は彼らの力になれているんだ（号泣）」と自分の男士を抱きしめさせる（概念）ことだと思うんですよ。

ということは『刀剣乱舞無双』で描かれる基本属性は「地獄」であり、ルビー・パーティー謹製の緻密なシナリオと上質なテキストでそれを彩るわけだ。オーケー胃薬は準備万端だ。

こんばんは、見代です。

前回の記事ではnote内外からの「スキ」及びTwitterでの「いいね」をありがとうございました。この手の記事を書くのが久しぶりなら、こんなに評価を頂いたことがかつてあったか記憶が薄く、とても嬉しく承りました。とまぁ余談はさておいて。

■2021年9月15日新情報

Twitter先行公開とのことですが、サポート（兼マスコット？）キャラ「こんのすけ」の3DモデルとCVが発表されました。

3Dモデルの出来がつくづく良くて感心するのですが、それより無双本丸のこんのすけがCV山口勝平という現実がすごすぎて反応に困っている。

『刀剣乱舞-ONLINE-』におけるこんのすけはサポートというかガイドキャラでして、ボイスはついておらず各メディアミックス作品でCVがどうなるかは一つの見所でした。

……うん、そういえば見所でした。すいません、私自身はこんのすけへの関心が薄いというか未履修ながら「ぼく（時の政府）と契約して審神者になってよ！」系キャラという認識で警戒心が強く……。

山口勝平さんは私の中で生涯特別な位置を占めているし今後も占め続けることが確定している『レヴァリアース』シオンを演じてらした方で大変思い出深く、そんな声優さんがついに『刀剣乱舞』に出演されるとは何とも感慨を覚えます。

どんなキャラとして描かれるのかなー、ゆるキャラで入賞した経歴を活かしてきゃわいい感じで来るのか、でもきゃわいい姿の癖してひたすら冷徹に「戦の支援」に徹するキャラで男士の心の拠り所には一切ならず「審神者早く来てくれー！！」もしくは「だめだこの本丸……早く何とかしないと……」と思わせてくれた方が地獄みと審神者の就業意欲が湧いていい感じになるんじゃないかな！

もういっそ徹底的に地獄を描いてほしい。大丈夫です慣れてます。