counterpart

画像1

タイトル:counterpart
表紙用紙:ミランダ_スノーホワイト_170K
本文用紙:淡クリームキンマリ_90K
遊び紙:色上質_あか_厚口
加工:マットpp、表23印刷
A5/120P/ダイヤ×レイジ 

counterpart

馴れ初め本です。
3rdでいてもたってもいられなくなって書いた本でした。ARPで同人誌出すと思ってなかった…

ダイレイってどうしても、ある程度関係性がARPが関係ない過去のところで出来上がってきてるので、そこを描かないとどうにもならないし、その部分の未知さが膨大だったので、とにかく2年ほど誰と交流することもなくひとりで萌え続けて、こじらせてきたりぼんやり存在してたりの捏造設定を出せるだけ出そう!と作った本でした。
昔、そのジャンルやカプではじめて出した同人誌ってその人のカプ観や好きなもの、方向性が一番色濃く出るという話を聞いたことがあって。本当その通りなものになったんじゃないかと思います。

サビなので、何度も何度も書いてしまいますが、3rd、ダイヤくんの音楽へ対する主体性と自我の目覚めを見せてもらえて沼落ちしたので、そこが1つのメイン?になってます。だから作中内ではβ前なので(時空は歪みまくってますが)まだダイヤくんの問題は完全には解決はしていなくて、でもそのほんの小さな小さな芽はあるような感じにしたかったんですね…。ダイヤの問題は誰よりも先に気付くのがレイジで、誰よりも怒るのがレイジであるのも大変萌える…。逆もきっと然りなんだろうなあ。小さい一歩ずつを、今までもこれからも重ねて生きてくんですよね。いい…。同じでいられるように生きてきた二人が、互いのあり方の違いに気付いて、違和感に怒ってぶつかって、認めあって、それぞれらしさをのばしあえるように生きていけるようになるっていう流れですね。青春やん〜

変わることに対する考え方の違いもあるんですよね。これ書いた頃は、まだレイジが施設育ちって出てなかったから今かくとちょっと違うんですが…
ダイヤは両親がどちらも急にいなくなって全てが突然変わってしまうことも知ってたり、施設の子たちの出入りもあるし、変わることへ一種の慣れがあって。そういうものだというような…。一方、レイジは昔から変わらず親は、会えば彼女自身にとっての都合よく、レイジを可愛がったりもするけど基本的にはズルズルとネグレクト気味だし、生きてきた中での一番の変化は「ダイヤに出会えたこと」で、そのあとは変わらずそばにいてくれるし自分と一緒に音楽をしてくれたり、「同じ」でいてくれようとしてる。そういう違いで、変わることへの怖さ(無自覚)や拒否感がある…。変わらないものなんかないって、本当は知ってるはずだけど理解出来てない受け入れれてない。でも、でも…っていう若い青いままならなさ。それがARP加入とともに恋愛っていう形で目の前に否応なく出てきてしまうっていう話でした。

レイジが気付いたのはダイヤの視線や態度の変化でした。でも、ダイヤのそれは昔からで、ずっとレイジを愛おしく思っていたし自覚の有無に関わらず昔からレイジに恋していて視線だって昔から漏れていて、ほんとうは変わってないんですね。レイジが気付いたのは、それこそレイジが変わって、ダイヤに恋情を少しでも抱いたからだっていうのが、あんまり書けなかったけど、裏設定でした。

レイジは、ダイヤとやる音楽がすきだったし、ずっと一緒にやってきたいと思ってて、クロスボーンはそろそろ自分たちには活動の場として小さすぎると思っていたから、声をかけてもらえて、新しいことがダイヤと出来るって言うことに喜びを感じました。でもダイヤはこの頃から引け目というか、自分でいいのか?というのもあったし、自分は満足し幸せだったクロスボーンでレイジが飽きを感じていることもあったし、離れるべきでは?と思ったり、二人の世界に他者が介入してくるのも多少不快だったんですね。(それはレイジにも不快なんだけど、それ以上にダイヤと新しいことが始められることが嬉しかった)
そんなダイヤをみて、はじめて、やっと自分とダイヤは違うのかも…と思いはじめたのが、ARPに誘われたときのレイジでした。隣にいるのが当たり前だと思ってたけど、違った。違うことがあるなんて知らなかった。考えてみたら、ダイヤには音楽を選ばない理由がたくさんある…ってレイジは少し落ち込んで、でもそれが形がわからなくて、怒りとして発露しちゃうんですね…若い…。
カメラの本のでかいたけど、実際は、ダイヤは、レイジが拒否したり、負担にならない限りは音楽を、レイジの隣を選びたいと思ってるし、レイジが他の選択肢として想像してるものも、ダイヤにとってはレイジがいたからこそ得たものだと考えてるので、ただの両片思いなんですけど…………

捏造設定

●施設がミッション系なのは、内Pだし…あるんじゃない?という軽い気持ちで書き出したら抜けれなくなった妄想です。教会の方は地域で一般的に使われてるもので、しイジは迷い込んじゃっただけ。
●ダイヤの両親が、イメージでは結構普通の和やかそうな家のイメージだけど親戚が出てくるわけでもなさそうな感じがしてたので、どちらかの家が厳しくて、駆け落ちをしたことにしました。情熱的なところ継いでたらいいかなあとか。で、駆け落ち先で子ども出来たけど周りに頼れる人のいなかったダイヤ母が頼ったのが教会で、その縁で色々良く通ってたりとかしてたのが、入所前とか。
●ロザリオは両親の形見。正しさよりここらへんはロマンみたいなものだな…
●レイジのところは前述の通り、片親でネグレクト気味。小さい時から新しい男がとっかえひっかえ。手を挙げられたりとかはないけど、男とデートにいく前の機嫌のいい時くらいしか接することない感じ。お金だけいつも置いてある。でもレイジにとってはそれが普通だったので特に恨んだりはなく、なんだかんだ諦めも含んた愛着とまでは言わないけど思いは持ってる。
●お金も遊び道具もないので、歌って遊んでた。レイジ母は歌とか聞いてくれなかったので、はじめて他人(ダイヤ)が聞いてくれたことで、やっと、自分の形がなんとなくわかった
●ちょくちょく教会の外でダイヤとレイジが遊んでるのをシスターが発見して、ちょっと気にかけてもらったりしてた。レイジは教会の中にはいるのがなんとなく苦手で、ダイヤが用事で中にいるときとか外で待ったりする。ダイヤが外で悪さしたり外泊したりすると一緒におこられる(かわいい)
●次第に母親帰ってこないので、レイジ宅がふたりのたまり場に…。
●喧嘩しにいったりしてるわけじゃないけど、ダイヤさん中学時代よく絡まれたり喧嘩巻き込まれたりしてた。イケメンだし。施設の先輩経由とか諸々あったり。

装丁

表23真っ白が嫌いマンなので、表23印刷しました。ダイレイの赤と黒。
あと表紙の絵、すごく頑張ってて泣けた…いい表情かけてるよ過去の私…。レイジの目にダイヤがうつってるんですけど、普通に潰れた…。
ちなみに01ってあるのはあとがきにもあるようにダイヤ視点の話も書くつもりだった名残です。


まっかな朝焼けみて帰ったのかな〜
ちなみに、3rdのいちゃつきがすごかったから、付き合い出したの2と3の間かな?っていわれてるの、わかる!って感じなんですが、今回は私が彼らに出会うより先に関係性できてるのもいいなーと思ったのでこうなりました。βや1stのふたりの様子とかみるとここまでウェットに色々あったりはなさそうな気もしますけどね〜同人誌だから…!!!

馴れ初め本って読むのめっちゃ好きなのでまたいつか、書けたらいいなあ〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?