Workshop①

昨日はいい時間だった。

何か自分にできることはないかと考えていた。形は違えど、同じ作品を1からやるのだから、自分がもらった意見や感想を使った、自分にしかできない貢献の仕方はないかと考えていた。

一番自分の耳に届いてきた言葉は、【野球はわからなかったけどすごく楽しかったです】と言う言葉だ。

とてもありがたい、愛に溢れた言葉だ。

しかしプレイヤーだった自分の意見も、同時に喉の奥につっかえていた。

それは【ルールがわかればもっと楽しいよ!】と言うものだった。

それを伝える術は、おそらくたくさんはなかった。もどかしさだけぼんやりと抱えていた。

そしたら自分でオフラインでイベントをやろう。

これが始まりだった。割と思いつきだったが、開催してもおかしくないタイミングではあった。

さっそく野球部の先輩に会場のオファーをした。先輩は一緒になって考えてくれ、快く会場を貸してくれた。

しかし物事はうまくいかなかった。

緊急事態宣言が出され、せっかくお借りできた会場も、上記が理由でオープンできないとなった。

仕方なく、これがこのイベントの運命だと思い、中止を決定した。目の前にはキャンセル代だけが残った。

虚しさが襲ってきたが、しょうがないことなので切り替えることにした。

しかし原稿と熱意は残っていた。

〜続く〜

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

投げ銭の場所です。 本当にありがとうございます。