セミアコのピックアップ変更
先日、Tokai製の335タイプのセミアコのピックアップ(以後PU)を変更しました。
変更するまでの経緯
10年以上前に谷口楽器で購入したのですが、確か楽器店オリジナルオーダーのもので、PUがTokai製ではなくSEYMOUR DUNCANのSH-1が取り付けられていました。そしてなぜかカバードタイプではなくオープンタイプのPUでした。
セミアコのPUはカバードの方がかっこいいので、カバーだけ買って自分で取り付けてました。
ふと気になってカバードとオープンの違いを調べたところ、カバードはシングルコイルみたいにただカバーがついているわけではなくて、ロウ付けしたりハンダ付けがされているらしいのですが、特に不具合もなかったのでちゃんとしたカバードタイプにした方が良いんだろうなぁぐらいに思って使用していました。
そうこうしているうちに弦振動でPUカバーが共振してしまう状態になってしまいました。ロウ付けせずにただPUにカバーがはまっているだけなのでまあ当然です。フレットの状態も悪かったので色々まとめてリペアすることにしました。
何に変更するか
SH-1の音に不満はなかったのでSH-1のカバードにするか…とも思いましたが面白くないし、ベアナックルやMOJO TONEなどの高級ピックアップも検討しましたが、世界情勢の影響などあり品薄&価格高騰で断念。安定のSEYMOUR DUNCANから選ぶことに。それでも昔の1.5倍くらいの価格になってましたね。
王道のPAF系で低出力のPUが良かったので、YouTubeやトーンチャートを見てSH-2が候補に。ただ調べてみるとフロントPUとしての評判は良いけどリアPUとしての評判をあまり聞かないというのがちょっと不安。悩んだ結果、セミアコのリアPUはほとんど使わないからまあいいかな、という感じで。フロントとリアのハーフトーンは使うので、リアPUだけ違うものという選択肢はなしでした。
変更後の感想
ようやく本題です。
フロントについては事前情報の通りで予想通りのサウンドになりました。
SH-1よりも低出力、高音域が良く出て低音域が少ないのでスッキリとクリアなサウンドに。クリーンで指弾きする際に低音域を結構カットしていたのですが、それが必要ない感じになりました。トーンとPUの高さ調整で色々と調整できそうな気もします。
続いてリア。
高音域が出すぎて耳障りというかちょっと軽すぎる感じがしました。少なくともクリーンでは使えないかなぁ。歪ませると特に気にならなくなるのですが、そうすると逆に個性が死ぬので歪ませる前提ならあえてSH-2は選択しないかな…。フロントをSH-2にした際にリアにSH-4が選ばれる理由がわかった気がします。
最後、フロントとリアのハーフトーン。
実はこれが意外にも良かった!
フロントだけだとちょっと重い感じになる時にリアを足して軽めにするというのをやるのですが、シングルコイルのようなキレが良いサウンドだけどもちょっとだけファット、みたいなサウンドになりました。カッティング中心の演奏にはピッタリで、弾いていて気持ち良い◎
セミアコは基本クリーンでリアPUだけ使うことはないから問題なしですね。
しばらくはこれで運用してみます~。