【 シティS5 2大会連続 優勝 】 CL愛知 7-2 完走 TOP64。 常識を覆す邪悪ウーラオスの構築。
1.はじめに
初めまして。高知県で活動しているYSKE(@YSKETCG1)通称ニキと申します。
今回ご紹介する構築はシティリーグs5でダブル優勝、CL愛知2022で予選7-2完走 59位を達成した、れんげきウーラオスVMAXです。
トップシェアを誇るミュウVMAXさえも圧倒してしまう現環境の結論構築。
プレイの幅がとても広く、それ故に難しいデッキでもあります。
このデッキを理解できれば『ポケモンカード』で勝つための思考が確実に身に付きます。
まずは隅々まで読み込んで頂き、その強さに納得して頂きたいです。
2.シティリーグ
まずはシティリーグを目標に下記メンバーと構築を進めていきました。
・きょうへい(@tsgrndngn)
・ゆう(@oKEdVjchRO6cDjE)
・こた(@kooota8caputtf)
構築を始め2ヶ月...
2/27徳島ビデオ100シティリーグ
ゆう,こた
構築を組み始め3ヶ月...
3/20徳島ビデオ100シティリーグ
YSKE,きょうへい
※筆者YSKEは初手事故起こしすぎて何も出来なかったので内容を省略します、、、
結果がこちら...
2/27徳島ビデオ100
・こた君 予選全勝 本戦1没
2/27徳島ビデオ100
・ゆう君 予選3-1 本戦優勝
3/20徳島ビデオ100
・きょうへい 予選3−1 本戦優勝
2/27こた君<予選全勝>
2/27ゆう君<優勝>
3/20きょうへい君<優勝>
3人の通算19戦16勝3敗。内1戦はミラー
実質17戦15勝2敗という結果に。
きょうへい君は予選第1試合ニンフィアに負けていますが、決して不利なマッチではないです。この構築において弱点の影響はあまりなく、基本的にミュウと戦うために構築してあるので、こちらの全てのポケモンは1回の攻撃で気絶するものと計算してあるからです。
気になるのは唯一こた君がミュウ戦を落としている点です。この時対戦されていた方がポケカYouTuberリトルプロジェクトさんです。このデッキに勝つ為のミュウ側がやるべき最適解のプレイをされていました。最適解のプレイをされた場合、こちら側はアタッカーを出す手順を間違えてはいけなくなります。リトルさんからその時の試合内容を記載する許可を頂けましたので有料部分よりご紹介させて頂きます。
リトルさんのチャンネルになります。環境デッキや面白い構築など紹介されてますので、良かったらチェックしてみて下さい。
https://youtube.com/channel/UCPZIBeYh6ktHTBVUPrxxg6Q
下記より有料部分になります。先日海外の有名な方もリストを公開されていたので今後環境に入ってくる可能性が高いと考えています。成績もしっかりと残す事ができたので金額分の価値はある思います。ここまで読んで頂きありがとうございました。そして3ヶ月という長い期間デッキ調整を手伝ってくれて完璧な成績を残してくれた仲間達に感謝します。
拙い文章でわかりにくい点も多いとは思いますが、確実に、読まれた方の力添えが出来る内容となっていますのでよろしくお願い致します。
3.シティリーグ デッキリスト
ご購入ありがとうございます。
さっそくシティのデッキリストから。
2/27シティ ゆう優勝&こた予選全勝
3/20シティ きょうへい優勝
このデッキの強さの根源はガラルファイヤーが採用されている事です。
仮名ニキラオス(ミュウを狩るラオス)とは非Vのガラルファイヤーを採用した悪ウーラオス、、に見えるかと思いますが(そうなんだけど)実は少し違います。立ち回りとしてはフーパファイヤーに近いので、このデッキに名前をつけるなら邪悪ウーラオスでしょう。これまでのウーラオスに足りなかった超タイプへの回答とVMAXをいちげきで倒す高火力。この2点をガラルファイヤーを採用する事で可能となり、当然れんげきウーラオスデッキの強さもそのまま採用しているので非Vにも強いです。故にこれに当たったら勝てないというマッチングがないのです。ガラルファイヤーはこのデッキの強さの根源であり、プレイ難易度も著しく上げているカードなので採用カード説明より詳しく説明させて頂きます。
4.採用カード説明
•ウーラオスV VMAX(3-2)(3-1)
•チャーレムV (1)
•ガラルファイヤーV (1)
•ガラルファイヤー (2)
•メッソン、ジメレオン、インテレオン(4.4.3.1)
•マナフィ (1)
•クロバットV (1)
•クイックボール (3〜4)ハイパーボール (1)
•レベルボール (3)
•しんかのおこう (3)
•エネルギー転送 (2)
•回収ネット (2)
•ポケモン入れ替え (1)or水の塔 (1)
•ふうせん (1)
•ツールスクラッパー (1)
•こだわりベルト (2)
•トレーニングコート (1)
•マリィ (2)
•博士の研究 (2)(1)
•ヒガナの決意 (1)
•クララ (1)
•キバナ (2)
•ボスの指令 (1)
れんげきエネルギー (3)
•基本悪エネルギー(5)
•基本闘エネルギー(2)
以上が採用カードの説明になります。
不採用になったアタッカー
•ヤミラミV
高耐久系デッキのジュラルドン、インテレオン、イシヘンジン、メタグロス等にゲーム中盤でぶつけたいカード。
マッドネイルもベルトとの相性がよく
シューター2+マッドネイル+ベルトで320点
終盤もガラルファイヤーで320点が狙えるのでVMAXに回復させてくる高耐久系デッキに対しても強く立ち回る事が可能となります。
但し、高耐久デッキは連戦向きではないと考えており、CLを目指す構築を作っていたので、スタート事故率の軽減やヤミラミを使用する頻度を考えたら自然とフェードアウトしていきました。まず第一に有れば楽。なくても勝てるといった感じです。
•ナゲツケサル
どんどんよぶから引っ張ってこれる壁役。
やまびこホーンのケアでベンチを埋めれる。
待ちで雑になげつけるを使用し、打点調整。ヤミラミ採用している場合にも強く使える。
疾風ベルト180+キョレン120+スローイングコーチ30の330点。
上記が主な採用理由。原案段階ではマナフィの採用率が低くかったのですが、採用率が格段にあがり、キョレンを打つ試合が少なくなったので不採用。クイックシューターを素早く展開できる構築にしたので尚更いらなくなりました。
5.デッキの回し方
どのデッキにも言える事ですが、このデッキは特に相手のデッキやプレイによって、攻撃パターンを変えていかなければなりません。基本となるプレイをご紹介致します。※試合をしている画像ではないのでベンチ、エネ等は適当に置いてます。
確定で決まっている事は後攻を取る事です。シティの試合も全て後攻をとっています。
1ターン目に必ずしないといけない事はどんどんよぶです。れんげきウーラオスVは進化しない事が多いので基本的に出さなくても大丈夫です。相手の先2ボスで倒されないマッチングや状況であり、次のターンれんげきウーラオスVでひゃくれつラッシュを使うなら出しても大丈夫です。このデッキは裏工作とクイックシューターで成り立っているのでメッソンは序盤の内にフル展開しましょう。
2ターン目は2パターン動き方があります。
1つ目はガラルファイヤーVかウーラオスVをキバナで起動させて相手のアタッカーにダメージを入れておく事。
2つ目は待つ事です。
ヨガループ、キョダイレンゲキ、もえあがるいかりがあり捲り性能がかなり高いので、攻撃が1,2ターン遅れてもメッソンが並んでいたら問題なく勝てます。なぜ待ちをするのかというと、このデッキはキバナを打ちながら戦っていくのでドローサポートを使う暇が少なくクロバットも容易には出せないので終盤手札が枯れやすいです。なるべく序盤のうちに準備しておきましょう。特に非V戦ではクイックシューターを素早く並べる必要があり、ヨガループを使用し、追加ターンでキョダイレンゲキを打って相手の盤面を破壊したいので待ちのターンが必要となります。攻撃しない事で余分なサイドを渡さず、シロナの覇気等を使わせないメリットもあります。
待ちを使用しない場合、3ターン目以降の試合運びはこのようになります。
本来なら非VやVが絡まってくるので、ヨガループ、クイックシューター、キョダイレンゲキなどをプランに組み込みサイドをとっていきましょう。
このデッキではフーパファイヤーの動きをしたり、れんげきウーラオスVMAXの動きができます。
つまり、このデッキは偽造プレイができます。れんげきウーラオスに弱いデッキはマナフィやノコッチをすぐに展開してくるでしょう。そんな相手には序盤フーパファイヤーの盤面を作ります。相手はフーパファイヤーだと勘違いしてベンチを埋めてくれる可能性が高くなります。
そしてこのデッキはキバナだけでアタッカーを用意する事ができるので自分の盤面をシステムポケモンだけで埋め尽くす事も可能です。これをこのデッキでは素人盤面戦法と呼びます。相手の思考をぐちゃぐちゃにしましょう。
これらを使用する場合、れんげきウーラオス、チャーレム、闘エネ、れんげきエネルギーは隠しておきましょう。
6.ミュウVMAX戦
ミュウ戦は序盤か中盤にVMAXしてくれたら、ほぼ勝ちですが、してくれない場合はガラルファイヤーで最低2回は攻撃をしなくてはいけません。
サイドプランは
1-1-1-2-3
1-1-2-2
1-1-2-3
1-2-3
基本的には4回の攻撃でゲームは終わります。
ミュウ戦も1ターン目にやる事は同じです。
どんどんよぶを使用し準備しましょう。
相手のサイドが4か3になるまでは間に合う場合もありますが、こちらの展開や相手がVMAXするかで変わってくるので可能なら2ターン目から攻撃していきます。
画像:メロエッタでメッソンを攻撃。返しクロバットでメロエッタを倒す。
1回目の攻撃をする時はいつでもクララでやまびこホーンのケアとガラルファイヤーを回収できるようにガラルファイヤーで攻撃するのが望ましいですが、できない場合はクロバットでメロエッタを倒します。クロバットはベルトをつければミュウVも倒せるので優秀なアタッカーです。
2回目以降はこのようなゲーム展開になります。
画像:再びメロエッタを用意されクロバットが気絶
画像:ガラルファイヤーでメロエッタを倒す。
画像:タブレット+サイコジャンプでガラルファイヤーを気絶。オドリドリ前。
画像:再びガラルファイヤーを立てオドリドリ気絶。
画像:ミュウVMAXでガラルファイヤー気絶
画像:ガラルファイヤーVでミュウVMAX倒して勝ち
順序は試合によって前後しますが大体このような形になります。
基本的にはゲーム序盤で悪のカードを見せずにウーラオスVMAX、れんげきエネルギーなどをトラッシュに送る事でミュウVMAXに進化してくれる可能性が高く、3回の攻撃でゲームが終わる事が多いです。
画像がサイコジャンプ打った後にベンチにミュウがいたり、フュージョンエネルギー2枚ついたミュウがタブレット3枚使ってたり、結構適当になっちゃってますが、そもそもダブルターボをつけたミュウがサイコジャンプでガラルファイヤーを気絶させるにはタブレットが3枚必要であり、エネルギーとタブレットを1枚も無駄にはできず、的確な場所にエネルギーを貼る必要があります。それに対しこちらは裏工作を回収ネットで使い回し安定した動きができます。相手の構築にもよりますが、ミュウVMAXに手札干渉ができるジャッジマン、マリィ、ツツジの採用率は現在高くないので裏工作で持ってくるカードがない場合、次のターンに必要なカードをサーチしておきましょう。
こちらの注意点は最後のサイドを取りに行く時以外はVを1回しか使ってはいけないです。
シティで、こた君とリトルさんの負け試合がとても良い例なのでご説明致します。※記憶上で再現しています。
後1ファイヤーSTART入れ替えどんどんよぶ
先2ひもタブレットサイコジャンプ。メッソン気絶。6-5
後2オーラバーンでミュウ気絶。4-5
先3メロディアスエコー。ファイヤーV気絶。4-3
後3どくのきばでメロエッタ気絶。3-3
先4ボスタブレットでサイコジャンプ。ジメレオン気絶。3-2
後4もえあがるいかりでミュウV気絶。1-2
先5ミュウ進化ボステクノバスターでクロバット気絶。1-0
このように先に相手がサイドを取るので、相手がVMAXしない場合、Vは最後の1回の攻撃とその他で1回に抑えなければいけません。盤面を非Vだけにして遅延していくプレイが勝敗を分けます。
ではウーラオスなどでスタートした場合はどのようにプレイするか。
通常通りどんどんよぶを使用します。できなければ、ひるがえすで逃げましょう。
ベンチのウーラオスが倒されない場合、バトル場がメロエッタならそのまま倒して、以降ガラルファイヤー2回、最後にガラルファイヤーVでサイドを取り切りましょう。
次に相手のバトル場がミュウVかVMAXで先2にベンチのウーラオスが気絶しなかった場合にキョダイレンゲキを打つパターンもあります。
相手のベンチにオドリドリとメロエッタもしくはメロエッタ2匹がいるならキョダイレンゲキで気絶させます。
次の相手の番でミュウVMAXで倒しに来たらガラルファイヤーを絡めて勝ちが確定します。但しこれができるのはウーラオスVMAXにミュウVMAXがテクノバスター、メロディアスエコー、ダイミラクル、サイコジャンプ(飛びなし)を使った時に限られ、メロエッタやミュウVが攻撃してきた時は負け筋になるので気をつけましょう。
先2でサイドを2枚取られ、ミュウVMAXにならない場合は
ガラルファイヤー
↓
クララ+ガラルファイヤー
↓
ガラルファイヤー
↓
ガラルファイヤーV
を目標にサイドを取っていきましょう。
以上がミュウVMAXに勝つ、れんげきウーラオスVMAXの構築になります。
7.CL愛知2022 デッキリスト
YSKE.きょうへいのシティリーグ終了後、即デッキ調整に入りました。
修正内容は安定力の向上。
YSKEの結果は1-3...
後1でメッソンがどんどんよぶをできなかったのとサイドにメッソンが複数行ってしまい、大幅に遅れをとってしまったのが大きな原因であり、調整すべき課題でした。
この問題を解決してくれたのがコイツ
ガチで強いです。例えば
サイドにメッソンが1枚行ってしまった場合、どんどんよんでも前が結局倒されるので場に残るメッソンは2枚。サイドにメッソンが2枚落ちてしまえば、どんどんよぶを使う事すらできないのです。
逃げ札が引けない問題もこのカードだけで解決できちゃいます。
バスラオの技はエネルギーがいらないので、逃げたいポケモンに手張りで逃す事が可能。
(ウーラオス、チャーレムはれんげきエネ
ガラルファイヤーは特性+手張り)
さらにはウーラオスに手張りした状態でベンチを広げれる上にマナフィまで引っ張ってこれるのも本当に強いです。
バスラオ1枚採用するだけで、このデッキの後1の安定力が格段に上がりました。
他、レベルボール4枚目、エネルギー転送3枚目も安定力をあげる為に採用しました。
序盤から転送をガンガン使ってガラルファイヤーを起動する事で、終盤山にエネルギー転送が残っていない事も多かったので、現物を1枚転送に変更。
ウーラオスVは1枚しか使わない試合も多かったので2枚の採用に落ち着きました。
それに合わせてれんげきエネルギーも2枚に。
こだわりベルトの枚数が減ってしまったのは、百烈ラッシュ180を使う事が少なかったからです。百烈ラッシュ150でも次ガラルファイヤーで170を出す事ができ320。逆に生き残れば(150×2)+シューター20で320が出せるからです。ベルトよりシューターを厚く採用した方が強く立ち回る事ができるマッチアップがほとんどです。ベルトは一枚しか採用していないので大事に使いましょう。
以上が変更点になります。
そして完成したCL愛知のリストがこちら
8.CL愛知2022 マッチアップ
そして迎えたCL愛知。
メンバーからこた君が出場。
マッチアップや試合内容は以下になります。
結果
CL愛知2022 7-2 59位!
9.最後に
このデッキはかなり難しく、プレイヤーの力量次第で大幅に強さが変わってくる構築となっております。実際にプレイして頂いた方なら分かると思いますが本当に選択肢多すぎる、、それ故に構築も環境に合わせてどんどん変化させていく事が可能なのです。恐らく裏工作がレギュ落ちするまで、ずっと最強クラスのデッキなのではないかと思っております。ぜひ使いこなしてやって下さい。今回の記事は以上となります。
これからもnoteを出していきますので、ご愛読の程よろしくお願い致します。
今回の記事で気になる点がありましたら、こちらのアカウントまでよろしくお願い致します。
きょうへい(@tsgrndngn)
ご覧頂きありがとうございました。
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