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競走馬の調教師というお仕事

その時々で出会うひとの仕事や働き方を取り上げて書き綴ったりしています。

昨日は競走馬の調教師さんとの会食でした。

馬に対する情熱を持ちながら、馬主からの期待に応えるよう結果を残すことを求められるプロフェッショナルの世界。

馬のコンディション管理と運営マネジメントを両立させるには大変な苦労がそこにはあるようです。

仕事内容

朝の調教1時間前のウォーミングアップ前には管理する競走馬をチェック。

その時の状態を見極めてその日の調教メニューを助手と相談し決定します。

調教後は乗り手からのフィードバックを受け、それを馬主に報告。馬主への連絡・コミュニケーションは調教師の大切な仕事となります。

午後は馬体のチェックとスタッフから異常がないかの報告を受け次の日の調教内容を組み立てます。

競馬開催当日

管理馬がレースに出走する当日には競馬場に出向き、ジョッキーへの指示やレース後の馬のチェック、現地に来れなかった馬主への報告をします。

レース前には馬に鞍を着ける装鞍という作業も調教師の仕事です。

馬主への営業

ただ待っていても馬は集まってきません。
日々の営業も調教師の大切な仕事です。

会食やゴルフなどの接待から、セリ会場でのコンタクトなど馬主との接点をつくるのに四苦八苦なのだそうです。

馬主からのリクエストに応えつつ、馬の状態やスタッフからの要望にも気を使うことから大変なことも多いようですが、預かった競走馬を自分の裁量で競馬までのプロセスを楽しめることが調教師としての醍醐味なのだそう。

どうやってなるの?

JRA(日本中央競馬会)の調教師になるには、毎年行われる試験に合格する必要があります。
かなりの難関で毎年合格者は数名。合格率は10%以下だそうです。

試験に合格して晴れて調教師としての道がスタート!


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