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コロナ渦の修学旅行にみる様々な取り組みについて

こんにちは、ロコタビの椎谷です。

全国的に、5月〜6月の修学旅行を延期していた学校も、これから秋にかけて実施するところが増えてきているようです。実際に私の住んでいる名古屋市でも、近々小学校の修学旅行が予定されています。

そんな中、修学旅行への不参加を決めた愛知県の家族の話がYahooニュースで話題になっています。年配の家族と同居している家庭では、修学旅行によるコロナ感染の可能性を考えると、親として参加の判断を迷うというのは理解できます。

毎年必ず行われる学校行事である修学旅行を中止するという判断は、子供たちのことを考えると難しいのかもしれませんが、コロナ禍での修学旅行実施には今まで以上にリスクが伴い、学校の先生や関係者たちのストレスは想像に難くないです。

職人が学校に来る!

今年の修学旅行は、コロナという前提がある中で実施されることで、今までとは違った様々な取組が試されており、個人的には大変興味深くみてます。

たとえば、私の子供の通っている小学校では、京都への修学旅行を計画していますが、本当であれば京都に行ったときに体験する予定の職人体験が、修学旅行前に、学校の体育館で行われるようです。わざわざ職人さんが京都から名古屋に来て、密にならない環境で体験を実施するというのは、このコロナ禍でなければ考えつかなかったような取組です。

他にも調べてみると、様々な修学旅行の取組が出てきており、そのいくつかを紹介してみたいと思います。

バーチャル修学旅行

今月JTBが発表したのがVRを活用した体験型旅行商品「バーチャル修学旅行360」

コロナによって修学旅行が中止になった学校の生徒たちに、バーチャル技術を使って仮想修学旅行を体験してもらおうという試みです。プログラムは以下の流れで、従来の修学旅行コースに沿った形で展開されるようで、まさに仮想修学旅行です。
1)360度VR映像体験
2)オンライン交流
3)伝統文化体験
4)お土産販売

個人的にツボなのが、最後の「お土産販売」という旅行会社ならではの要素を入れているところです。

シェアオフィスを使った修学旅行

シェアオフィスに子供たちが集まって、様々な旅に挑戦するという、新しい教育体験を提案する試みが行われたようです。実施にはANAホールディングスや日本マイクロソフトなど大手企業も協力し、現役の客室乗務員によるミステリーツアーやタイの家庭をテレビ会議システムを使って訪れるなど、新しい取り組みをしています。

行き先は生徒が決める修学旅行

手前味噌ですが、先日書いたnoteで学校や旅行会社など大人が決めた修学旅行ではなく、今の時代だからこそできる生徒自ら行き先を決めて世界中を旅する「オンライン修学旅行」をこれからの新しい修学旅行の取組として提案しました。よかったら見てください。

いっそ、修学旅行を海外にしてみる!

Withコロナで、3密を避けて、県を跨ぐ移動はしないというのが「新しい生活様式」として定着してきています。

従来の修学旅行は、この「新しい生活様式」とは真逆の、集団で県外移動を伴い、常に団体行動をしなければならないという点が大きな課題です。

集団で県外移動も、団体行動もできないのであれば、いっそ、オンラインでもっと遠くの海外に修学旅行に行ってみてはどうでしょうか?

ロコタビでは、この夏全国の児童クラブ145クラスの子供たちが、海外旅行を楽しむ取組を実施しています。次はどこの学校が海外旅行に行くのか楽しみです。

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