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【歌詞和訳】Everybody Does / Julien Baker (Sprained Ankle)

訳してみてどんな歌だったか。

綺麗なギターは直線的に明るいのか憂いを帯びているのかと興味が湧いて訳してみることにしたのですが後者でした。

このアルバムの何処を切り取っても出てくる宗教と死生観がこの曲にも出てきました。それにプラスして、ここでは他者との繋がりについても描かれています。

人と違う自分はどういきていくのか。誠実とはなんだろう。t

Everybody Does / Julien Baker

Let me pick through the empty dirt
私に(あなたの代わりに)探させてよ、空っぽなごみの中を

pick through = 探す

And the rotten wood and the shoddy work,
それから、腐った木材やチンケな仕事の中も

‘Cause I'm interested
その辺が気になるんだよね。

何かしらの問題を抱えた人に対してそれをすでに乗り越えたジュリアンは探すべき場所を間違えているよと指摘している。

And our carpenter is so elegant at placin’ splinters
Right beneath my nails
あとさ神様はちょうど私の爪の下に、うまいこと棘を置いておくから。


“手に追えない問題ばかりを与えられる“ということを
“とげが爪のちょうど下にばかり(神様に)置かれる“と表現している。

carpenterとは大工という意味だがキリストのこと。(キリストは30歳前後まで大工だったため) splinter(とげ)との組み合わせが上手い表現。

Where I cannot dig them out
すごく取り辛い爪の中に

dig sth out = sthを掘り出す

But the same briars from your ribs
でもそれは、あなたの肋骨から出たイバラが

Are the tinder in my father's house
父の家でお祈りのために燃やされることと同じだ

イブはアダムの肋骨(rib)から作られた。つまり、肋骨から出たイバラをイブに例えている。それが燃えている。(イバラは生命や欲情、死の象徴の植物である)

上のラインで出てきた“難解な問題が容易く発生すること“と人は“バラが燃え散るように簡単に死ねるほど儚いものである“ということに共通項を見出している表現。

And I know, I know
それに、わかってる

I know, I know oh
分かってるんだ

I know myself better than anybody else
他の誰かより、自分自身で一番よくわかってる

And you're gonna run, you're gonna run
When you find out who I am
本当の私を知ったら、みんなが私から去って行くことを。

I know I'm a pile of filthy wreckage
You will wish you'd never touch
私は本当は汚い残骸の山。
あなたは私に触れたくないことに自分でそのうち気づくんだよ。

a pile of sth = sthの山
filthy = 汚い wreckage = 残骸、漂流物

You're gonna run
When you find out who I am
みんな去って行くんだ。本当の私を知ったら。

You're gonna run
去って行くんだ

You're gonna run
It's alright, everybody does
行って大丈夫だよ。君と同じようにみんなそうするんだから。

does = run つまり Everybody’s gonna run (away from her) as you’re gonna do.

You're gonna run
It's alright, everybody does
行って大丈夫だよ。君と同じようにみんなそうするんだから。

You're gonna run
It's alright, everybody does
行って大丈夫だよ。君と同じようにみんなそうするんだから。


そもそも抽象度が高いですが、独自の解釈の和訳を含んでいるので
間違っている可能性が多分にあります。ご了承ください。

少しでも歌詞の理解に役立てばと思っています!

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