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#サンタクロースはいる みたいな話と『君の名は。』のこと ※追記あり

サンタクロースがいるかって?

ええ、いますよ。フィンランドのロヴァニエミ市に。

クリスマスとかサンタクロースとか好きな人向けの、なかなかいい取り組みですよね。街のブランディングにもなるし。期間限定というネックはあるもののそれなりにいい観光資源になるんじゃないですか。そもそも、もともとの聖ニコラウスがどうこうなんて、クリスマス好きの人の半分、いや70%くらいが意識してないんじゃないですかね。てか僕も知らないですよ。聖ニコラウスだってさっきサンタクロースってググって出てきてそんな感じの名前だったなそういえばってなっただけだし。僕、別にクリスチャンじゃないし、日本人でクリスマス楽しんでる人もほとんどクリスチャンじゃないし、「クリスチャンなの?」って聞いたらたぶん「いや、そうじゃないけどさ・・・」とか言ってうわ〜めんどくさいこと聞く奴だなぁ、そんなこと気にしないで楽しめばいいじゃん理屈っぽいわ〜冷めるわ〜とか思いますよね、たぶん。まあ別にいいけどさ。ハロウィンだってみんな起源なんて知らないでとりあえず仮装するだけのパーティデイズになってるけどそれがそれなりの経済効果を生むなら日本にとって価値はあると思うし、楽しいって気持ちは人生を豊かにしてくれるし無理のない範囲で一年にイベントが増えるのはいいんじゃないですか。笑顔になるだけで脳内麻薬が出て健康にもいいって昨日読んだ本にも書いてあったし。渋谷でトラックひっくり返した人はあかんと思うけどまあきっとハロウィンじゃなくてもどっかで何かやらかしてたんじゃないですかね、彼らがこの経験から何かを学んで良き人生を歩んでくれることを祈りたい。祈りたいという気持ちは一応ある。あ、でもイベントはいいけど恵方巻き、お前だけはダメだ。どんだけフードロス発生してると思ってるんだ。スシローでかっぱ巻きでも食ってろ。


さて、ちょっと長くなりましたが、サンタクロースがいるかどうかはあなたの心の中で好きにしてください、でいいと思うんですが、個人的に、なんかこういうロマンの話、あんまり上手に消化できないんですよね。

この宇宙に地球人以外の宇宙人がいるか?とか聞かれれば、まあ確率的に知的生命体は間違いなくいるだろうと思うし、テレパシーとか超能力みたいのも、もしかしたらあるかもしれないよね、人間の脳はまだ解明されていない部分も多いし。ロジカルに考えるとそんな感じになる。そんでその延長線上でサンタクロースがいるか、とマジで真剣に聞くのであれば、ではサンタクロースとは何者か定義しましょう、とか思っちゃいますよね。ケース面接かよ。

僕、どうにもロマンが足りなくて、フィクションを楽しめないときがあるんです。


『君の名は。』ってあったじゃないですか。大人気になった映画。すごく絵が綺麗で、音楽と映像の組み合わせも美しく、素敵な作品でした。

でもそういう意味じゃなくて、恋愛映画としてイイ!ってなるかというと、全然ならなくて。というか恋愛映画以前になかなかえげつないかこか・・・いや、ネタバレになるのでやめよう。

『君の名は。』でどうしてもひとつだけ、これおかしいんじゃないかって思ったことがあるんですよ。

※2018/12/22追記 橋本の勘違いでした。穴があったら入りたい!

登場人物が入れ替わるとかそういうのはいいんですよね、そういうことがもしあったら、という話だし。

でもひとつだけ、主人公の二人、瀧君(男の子)と三葉さん(女の子)がとうとう会って、(いろいろ省略するけど)忘れちゃいけないことだから、ということで瀧君が三葉さんの手のひらにマジックで文字を書く場面があるじゃないですか。

向かい合って立ってて、瀧君は右手で、三葉さんの右手のひらに文字を書いてたと思うんですよね。

絵心・・・

まあとにかく、そうすると、こうなるはずじゃないですか。

向かい合ってる瀧君が普通に書いたらこんな感じで、手首側から指先のほうへ、って方向になるじゃないですか。(あいうえお、って書いたわけじゃないですよ、一応ね)


そんでですよ、物語も佳境に入ってきて、町が大変な事態になることを避けるために走り回る三葉さん、その中で、瀧君のことを忘れてしまいそう、でも忘れちゃいけない、そんなタイミングで、自分の手のひらを見るじゃないですか。

そうしたら、こうなってるんです。

あれ?あれれれ???

そんなことある??

もう一回、心を鬼にして、手のひらに字を書いたシーンを復習しますよ。

この状況で、

こうなるように書くってことは、瀧君から見たら

こうですよ!?

不自然・・・あまりにも不自然っ・・・!


みたいな話を、『君の名は。』が話題になった頃に、会社の同僚にしたことがあって。まあ、恋愛ものが苦手、みたいな人はそれなりにいるし、きっとこのポイントも共感してもらえるのでは、と思ってたのですが、だいたいにおいてノーリアクションでしたね。「え、あ、ああ・・・そう、なのかもねぇ。それはともかく・・・」みたいに、本当に糠に釘打ってるみたいでしたわ。

きっとちゃんと瀧君が三葉さんへの愛で、逆文字も美しく読みやすく書くべく超集中力を発揮したんでしょね。リア充は違うわ。

※2018/12/22追記

『君の名は。』好きの上司から「そんな事実はなかった」という指摘があり、確認してみたのですが・・・

あれ!?!?

こうなってる・・・!?!?

気になる方は、「君の名は 手」とかで検索してみていただければと思いますが・・・

ただの僕の思いこみ・・・!?


いつから、逆順だと錯覚していた・・・!?そんなに、リア充が、憎かったのか・・・?

というか・・・ただの・・・阿呆・・・


そんなわけで、全国の『君の名は。』ファンの皆さんに謹んでお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした・・・


※ ※ ※


そんなわけで、ちょっと設定みたいな話が入ってくると、ロジカル脳が元気になってツッコミどころを見つけてしまってフィクションが楽しめないんです。ロマン脳が圧倒的劣位。自分のことながら、なんだかなあ、と思うこともしばしばです。

だからサンタクロースも、トナカイのひくそりに乗って空を飛んでやってきて、煙突からプレゼントを届ける・・・みたいなのはもうね、寓話だから、そういう存在がいるかいないか、みたいな話じゃなくて、フィンランドの観光資源の話になっちゃうんですよね。

まあ別にそんな自分を変えたいとか1ミリも思ってはいないので、いいんですけど。

あと一応、子どもとサンタの話をするときは、不必要に傷つけないようにだけしたいな、とは思ってます。わくわくするのは、大事なことですもんね。

皆さん、よいクリスマスを。

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