多様性

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
今日の世界一受けたい授業で、著者のブレイディみかこさんがご出演されるということで見ました。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は12月に読ませていただき、改めて"多様性"というものを考えさせられました。

日本にもイギリスにも、どこの国でも、「人種差別」や「貧困問題」、さまざまな格差、性について...いろいろな問題があります。

日本に生まれ育ってきても、自分のアイデンティティーを考える。
それが海外でとなると、またさらに根深い問題、苦労があるように感じます。

ブレイディみかこさんやその息子さんはそのなかで、エンパシーの大切さを考えていらっしゃいますが、私もこのエンパシー、とても人間として大事だと思っています。
自分ではない他の人の気持ちや視点になって考えること。

私が社会福祉士の勉強をした1年でさらに思いました。
でもこのエンパシー、なかなかに手強く、私自身できるように意識してはいますが、難しい。
できないときもありますし、できないことのほうが多いです。
自分に余裕がないとできない。

でもそのなかで、一呼吸おいて、大変なのは自分だけではない、と思うようにしています。

他人は自分をうつす鏡。
とよく言われますが、そのとおりだなと最近ようやく分かってきました。

多様性のことも考えています。
自分は差別しないと思っていても、そういう自分が差別していることに気づかなかったり。
どこかで比べたり、卑下したり...。
なかなか気づかなかったりします。

無意識に自分と他人を比べてしまいます。
色眼鏡で見てしまうこと、誰にでも経験はあるのかな?と思います。もちろんそうではない人もいると思いますが。

自分ではない他人のことを受け入れる。
これが多様性に繋がっていくのではないか、そう思いますが、こわいですよね。
それが個人間、会社、国に渡って広がっています。
だからこそ、1人1人が立ち止まり考える必要があります。
その考える力は、幼少期や学校で育まれるのかな、と私は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んで、ブレイディみかこさん、息子さんの会話やイギリスの背景、学校でのこと等を通して、多様性の大事さが分かりました。

「こんな考えあるんだね」
「あなたはそう思っているんだ」
「でも自分はこう思うよ」

思いを伝えること...

とても勉強になりました。

いろいろなかたちがあっていいと思います。
それが人を、自分を傷つけることでなければ、いいのかな、なんて思っています。

もっとよりよい社会に、1人1人が幸せだと感じられる社会に。

それはやっぱり、1人1人が考え、行動し発信していく力を持つこと。
現実にはそう甘くはないかもしれませんが...

忘れずに自分にできることをこつこつやっていきたいですね。

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