「戦後レジームからの脱却」。この戦後レジームとはいったい何なのか?あなたは、ちゃんと説明できますか?    僕がちゃんと解説します。

戦後レジームについて、解説します。


大東亜戦争は人類史上、最も壮大な
出来事でした。

悠久の歴史を持つ日本民族が、自らの生き残りを
賭けた闘争であり、国家存亡を賭けた巨大な
プロジェクトであり、侵略者を阻む為の戦いで
比類なき悲劇でした。

人類史上、稀に見る壮絶な戦いだったのです。

頭上で核が炸裂し、厖大な人命を失い、
日本民族は結局のところ、大東亜戦争で
敗れました。

しかし、日本民族は生き残りました。生き残り
戦後という新しい時代を歩き始めました。

終戦直後、日本人の認識は、戦争と敗戦の悲惨さをもたらしたのはアメリカ合衆国であり、憎しみの対象は、殺戮者であり破壊者であるアメリカ合衆国でした。

アメリカ合衆国を主体とする占領軍が東京に入ってきたとき、大儀ある戦争を戦った当時の日本人たちは、戦争の贖罪意識(しょくざいいしき)はありませんでした。当然です。


そして、日本の敗戦は、ただ単に生産力や
各種兵器の劣勢と原子爆弾によるもので
あるという考えが浸透していました。

東京裁判での東條英機元首相の証言の後に 
「彼は自分と日本の立場を堂々と説得力を
 もって証言した。その勇気を日本国民は
 称賛すべきだ」
という機運が一部で
 高まっていました。

東條英機元首相が処刑されれば、日本国民が
彼を殉国の志士と見なす可能性があったのです。

しかし、戦後78年間、これまで日本人は大東亜戦争について、「日本軍が(陸軍)が勝手に暴走し、無謀な戦争へと突き進んだ」と教えられ、教えられた通りにレッテルを貼ってきました。

このレッテル貼りの効果は、
実はアメリカ合衆国政府が占領政策として
企図してきた結果なのです。

アメリカ合衆国は大東亜戦争の真実を伝える多くの書物を密かに没収し、メディア、郵便物、電話、及び電信などを対象に、厳しい検閲を行い、完全な言論統制を行ったうえで、日本国民をラジオや新聞、映画、教科書(学校教育)などで洗脳し、日本人の戦争の歴史の記憶を作り替えたのです。


大東亜戦争の真実を消して、架空の図式を日本人の心に植え付ける為のプロパガンダを巧妙に実行したのです

これはGHQの中では、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(戦争についての罪悪感を日本人に植え付けるための宣伝計画)と呼ばれていました。


アメリカは、GHQを使い、このウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムによって、日本とアメリカの戦争を、実際には存在しなかった帝国陸軍を主体とする「軍国主義者」と「国民」との戦いであるとの架空の図式に作り変えました。

「軍国主義者」と「国民」の対立という
架空の図式に替えることで、

国民に対して罪を犯したのも、
現在および将来の日本の苦難と窮状を
もたらしているのは、
戦争を起こした軍国主義者が原因であり、
アメリカは悪くない、という屁理屈です。

全国の都市部への無差別じゅうたん爆撃や、広島・長崎への原爆投下も、「軍国主義者」が悪かったからであり、アメリカは一切悪くないという屁理屈です。

このような屁理屈が、戦後78年間も
続けられてきたのです。


大東亜戦争という名称も、検閲によって強制的に太平洋戦争に書き替えさせられました。

日本人は、軍国主義者政権が出来てしまったことへの罪悪感を求められ、植え付けられ、かつて日本人が大東亜戦争の為に注いだおびただしいエネルギーは、二度と再びアメリカに向けられることはなく、批判の矛先はもっぱら軍国主義者に向けられていったのです。


アメリカが企てた、このような

記憶の喪失と作り替え、洗脳、学校教育、そして捏造された歴史を基につくられた戦後体制を「戦後レジーム」というものです。


これは日本人として
恥ずべきことです。


この戦後レジームは、風化するどころか、今日に至るまでますます強化されてきました。

この「戦後レジーム」からの脱却を、
第一次安倍内閣では、安倍晋三首相は
よく口にしていました。

しかし、戦後78年経った今でも
日本は「戦後レジーム」に支配されています。













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