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カブトムシを飼う時は

簡単に増える

一昨年、知り合いからカブト虫の幼虫をいただいた。いただいた経緯は、増えすぎて大変なので、飼育セットごと譲るということだったのです。元手はいらず、世話といえば、たまに糞を掃除ぐらいで、それならと軽い気持ちで引き受けました。

それから、数か月して羽化し6匹の成虫が誕生しました。その成虫たちは土の中に米粒程度に卵を、30個ほど産み、それを別容器に入れ大切に育てました。

そうしたら、全ての卵が無事に孵化し、かわいい幼虫へと変化していったのです。

糞の掃除で大わらわ

卵から幼虫へは、全く世話が掛からなかったのですが、ここからが大変でした。幼虫になると餌を食べ始めます。その餌は、主に昆虫マットという腐葉土なのですが、土ならばなんでも良いわけでは無くて、無農薬で発酵している土です。成分は良く分かりませんが、通販で良く売られています。

この土を食べる量なのですが、軽く30ℓは食べます。そして同じ量の糞をするのです。初めの頃は、10ℓもあれば足りるだろうと思っていましたが、全く足りず最終的には60ℓを買う羽目に....

食べて、糞をして、掃除して、土を補充して、という作業を蛹になるまで続けます。この地道な作業をどれだけ豆にやったかで成虫の大きさが決まるので、気を緩めることができなくなります。

やがて6月ころには蛹になって、ムロを作りますので、そこからはあとは羽化を待つのみとなります。

大量のカブト虫

7月初めの夜、明かりの消えた駐車場で、「ブーンブーンブーン」「カチャカチャカチャ」と虫かごから、にぎやかな音が聞こえてきます。その中を覗くと、大量のカブト虫がお祭り騒ぎをしています。カブト虫は夜行性のため、夜活動して昼間は土の中で休みます。またオス同士は良く喧嘩をするので「カチャカチャ」おとがするときは、角を互いに交えているのです。オスが多すぎると喧嘩ばかりして、あまりの激しさに頭が取れてしまうことがあるので、別々にしといた方がよさそうです。

メスはあまり地表には姿をみせませんが、交尾を終えると産卵のため土の中へもぐってしまうので、地表にオスが多いのはそのせいです。そして、土の中を掘り起こすと、中から大量の卵が見つかりますOlz...

こうして更に、カブト虫の数は増え、それと共に大量の土を購入することになるのです。もしカブト虫をつがいで飼う時は、気を付けて飼いましょう。




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