橋下徹「実行力」を読んでみた。

大阪で多くの改革し、大阪都構想を提唱した第一人者。

橋下徹の演説は凄まじいエネルギーと、問題をピンポイントに指摘し、多くの人を魅了する力がある。そんな彼だからこそ、大阪都構想という大きなビジョンを打ち立てられた。

本書では、大阪知事、大阪市長の経験から府庁、市役所組織をどのようにしてマネジメントしてきたか記されている。


印象に残ったことは、「反対派を抑え込む方法」

為政者ならば、大勢が反対することに挑戦しなくてはならず、改革は避けて通れない道なのです。府庁や市役所には、多くの職員がいることはもちろん、問題も多く蓄積してました。この問題は今すぐ手を打たなくてはならなく、歴代の為政者が無視してきたものでした。

改革を行おうとしてきても、職員は、できない理由を突きつけて、抵抗する。

こうした抵抗に抗うために、組織を作る必要があります。ここでポイントなのは、反対側の先鋒を、組織の重要ポジションを任せること。その際、最終決定には従うことを誓ってもらう。

ここでガチンコで議論し合う。議論の結果を、心証(心に受ける印象)を用いて、首長(長)が判断する。

組織のトップが最終決定に納得することで、反対派を納得させることができる。ここがポイントだ。


〜拝見ありがとうございます。本書は、組織をどのようにしてガバナンスするか勉強できると思います。

みなさんには、僕が政治に興味を持つきっかけとなった大阪都構想を多くの人に知ってもらいたいです。

次回の方には、心証、について考えていきましょう。

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