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足るを知る。【パパが1番すきな身体に優しいおうどん】

4年に1度の2月29日。

お昼に突然、自分のアドレスからメールが届いて

んん!??

と一瞬びっくりして『あ、もしかして今日。』と。

4年前の閏年の2月29日。
たまたま4年後の誰かにメールが送れるサービスがあると
SNSで目にし自分宛てに出してみたメールでした。

それは抗がん剤治療中、コロナ禍で家族との面会も
許されなかった孤独な病室での出来事でした。

4年越しに本当にちゃんと届くなんて。
すっかり忘れ去っていたので感動しながら読みました。

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2020年2月29日 27歳の私から、
4年後の自分に手紙を書きます。

がんです。と言われて今日で1ヶ月半が経ちました。
ちょうど抗がん剤が1クール終わったところです。

いまは現実ではないような毎日を
ひとりぼっちになると血の気が引いて真っ暗になる
長い夜を過ごしています。

結婚して好きな人との子どもが産まれて
おしゃれをして遊んで、ヒーヒー言いながら仕事をして、
周りの人が当たり前にやってのけて生きているのに
なんで自分だけ、とどうしても思ってしまって。
そんな心まで醜い自分に嫌気がさします。

正直、4年後の自分なんて今は想像したくありません。

こんなに辛い思いをしているんだから
どうか31歳の私には笑っていてほしいと思いながら
でも、そんな未来はいまの自分には見えません。


👦🏻くんは今もそばにいてくれてますか?

でももし彼が私と一緒じゃない人生を選んでも
本当にいまの私の、唯一の心の支えになってくれた人だから
優しいひとだから彼の背中を押してあげれてたらいいな。
そして、そういう人がいてくれたことを一生忘れないでね。


まだ脱毛の副作用も全く出てなくて
2クール目が終わるころにはほとんど髪がなくなると
言われていますが、本当かな、と信じられません。


いま世界はコロナウィルスで誰も想像していなかったほど
本当に大変なことになっていますが
4年後、私にも、世界にも、日常が戻ってきていて

あの時は大変だったよねと、言えていたらいいな。


31歳の自分が
誰かの幸せを願って、その人の幸せを心から喜べて、
なんでもいいから楽しいことで笑っていられますように。

そのために明日もがんばって生きてみようと思います。

由理花

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PRESENT4229 ―4年後にメッセージを送ろう
https://uruudoshi.com
お問い合わせ先:www.itosho@gmail.com
📣サービス運営への支援先: https://ofuse.me/itosho
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ここのところ、育児に仕事にやりたいことがありすぎて
ちょうど先日『あ、もう無理!キャパオーバー!』と
久々にボロボロ涙と弱音を見せたタイミングで

そんな私に過去の自分からのメッセージが
グサグサと刺さり、温かい涙が溢れました。


『足ることを知りなさい。』
そう、自分に叱られたような気がします。

気づけば最近、すごく欲張りになっている自分がいて

ありがたいことに好きなお仕事をたくさん頂けて
とんでもなく可愛くてたまらない娘がいて
ごはんをおいしいと食べてくれる夫がいて

そのどれもに自分の120%を注ぎたい!という想いが

もっと家族と過ごす時間がほしくて
でももっとお仕事もしたくて
だけどちゃんと毎日ごはんを作ってあげたいし
たくさん娘と遊ぶ時間も欲しい
いい母にもなりたいし、頼もしい嫁にもなりたい
だけど自分の人生も楽しみたくて
夫婦でゆっくり話せる時間も欲しいし
ひとりで自由に過ごせる時間もほしいの。って。

4年前の私がこれを聞いたら、きっと苦笑うだろう。

足るを知る。

向上心を捨てて現状に満足する、ということではなく
自分の両手で抱えられる量を大切にして
現状に感謝ができるひとこそ、

ちゃんと成長できるのかもしれない

そんな想いと感謝を綴って
今年は4年後の夫にメールを出してみました。


足るを知る。
手を抜いたごはんだって十分じゃないか。

冷蔵庫にあるものだけでできる、
『パパが1番すきなママの料理』があります。
風邪を引いたときも、二日酔いの時も疲れた時も
パパは決まってこれが食べたいと言う。

『ご馳走だ!』そう嬉しそうに笑って。


【パパが1番すきな身体に優しいおうどん】

◾️材料(2人前)
・冷凍うどん 2玉
・鶏もも 300g
・水 500cc
・白だし 50cc
・みりん 100cc
・塩 ひとつまみ
・たまご 3つ
・ほうれん草 1束
(その他、にんじん、ねぎ、生姜、にらなどを入れても。)

《作り方》
①お水と本味醂をお鍋にいれて沸騰したら火を弱め
鶏肉をいれ弱火でゆっくり火を通す
(にんじん、玉ねぎ、ねぎなどをいれる場合はこのタイミングでいれる)

②白だし・お塩・ほうれん草(ニラなどでも)を入れ再度煮たたせ、溶き卵をいれたら蓋をし卵に火を通す。
(お好みで生姜をいれて水溶き片栗粉でとろみをつけても。)

③チンした冷凍うどんに②をかけたら完成。
七味たっぷりで食べます。
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※白だしは8倍希釈のものを使ってます

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