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いろいろな英語(英語圏の外国人)

私が感じた

色々な国出身の人が話す英語

について少し触れようと思います。

現在、私の同僚にはイギリス人(ブリストル出身)、アメリカ人(ロス出身)、オーストラリア人(ゴールドコースト出身)、フィリピン人(確かマニラ出身、要確認)がいます。

色々な国の出身者がいてそれぞれの国の英語を聞くことができて、ちょっとラッキーな環境にいるかもしれません。

今まではカナダ人(トロント出身)、カメルーン人(出身地は忘れました、、)とも一緒に働いたこともあります。

ただし、やはり一番多かったのはアメリカ人(ニューヨーク出身、シカゴ出身、ノースカロライナ出身、テキサス出身など)です。

今回は、その一番触れる機会が多かったAmerican English=

アメリカ英語=アメリカ人の話す英語

、主にアメリカで使われている英語についてです。
ただし、私の経験則に基づいている点はご了承ください。

私も含め、比較的多くの日本人が一番触れる機会が多いのはアメリカ英語ではないでしょうか。
中学校や高校の教科書、参考書など勉強面からハリウッド映画など娯楽面を含めて、多くの日本人が多く触れる英語はアメリカ英語でしょう。
今でこそ海外旅行の人気目的地は多様化していますが、なんだかんだ言ってハワイはいまだ人気no.1のようです。(有名な旅行冊子のランキングを見ました。)

私が感じているアメリカ英語の特徴は以下の通りです。


・単語と単語がつながって聞こえる(リンキングがイギリス英語より多く感じる)
・舌の動きのshort cutがイギリス英語より顕著に起きる
・個人差、出身地による差があるものの、ある程度ゆっくり話してもらえれば(=外国人に対して話すスピードにしてもらえれば)、アメリカ以外の出身者が話す英語より聞き取りやすい。
・ただし、native同士で話す速度で話しているのはアメリカ人(特に東海岸出身者)が話す英語のほうが速く、集中して聞く必要がある。
・比較的若いアメリカ人はスラングを多用したがる。

*多くの方が知っているようなwanna やgonnaの多用や、エレベーターや地下鉄、階数のイギリス系英語との違いはあえて省きました。それよりもリスニングの際に感じた特徴に焦点を置きました。

個人的にはやはり

日本人にとっては一番なじみやすい英語

としてアメリカ英語があるように思います。
ただし、他の国の人が話す英語も、その人の出身国を意識して聞き取ることができるようになれば、人によってはアメリカ英語よりも聞き取りやすいケースもあると思います。


オーストラリア英語

について触れようと思います。

 

ただし、あくまで私が触れたオーストラリア英語である旨、ご了承ください。
基本的な特徴は皆さんも知っているかもしれません。


・イギリス英語(British English)と同様can’t の発音がカタカナで「カント」に聞こえる。また、もっとも有名なのはtodayやmateなど他の国の英語で「エイ」と発音する音が「アイ」に聞こえる。
・Aussie, lappy, Barbie,など「~ィー」とする短縮する形が多い。
・日本語で「どういたしまして」はNo worries ということが多い。
(ちなみにアメリカではDon’t mention itがpopularではないかと身近なアメリカ人は言ってます。)
・waterやbetterなど母音の後のrの発音は省略される。(専門用語ではr-less、non-rhoticと言うようです。)
・基本的に語尾を上げているように聞こえる。


母音の後のRの発音がない点では日本人にとってアメリカ英語より聞き取りやすいかもしれませんが、イギリス英語よりも比較的リンキング(単語と単語をつなげて発音すること)が顕著に行われるようです。その点では日本人にとってイギリス英語より聞き取るのが難しいかもしれません。
オーストラリア政府統計局によると、オーストラリアに行く日本人は2015年までは30万人程度、2016年に一気に40万人を超え、2017年も前年比4%増、43万人を超えたそうです。また、1980年に初めて日本とワーキングホリディ協定を結んだ国で、毎年およそ1万人の日本人がワーホリビザを利用してオーストラリアに渡航しています。また、昨年は25万人のオーストラリア人が日本に渡航、海外旅行先として5位に位置しているとのことです。
個人的にもオーストラリアには学生として、1年以上住んでいたので、お気に入りの国でもあります。
ぜひオーストラリア人とコミュニケーションととる機会があれば、積極的に話しかけてみてください。ほとんどの方が日本人に好意的です。


イギリス英語

について触れようと思います。


 ただし、あくまで私が触れたイギリス英語である旨、ご了承ください。
現在イギリス人の同僚(ブリストル出身)がいます。また、これまでもオーストラリアでの語学研修の際の主に担当してもらった講師、イギリスの海外の教育機関のスタッフなどの英語に触れてきました。


・オーストラリア英語の際にもお伝えしましたが、イギリス英語もcan’t の発音がカタカナで「カント」に聞こえる。
・リンキング(単語と単語の発音のつながり)やフラッピング(音の変化=tの発音がlやdの発音になるなど)が少ない。
・イギリス英語はアメリカ英語に比べて、アクセントの個人差がある。地域での差もアメリカ以上にある。
・さらに日本人にとってわかりづらいが社会的、労働階級によっても差があるらしい。
・アメリカ英語で現在形で表現するところを現在完了形で表現する傾向がある


 イギリス英語は、tの発音をはっきりとしたり、単語の先頭のr、または母音で始まる単語の前のr以外はrの発音はほぼしないという部分については日本人にとっては比較的発音しやすいし、聞き取りやすいと思います。
 現在イギリスは、日本とワーキングホリデイ協定(正しくはYouth Mobility Scheme)を結んでいて、1年におよそ1,000人の18歳から30歳までの日本人の受け入れを行っています。

 もしイギリス出身の方をコミュニケーションをとる機会があれば、ぜひ学生時代に学んだ英語とブリティッシュイングリッシュの違いを楽しんで知ることができれば、きっとさらに英語のスキルアップができるとともにお互いの文化を共有するチャンスが得られると思います。


カナダ英語

 現在はあまりカナダ、カナダ人と直接関わることはそんなに多くはありませんが、数年間トロント出身のカナダ人達と一緒に働いたりしてきました。そこで私が感じたカナダ人の英語の特徴は以下のものが挙げられました。


・比較的書き言葉としてのカナダ英語はイギリス英語に近い。
例えばCentre, colourなどイギリス英語で使われるスペルが一般的。(一部アメリカ英語で使われるスペルもある。)
・話し言葉としてはアメリカ英語の発音に近い。
・イギリス英語やオーストラリア英語のように目立ったアクセントがあまりない。
加えて西部と東部とで日本の東京と大阪のような訛りもそれほどない。
バンクーバーで出会ったホストファミリーとトロント出身の同僚との英語の違いはあまりありませんでした。
・個人差はあるが、一般的に話すスピードがそれほど速くない。


日本人の多く、特に成人日本人の多くは中学、高校でアメリカ英語、および発音をベースにした教育を受けている方が多く、そして個人差はあると思いますが、話す速度がそれほど速くないというのは、カナダ英語は日本人が聴き取るのに、そして学習するのにうってつけとも言えます。

個人的に、リスニング力を上げるために一番どの英語圏の国の話し言葉を聞くといいのかと考えたとき、上記の理由から一般的にカナダ人が話す英語が日本人にとって適していると思います。



フィリピン英語

まず、多くの方がご存知と思いますが、今まで触れた国々、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダとの大きな違いは英語とは違う国語があるということです。

フィリピンにはフィリピン語(実質タガログ語とのことです)という国語があり、さらにフィリピンには母国語として地域ごとに170以上ある地元の言語が存在するのだそうです。

 アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの英語と比べ、私が接したことがあるフィリピン人、フィリピン英語は少ないですが、その中で感じた特徴は以下の通りです。

・フィリピン英語(フィリピン人が話す英語)はアメリカ英語に近い。
・「ア」(日本語のアに近い音)の発音が「エ」に聞こえる。
・「v」の発音と「b」の発音が似ている。

アメリカ英語に近いというのは至極当然で、もともとはアメリカの植民地だったためです。

また、他のnativeの同僚はフィリピン人の英語は「f」と「p」の発音が似ている、とも 言っていました。

フィリピンのように、公用語が英語で、その他の言語が母国語(国語)としてある国として有名なのは他にインドやシンガポールです。

他にもかなり多数の国、地域が英語を公用語として使用しています。
ただし、その中でもフィリピンはかなりアメリカ英語に近い、日本人にとってわかりやすい英語、そして日本人が英語を学ぶ時に親しみやすい英語といえるかもしれません。

現在、フィリピンには多くの語学学校があり、英語圏(アイルランド、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)への留学に比べて、かなりリーズナブルな価格で語学留学が可能です。

ここ10年程度で多くの日本人、韓国人が留学先としてフィリピンを選択しています。


アイルランドの英語

について触れようと思います。

 個人的にアイルランドはアイルランドの教育機関との連絡でコミュニケーションをとったり、かつてオーストラリア滞在中に4人のアイルランド人と一緒に数か月一緒にハウスシェアをしたりしたところで繋がりがありますが、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダに比べたらどうしてもアイルランド人の英語に触れる機会はあまりありません。その中でも私が感じたアイルランドの英語の特徴をいくつかお伝えします。

・イギリス英語に比べて、リンキング(単語と単語をつなぐときの発音がアメリカ英語に近く感じる。
・リンキングの影響かもしれないが、話すスピードが速く感じる。
・「ア」(日本語のアに近い音)の発音が「オ」に聞こえる。
・文章全体での抑揚(強弱)が他の国の英語に比べて明確に感じる。

思いのほか、聴き取りやすくイギリス人の話す英語よりもなぜかアメリカ英語に近い印象を持ちました。口をそれほど大きく開けずに話すアメリカ英語みたいな感じがしました。自分の印象としては、カナダ英語、アメリカ英語の次に耳にはいってくる英語だと思います。

ただ、残念ながら多くの日本人にとってイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなどのヨーロッパの国に比べ、アイルランドは少し馴染みのない国だと思います。


どうしても、アイルランドのよさがイギリスの陰に隠れてしまっているような気がしてなりません。
本当にもったいないと思います。

私はもしヨーロッパに英語の語学留学を考えているならばまずアイルランドをお勧めします。
治安や国民性、教育のクオリティーがその理由です。残念なのは距離的に少し遠く、直行便が現時点でないこととアジア、オセアニアなどへの渡航、語学留学を考えると少し費用が高くなるかもしれない点がありますが。


ニュージーランドの英語

について触れようと思います。


 残念ながら私自身のニュージーランドとのつながりはあまりありません。
数少ないニュージーランド英語に触れる機会といえば、外国人と面接する際にごくまれにニュージーランド人と話したことがあるくらいかもしれません。
ちょっと不本意ですが、ネットの情報も参考にしつつ、ニュージーランド英語の特徴をいくつか挙げてみます。

・フレーズの語尾を上げる傾向がある。(オーストラリア英語にも似た傾向がある)
・e=(日本語の「エ」に近い音)がi(日本語の「イ」に近い音)に聞こえる
 e.g. penがpinのように聞こえる
・a=(日本語の「ア」に近い音)がe(日本語の「エ」に近い音)に聞こえる
e.g. cat が 「ケット」のように聞こえる
・i=(日本語の「イ」に近い音)がu(日本語の「ウ」に近い音)に聞こえる
e.g. fish and chips が「フッシュ エン チュップス」のように聞こえる
・o=(日本語の「オ」に近い音)がoi(日本語の「オイ」に近い音)に聞こえる
 e.g. hello が「ヘロィ」に聞こえる


全体的に母音の発音にかなり訛りがあるとのことです。また、オーストラリアと同様、イギリス英語にルーツがあるのでスペリング(綴り)もイギリス英語に準じています。


残念ながらニュージーランドは「オーストラリアの隣の国」というイメージを多くの日本人が持っている気がします。自分自身もそのうちの一人かもしれません。

ニュージーランドはオーストラリアやカナダと並んで、30年以上前から日本とワーキングホリディ協定をお互いの国の若い人たちの交流を奨励しています。

*渡留学先としてはニュージーランドはリーズナブルです。
渡航先、語学留学先として十分に候補に入れていいと思います。
そのための英語もぜひ準備するといいと思います。
もし自分が単純に語学留学をするとすれば、英語圏の穴場ともいえるアイルランドかニュージーランドのどちらかで迷うと思います。

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