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コルテジア

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

第7回
リクエスト血統考察です!
ありがとうございます!!

ということで今回はコルテジアの血統考察を行います。


コルテジアの父シンボリクリスエスは現役時、15戦8勝。
主な勝鞍は、有馬記念~2回、天皇賞(秋)~2回。
3歳時、クラシック制覇は叶わなかったが、秋に天皇賞で初めてG1を勝つと、続くジャパンカップでは3着、そして秋3冠目の有馬記念で2つ目のG1を制すると年度代表馬に選出された。
翌年も秋に天皇賞と有馬記念を制して2年連続の年度代表馬となった。
2019年種牡馬ランクは第31位。

母シェルエメールは現役時、26戦2勝(条件馬)。
繁殖としてこれまでデビュー済み産駒は本馬を含み3頭。
6月にデビューしたての全弟を除き、2頭が勝ち上がっていて本馬で重賞初制覇。
繫殖力は高そう。
血統背景は父ジャングルポケット(~トニービン~ナスルーラ系)と母父サンデーサイレンスの組み合わせ。
母母がオープン馬のポンデローザ。

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父シンボリクリスエスは大系統ターントゥ系(ロベルト系)です。
ロベルト系の種牡馬は活躍馬が牡馬に偏るという特徴があります。
(事実、シンボリクリスエス産駒を獲得賞金順に並べてみると上位30位のうち牝馬は1頭のみという結果でした。)
まぁつまりむさくるしい男社会なわけですよ(笑)

種牡馬として配合は非サンデーなので相手はサンデー系牝馬が中心となります。
代表産駒であるエピファネイアも母父サンデー系で牡馬です。
本馬も母母系にサンデーサイレンスがいて牡馬という共通点があります。

このように父の成功配合パターンに合致しており、きさらぎ賞では父に久しぶりの重賞タイトルをもたらすこととなりました。
頭数が減ってきていることもあり、最近シンボリクリスエス産駒は見る機会が減ってきましたが、馬体が雄大でカッコイイ馬が多いんですよね。
昔サンカルロめっちゃ好きでした。
わしのサンカルロはG1に手が届かなかったけど、このコルテジアには何とかG1獲ってほしいね!

きさらぎ賞の「先行して持続力で勝った競馬」がここまでのベストパフォーマンスなので、同じように先行の脚質がハマりやすい京都競馬場が舞台の菊花賞はダービーよりも合うと思っています。
その為にも、まずはトライアル!この夏しっかり成長している姿を見せて欲しいところですね。結果を出して本番に駒を進めましょう!
(2020年9月8日現在)

いつもご支援ありがとうです! おかげで今日もわしのつまみが一品増えます。 乾杯🍻