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バビット

血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今回は第13回
リクエスト血統考察です。
ありがとうございます!!

今回は菊花賞に出走予定、バビットの血統考察を行います。


バビットの父ナカヤマフェスタは現役時、日本とフランスで15戦5勝。
主な勝鞍は宝塚記念(G1)。
2歳時、デビューから連勝で重賞勝ちを収めてクラシック戦線へ。
クラシックでの戴冠はならなかったが、4歳になると連勝で宝塚記念を制して悲願のG1タイトルを獲得した。
その勢いのままフランスに渡ると、凱旋門賞では中団から末脚を伸ばしてワークフォースと叩き合い、アタマ差の2着となった。
父はステイゴールド。
2019年種牡馬ランクは第80位。

母アートリョウコは現役時、6戦1勝(条件馬)。
デビュー済み産駒は本馬を含みまだ2頭。
半姉(父アサクサキングス)は地方馬(未勝利)。
産駒2頭目で重賞馬の本馬を輩出したので繫殖力は期待できそう。
血統背景は父タイキシャトル(~ターントゥ系)と母父Nureyev(~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。

バビット

□Mill Reef(父Never Bend)
父ナカヤマフェスタの産駒で日経賞(G2)を制したガンコとは、Mill Reef(父Never Bend)を持つ点が同じです。
Never Bendの血を持つ馬との配合では他にも複数勝ちを収めているアテンフェスタ(3勝)、エクセレントミスズ(3勝)、ダイナミックアロー(3勝)等がおり、父の配合におけるニックス。

□Special(牝馬)=Thatch(牡馬)の同血クロスについて。
Specialは母としてNureyevを、祖母としてSadler’s Wellsを輩出した名牝。
ThatchはイギリスマイルG1の勝ち馬で、Specialの全弟。
このクロスにより渋った馬場への適性が増強されています。
(ただし今週は良馬場となりそうですね・・・)

前走勝ったセントライト記念(中山芝2200m)は父ナカヤマフェスタも勝ったレースなので、父の適性を受け継いでいるのでしょう。
(ということは、ゆくゆくは宝塚記念を勝つということか。)
父はこの舞台で大敗しているが、そもそもこのレースで相性の良かった種牡馬ステイゴールドの直仔。
距離が延びてマイナスということはなさそうです。

コントレイルよりも後ろからいく馬でコントレイルを逆転する姿は想像がつかないので、番狂わせがあるとしたらこの馬の逃げ切りだろうと思っています。
(2020.10.20現在)

ということで今回はバビットについての血統考察でした。
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