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【最短80点資産形成-投資編】2023年まで使わないお金はジュニアNISAにも回す

こんにちは、よぴです。

「子供が生まれてからの最短80点資産形成」というテーマで執筆しています。

大きくは、以下のような章立てにしており、今回も第2章のお話をします。
 はじめに:子供が生まれてからの最短80点資産形成
 第0章:フル活用したい楽天経済圏
 第1章:スリムな家計づくり
 第2章:迷わない投資
 第3章:幸せを左右するお金の使い道
 第4章:万人に必要な守備力
 第5章:攻撃力を上げて資産形成攻略
 おわりに:子供にとっては親が8割

前回はつみたてNISAのお話をしました。

今回は引き続き、ジュニアNISAのお話をします。

つみたてNISAに比べると少し注意点がありますので、理解の上で投資するようにしてください。

ジュニアNISA概要

NISAは大きく3つに分かれていました。

・(一般)NISA:非課税枠120万円/年、非課税期間は5年
・つみたてNISA:非課税枠40万円/年、非課税期間は20年
・ジュニアNISA:非課税枠80万円/年、非課税期間は子供が成人するまで

未成年は一般NISA、つみたてNISAが利用できない代わりにジュニアNISA口座が開設できます。
ここでいう未成年とは、口座を開設する年の1月1日に0歳~19歳の子供を指します。

このジュニアNISAですが、使い勝手が悪すぎて2023年で廃止することが決定しています。が、後ほどお話しますがこのことによりジュニアNISAの使い勝手が良くなっておススメできる制度になりました。

現状のジュニアNISAには大きな制約があります。

それは、運用益が非課税となるには子供が18歳になる年度の12月31日※より後に引き出す、という必要があるということ。
※留年、浪人せずに進学して高校3年生になった年の12月31日

それより前に引き出そうとすると、今までの運用益全てに課税される、というジュニアNISAの恩恵を何一つ受けられない制度となっています。このため、実質それまでの資金拘束がある、ということになります。

どういうときに困るのか、例に出したいと思います。

まず、18歳まで引き出せないということは、小中高の学費には充てられませんよね。また、大学も推薦入試で合格するなど、入金のタイミング次第では間に合わない可能性があります。

また、非常に好調に資産が形成できた場合。途中で「もう十分増えたし、下がらないうちに円に換えておこう」(利確)ということができません。払い出しできるようになって大暴落してしまい、ジュニアNISAの資産が減ってしまうと目も当てられませんよね。

このように使い勝手が良くなかった、ジュニアNISA。

不人気すぎて口座数も一般NISA、つみたてNISAを合わせた口座数の約1/40(2020/3/末時点)となり、2023年末で廃止することが決定しました。

しかし皮肉にも、廃止に伴い、もともとのデメリットがなくなり非常に使いやすくなりました。

2024年に入るとデメリットが消滅する

今からジュニアNISAを始めても、2023年(あと3年ぐらい)まではデメリットが残るまま継続するのですが、2024年1月1日になるとそれらのデメリットがなくなります。

つまり、いつでも引き出せて、課税もされない、ということになります。小中高の資金が必要となった場合でも、運用して得られた利益を非課税で受け取ることができるようになりました。

最初からその制約がなかったらもっと口座数増えたと思うんですけどね。

その他知っておきたい内容

ジュニアNISA自体の非課税期間は5年なのですが、その後は同じく非課税の「継続管理勘定」という名前の口座に移されます。

この口座は何もしないと子供が20歳になるまでは継続され、20歳になった年の12月31日になると自動的に一般NISA口座が開設され中身も移されます。そこでも何もしないと、また非課税の運用が始まります。

また、ジュニアNISAは金融機関の変更ができないため、問題ないとは思いますが、認識はしておいてください。(楽天証券→SBI証券などは不可です)

楽天証券のジュニアNISAで買う銘柄はこれ

安定の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。判断軸はつみたてNISAでお話しているので、ここでは割愛します。

ジュニアNISAは口座残高があればスポット(都度)、つみたてどちらでも買うことができます。

一括80万円の注文もできるのですが、一般的にはリスク分散という意味でタイミングをずらして買う方がおススメです(ドルコスト平均法)。

ちなみにジュニアNISAでは楽天カードが使えないため、楽天ポイントはつきません。

実際にジュニアNISAをするまでの手続き

楽天証券で開設する場合のリンクを貼り付けておきます。

少し前までは子供名義の銀行口座からでないと証券口座に入金できなかったのですが、11月頃から親名義の銀行口座からも入金できるようになったようです。

まとめ:ジュニアNISAでも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を積み立てよう

ということで、つみたてNISAに引き続きジュニアNISAのお話でした。

資金拘束があるとは言っても、あと3年ほどなのでまだ気軽に入金できると思います。ただ、この3年で何があるかわかりませんので、不安な人は少額ずつ投資するようにしましょうね。

次回はiDeCoのお話をしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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