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【最短80点資産形成-投資編】3つの非課税制度、どれからやる?

こんにちは、よぴです。

「子供が生まれてからの最短80点資産形成」というテーマで執筆しています。

大きくは、以下のような章立てにしており、今回も第2章のお話をします。
 はじめに:子供が生まれてからの最短80点資産形成
 第0章:フル活用したい楽天経済圏
 第1章:スリムな家計づくり
 第2章:迷わない投資
 第3章:幸せを左右するお金の使い道
 第4章:万人に必要な守備力
 第5章:攻撃力を上げて資産形成攻略
 おわりに:子供にとっては親が8割

前回まででつみたてNISA、ジュニアNISA、iDeCo、ボクがおススメする3つの非課税制度のお話を全てしました。

資産形成においてはこれら全ての非課税枠上限まで投資する、ということが理想なのですが、親2人子供1人の場合だと以下の通り年間200万前後になります。

・つみたてNISA:40万円×2人=80万円
・ジュニアNISA:80万円
・iDeCo:14.4万円~27.6万円×2人=28.8万円~55.2万円
※iDeCoは会社員、公務員、専業主婦(主夫)いずれかの前提です(自営業者は81.6万円)

月々にすると16万円弱~18万円ぐらいです。「こんなに投資に回せるなら苦労しねえ」という声が聞こえてきそうなのですが、実際結構キツイと思います。

そこで、上限まで投資するのは難しいという人は、どの非課税枠にどのぐらいお金を回すのかの作戦を練る必要があります。

これはもちろん、家庭の目指すべきところ(教育費を重視するのか、老後資金を重視するのかなど)によるので、一概には言えません。

ただ、ボクだったらこうします、という考え方を今回お話したいと思いますので、参考にしてみてください。

非課税枠上限まで投資できないときに気を付けたいポイント

これはやはり資金拘束に注意が必要です。3つの制度それぞれ見ていくと、以下のようになります。

・つみたてNISA:資金拘束なし
・ジュニアNISA:2023/12/31まで
・iDeCo:加入者が60歳になるまで

そして非課税枠上限まで投資ができない家庭は次のいずれかだと思います。

・稼ぎは多いが、他にお金を使っている家庭

この場合は投資をしつつスリムな家計づくりを目指し、固定費が減った分投資額を増やしていく、という方針がおススメです。このあたりは第一章でお話します。(執筆が前後していますが)

・稼ぎが控えめな家庭

この場合は特に作戦が必要になります。投資手法を間違えると将来の自分たちを苦しめることになります。諸刃の剣にズタズタにされます。

資金が拘束されると何が困るかって、将来的にまとまったお金が必要になっても引き出せないんですよね。

例えば学費です。生活防衛資金で賄えれば良いのですが、子供の入学が上の子と下の子で被ったときとか、国公立を予定していたのに私立に通うことになったときとかですね。

こういう時に「うちはお金ないから・・・」は悲しすぎます。

各制度をバランス良く活用する

ということでどれからやるか、という話なのですが、ボクだったら万一のことを考えてそれぞれの制度をバランス良く活用することでリスクヘッジするかなと思います。

やはりiDeCoが取り扱い注意なのですが、iDeCoは資金拘束が強力すぎる半面、節税メリットも長期運用のメリットも非常に強力なんですね。

老後資金はiDeCoだけで事足りる可能性すらあります。資金拘束を気にしすぎて使わないのももったいないかなと思います。

ここでパレートの法則を思い出してみます。2:8(にはち)の法則と呼ばれていたりもします。

「最短80点資産形成」というテーマも
最短、つまり2割の労力・時間で
8割、80点の成績を取る

というコンセプトです。

これを今回のバランスにも当てはめてみます。

・投資に回せる額が月2.5万円未満の場合

この場合はiDeCoは後回しにしてつみたてNISAが優先かなと思います。まずは資金拘束がないつみたてNISAを活用しましょう。

・投資に回せる額が2.5万円に達したら

iDeCoの最低掛金である5千円(0.5万円)を積み立てようとすると、つみたてNISAにも2万円ぐらい回ってたらまあリスクヘッジできてるかな、という感覚です。これで2:8の割合ですね。

投資に回せる額が増えてもこのバランスぐらいでちょうど良いと思います。

最終的には月々16万円~18万円(親2人子供1人の非課税上限)ぐらい投資に回せるようになると、超絶優良家計の出来上がりです。

ここまで回らない家庭はボーナス(賞与)を充てるのもアリだと思います。最近はコロナの影響で非常に厳しいですが・・・

まとめ:iDeCo2割、NISA8割ぐらいのバランスで投資する

将来的には何があるかわからない、ということは今年のコロナで十分理解できました。

であれば尚更、拘束されない資金を中心に資産形成していった方が良いと思います。

ですがやっぱり目指すべきは非課税制度の使い切りです。

投資に回せるお金が足りないのであれば、転職や副業で所得を上げたり、固定費削減で投資資金を捻出していきたいところですね。

さて、全9回に分けてお話してきた「迷わない投資」は今回で以上です。

これを全て実践できれば80点どころか97点ぐらいは取れていると思うぐらい自信がある投資法なので、是非実践してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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