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小林製薬の紅麹問題 紅しょうがは大丈夫?

小林製薬の紅麹問題とは?

小林製薬は、紅麹を含むサプリメント3商品について、利用者から腎臓の疾患などの健康被害が報告されたことを受け、2024年3月22日に自主回収を発表しました。この問題の紅麹は、52社に提供されていたことが明らかにされていますが、具体的な供給先は公表されていません。

紅麹色素と小林製薬の紅麹原料の違い

紅麹色素(ベニコウジ色素)は、食品添加物として使用される着色料であり、小林製薬の紅麹原料とは異なります。紅麹色素は、カップ麺やお菓子、飲料など多くの食品に広く使用されています。この色素は、食品衛生法に基づいて定められた食品添加物公定書で成分規格や試験方法が規定されており、健康被害が起こらないように品質管理がされています。

一方、小林製薬が使用する紅麹原料は、紅麹菌を米に植えて繁殖させる固体培養法で製造されます。この方法では、長期間の発酵を経て多くの成分が得られ、健康食品の素材として使用されます。紅麹色素を使用している多くの食品メーカーは、小林製薬の問題とは無関係であるため、消費者は各製品の表示やメーカーの発表に注意を払う必要があります。

紅しょうがは大丈夫?

紅しょうがに使用される紅麹色素(ベニコウジ色素)は、食品添加物として広く使用されており、食品衛生法に基づいて安全性が確認されています。紅麹色素は、米などで紅麹菌を繁殖・発酵させたものから得られる自然由来の色素で、特に紅しょうがの鮮やかな赤色を出すために利用されています。したがって、紅しょうがを含む食品に使用されている紅麹色素については、これまでのところ健康被害の報告はありません。

紅麹を含む健康食品を選ぶ際には、信頼できるメーカーから購入し、製品の表示を注意深く確認することが大切です。

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