見出し画像

【自分】怒りの棘

だいぶ昔、心を病みカウンセリングを受けた時のこと。
バウムテスト(白紙に木を描く心理検査)の結果から、カウンセラーの先生に次のようなことを言われた。

「宵さん、怒らないって言っていましたよね。
それ、怒りが外に出てきていないだけなんです。
宵さんの場合、怒りの棘が全部内側を向いているので、
怒るたびに自分が傷ついているんですよ。」

なるほどなぁと思った。
確かに人に対して声を荒げることはほぼないが、どっと疲れたり気持ちが塞ぎ込むのは決まって「怒る場面」の後だった。

今も怒るのは苦手。
というより仕事上リフレーミング(短所の捉え方、枠組みを変えて、長所とする技法)を常に行なっているため、怒らなければならない場面がほぼない。
しかし「怒りの棘」の存在を知ってからは、少し自分のことを省みるようになった。本当は怒っている、怒っても良いのだと。

なぜこんなことを急に書いたかというと、今日久々に怒りを感じる出来事があったからである。

私はおせっかいの自覚があるが、人の成長機会やアイデンティティを奪うようなおせっかいは焼かない主義だ。しかしたまたまXを見ていた時に、上記のような「よろしくないおせっかい」を見かけてしまったために、沸々と怒りが湧いてきてしまった。

表に出さなければその棘は全部私に刺さるため、ここにこっそり吐き出すことにする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?